吉本坂46 高野祐衣「日本酒を飲んでいる時が一番楽しいし、幸せ」

2021年11月2日 00:19更新

東京ウォーカー(全国版)

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日本酒の資格「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」を取得した、吉本坂46のメンバーでタレントの高野祐衣

自分を信じて飲んで実技試験を突破

元NMB48、現在、吉本坂46のメンバーでタレントの高野祐衣。すでに「唎酒師(ききざけし)」の資格を持っている高野がさらに、2017年に始まった本格的な日本酒の資格である「SAKE DIPLOMA(酒ディプロマ)」も取得したとのことで、早速話を聞いてみた。

――今回、新たに取得した「SAKE DIPLOMA」というのは、どういった資格ですか?
【高野祐衣】もともと、「唎酒師」の資格は持っていたんですけど、「SAKE DIPLOMA」というのは、ソムリエの田崎信也さんが会長をしている日本ソムリエ協会(J.S.A.)が認定している資格で、2017年から始まった比較的新しいものになります。

――「唎酒師」より、もっと深い日本酒の知識が必要になるということでしょうか?
【高野祐衣】そうですね。日本酒に関わる職業をしている人が取りはる資格なので、ただ日本酒が好きでちょっと勉強したら大丈夫というわけじゃなくて、お米やお水といった原料の知識から、日本酒の歴史まで、深掘りしていかなきゃいけない。かなり難易度が高かったので、正直、自分が取れると思っていなかったんですよ。

――勉強も大変だったのでは?
【高野祐衣】本当に大変でした。一次試験は知識レベルを図るもので、2次試験が実技、テイスティングなんですけど、一次試験用の教科書が分厚くて!こんなに勉強するのは学生時代以来だなというくらい、毎晩、勉強していました。

――実際のテイスティングもかなり難しそうですね。
【高野祐衣】「唎酒師」の実技試験は、お題のお酒を飲んで「こういう味のお酒には、こういうシチュエーションで、こんな料理が合うと思う」というレポートみたいな感じだったんですけど、今回の「SAKE DIPLOMA」は、いくつかブラインドで飲んでみて、純米吟醸かそうじゃないか、使っているお米の種類が山田錦か、別のものか、というのをピンポイントで当てなくちゃいけなくて。難しかったですね。

いくつか並んでいるので、端から飲んでいくんですけど、もうそれだけでちょっと酔っぱらってきちゃったりして(笑)。確認のために、もう一度飲んでみたら「あれ?さっきと違うかも」という気にもなってきて。ファーストインプレッションを大事に、自分を信じて「これだ!」と答えていきました。

【写真】日本酒の資格をふたつも持つ、吉本坂46のメンバーでタレントの高野祐衣

どんな味だったか忘れないように日本酒に5段階評価を付けている

――もともとお酒が好きだったんですか?
【高野祐衣】はい! 日本酒にこだわらずに何でも飲むというという感じでした。両親もお酒が好きなので20歳で解禁になった時に「一緒に飲めるようになったね」って乾杯したのを覚えています。多分、そのときは缶チューハイとかだったかな(笑)。最初から美味しいなと思って。でも、ビールは最初、良さがわからなかったんですよ。といっても、それも一瞬で(笑)。すぐに、ビールも美味しいな!と思えるようになったので、お酒なら何でも美味しくいただきます!

――そのなかでも特に日本酒に惹かれた理由は?
【高野祐衣】和食が好きだったので、それに合わせて飲むなら日本酒がいいなと思ったのがきっかけですね。料理に合わせて飲んでいるうちに、日本酒の知識があるならより楽しめるのかなと思って。

日本酒もワインみたいにペアリングというか、料理とあわせて楽しむマリアージュというものが、いま主流になっているんです。「SAKE DIPLOMA」の教科書も後半は、そのテーマになっていて。この料理には純米大吟醸のぬる燗が合う、といった感じで、料理と日本酒をセットで覚える部分もありました。

――「SAKE DIPLOMA」は、幅広い知識が必要なんですね。
【高野祐衣】全く同じ製法で作っても、製造年によって味が変わったりもして、日本酒は本当に奥が深いんです。私も勉強する前はただ単に「美味しいな」と思うだけだったので、知らなかったことばかりでした。

――最近はどんな日本酒をよく飲まれるんですか?
【高野祐衣】最近のイチオシは、山口県だったかな? 女性が作っているお酒で、少し上品な味がするのが気に入っています。私、日本酒ノートを作っているんです。もう3冊目くらいなんですけど、どんな味だったか忘れないように感想や自分のなかで5段階評価を付けています。

――すごい!じゃあ、それを見たら一目瞭然ですね。
【高野祐衣】そうなんです。資格を取ってから日本酒のおすすめを聞かれることも多いので、活用しています。よく「甘口と辛口、どっちが好き?」と聞かれるんですけど、日本酒の勉強をしていると、甘口と辛口という概念じゃないんだけどなって思うこともあって。説明が難しいんですけど、“旨口(うまくち)”や“苦い”といった言葉で表現することが多いんです。

こんなに勉強するのは学生時代以来だなというくらい、毎晩、日本酒の勉強していました

私が美味しさや楽しさを発信することで、身近に感じてもらえるようになればいい

――ちなみに高野さんの好きな日本酒はどんなテイストなんですか?
【高野祐衣】私が好きなのは、ジューシーな旨味があって、フルーティーな旨口タイプが好きです。そういったタイプは料理に合わせるというよりは単体の方が美味しいので、冷やしてグラスに入れて飲んでいます。

――基本的には自宅で飲むことが多いんですか?
【高野祐衣】以前は行きつけのお店で、お米の違いなどをレクチャーしていただきながら、好みのお酒を出してもらっていましたけど、今はコロナ禍ということもあり、自分で酒のアテになるおつまみを作って飲むことが多いですね。

最近はナマコ酢を作りました。お酒が飲める年齢になる前から、塩辛とか味の濃いものが大好きで。今も、ちゃんと料理はしますけど、“手軽に日本酒を”がテーマなので基本的におつまみ系を作ることが多いです。飲みたい日本酒がこういう味だから、こんな味のおつまみがいいなと、日本酒先行で何を作るのか考えます。

和食が好きだったので、それに合わせて飲むなら日本酒がいいなと思ったのがきっかけです

――資格を取ったことで、より日本酒を飲むことが楽しくなったという感じですね。
【高野祐衣】もう毎日、日本酒を飲んでいる時が一番楽しいし、幸せです。でも、日本酒ってまだおじさまのイメージというか、若い人や同世代の女性には遠い存在だったりするのかなとも思うので、私が美味しさや楽しさを発信することで、身近に感じてもらえるようになればいいなと。

おしゃれなデザインのラベルや、ピンク色のボトルとか、見た目がかわいい日本酒も増えているんです。「これって日本酒!?」と思うような、それこそ映える日本酒って感じで。私はよく「キュンとする味」って表現するんですけど、ちょっと酸味があって口当たりのいい甘酸っぱいものもあるので、女性にも気軽に楽しんでほしいなと思っています。

料理とあわせて楽しむマリアージュというものが、いま主流になっているんです

――では、最後にメッセージをお願いします。
【高野祐衣】ただ日本酒が好きという気持ちだけじゃダメだな、知識も兼ね備えたいなと思って、「SAKE DIPLOMA」に挑戦して、無事に取得することができました。日本酒を作る時って、酵母を使うんですけど最近はイチゴの花やバナナなど、ちょっと変わった酵母を使った日本酒があったりもして。日本酒の美味しさや楽しさはもちろんですけど、皆さんが知らない日本酒のことをもっと広めていければなと思います。

日本酒が好きっていうと、「お酒強いね」って言われることも多いんですけど、いい日本酒を正しく飲めば大丈夫なんです。二日酔いにもならないし、悪酔いもしない。むしろ、自然の素材で作られているからお肌にもいいし、料理も何割増しで美味しくなるし、いいことづくめなんです。だから、もっと日本酒を楽しんでみてください。個人的には、さらに知識を深めつつ、今後は日本酒造りにも挑戦したいなと思っています。

撮影・取材・文=野木原晃一

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