A.B.C‐Z戸塚祥太の主演作『未来記の番人』が大阪で開幕!「貴重な経験をグループに持ち帰りたい」

2021年3月29日 12:00更新

関西ウォーカー

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演劇ライター・はーこが不定期で配信するWEB連載「はーこのSTAGEプラス」Vol.89をお届け!

来年デビュー10周年を迎えるA.B.C‐Zの戸塚祥太、大阪松竹座で5年ぶり2度目の主演舞台『未来記の番人』が2021年4月3日(土)より開幕する。3月12日に東京でスタート、愛知・福岡公演を経て、ツアーラストの大阪へ。作品は、「緒方洪庵・浪華の事件帳」シリーズなどで知られる築山桂の書下ろし時代小説を、今回初めて舞台化。聖徳太子が残した“予言の書”を巡る戦いを、史実を織り交ぜながらダイナミックに描く。千里眼を持つ忍者を演じる戸塚の主演とあり、ダンスカンタービレが用意され、刀を使った本格的な殺陣にも初挑戦する。殺陣の稽古が始まったばかりの頃に来阪し、会見で意気込みを語った。

A.B.C‐Zの戸塚祥太が主演する舞台『未来記の番人』が、大阪松竹座にて開幕(C)松竹


あらすじ

時は寛永19年(1642年)、三代将軍・徳川家光の時代。将軍に仕える時の権力者・天海大僧正(笠原章)は、聖徳太子の予言の書「太子未来記」を手に入れようと、忍者“日光の里の衆”に命を下す。その衆の一人、千里眼の異能を持つ忍者・千里丸(戸塚祥太)は、上忍・士郎左(松田悟志)と共に大阪四天王寺へ。未来記を守る僧侶・道啓(勝野洋)や豪商・泉屋理兵衛(曽我廼家寛太郎)、自分と同じ異能者・紅羽(くれは・惣田紗莉渚)やその兄・巽(冨岡健翔)との出会いに、千里丸の心は揺れ動く。果たして「太子未来記」は誰の手に…!?

千里丸の役作りについて

「千里丸には両親がおらず、天海様に拾われてからは“里の衆”として異能の力をいかすことが彼のすべてでした。幼い頃からそのように叩き込まれているので、多分、疑問を抱く余地もなかったでしょう。とにかく天海様からの命令に動き、そこに対する意気込みが尋常ではない人間に作りたいです。ただ、紅羽との出会いがあり、『自分の意志もなく、命令通りに動いているのは操り人形だ』と言われてショックを受けたことが、千里丸の人生を大きく変える。幼い頃から2人で鍛錬を積み切磋琢磨して来た士郎左との別れがあり、そして自分を変えてくれる紅羽という新しい存在に出会えた。そこをうまく表現したいです。紅羽との出会いによって、千里丸に命が吹き込まれたとの見方もできるので、2人の関係性はしっかり描きたいなと思います」

作品の印象

「聖徳太子ほど、いろいろな伝説やエピソードが残っている偉人って、いないんじゃないかな。SF具合と現実味が、いいバランスで交錯していると思います。でも、実際に予言書があって未来が描かれていたとしても、今日を生きるのも明日を生きるのも、自分の生き方を選ぶのは自分自身。そういった意味では、今も1人1人が試されている時代かなと。自分が何者なのか、どこから来てどこにたどり着くのかをより一層考えていく時代になっていると思います」

初めての殺陣

「殺陣の稽古を2日ほどやらせていただいたんですけど、全然自分の中で手が出てこなくて。これにはちょっと驚きました。ダンスとは動きが違いましたね。踊りを覚えるのは早い方だと思いますが、殺陣は覚えるのが遅かった。それと、自分が今まで使ってこなかった体の使い方をしているので、すぐに筋肉への反応が出ました。この動きはここの筋肉に効くのか、みたいなことがわかってきて、これをもう少し重ねれば、長期間の舞台を乗り越える肉体になるのかなと思います。

笠原(章)さんの教えのもと、みんなで頑張っていますが、稽古期間中に何か一つでも盗みたいです。新国劇の舞台に立たれてきた百戦錬磨の方で、舞台にいた時間がしみ込んでいて、ひと太刀振るだけで説得力が違う。そこに立っているだけでカッコイイ。それを肌で体験できる稽古期間は、とても貴重な時間です」

千里眼を持つ忍者「千里丸」を演じる(C)松竹


ダンスへの準備

「ダンスカンタービレに関しては、とにかく体が動くようにスタンバイをしています。舞台が始まる前は走ったり、室内で基礎トレーニングのようなことをやったり、体幹に少し刺激を与えたりしています。やっぱり、どこまで行っても基礎体力が大切ですね」

大阪のこと

「大阪松竹座はジャニーズJr.の頃に何度もお世話になっている劇場で、よく関西ジャニーズJr.の公演を観に行っています。大阪松竹座で稽古をしたこともあり、自分にとっても思い出の地です。でも、関西のお客さんはアドリブや笑いに厳しいイメージがあります。所作や見せ方も、すごく細かいところまで観てくださる印象があるので、そのお眼鏡に叶うような身のこなしを身につけていきたいです。大阪は大好きですが緊張しますし、気が引き締まるものがありますね」

もし“予言の書”があれば?

「見たくないけど、近くにあったらページを開いてしまう気がします。だから、そういった類のものはできれば近くに寄せ付けたくないです。見れば、違う未来を選択してしまった自分がいけないのかと、考えてしまいそうなので。でももし、この年齢で死ぬよ、みたいなことが書いてあったら逆にうれしいかも。『よし!あとこの期間、燃え尽きることができる!』って思うかもしれないですね」

もし千里眼の能力があれば?

「例えば好きなアーティストのライブで一番後方だったとしても、最前列のピントで見れるとか楽しそうです(笑)。できるだけ大きなライブ会場で、千里眼を使ってみたいです。現実的ですね(笑)」

ソロ活動に望むこと

「今、素敵なキャストの方々やスタッフさんに囲まれています。『コロナ禍でもエンターテインメントの灯を絶やさない』という前向きな心意気の人たちの影響で、自分も人間に磨きをかけて少しでも成長したいです。そしてグループで集まった時に、何か化学反応を起こしたいなと。来年のA.B.C‐Zの10周年に向けて、グループを盛り上げようという企画『Zプロジェクト』を発足しました。自分たちで作る時には、今回の座組で得たことを提案したりして、具体的に力になれればと思います」

今後やってみたい役

「舞台でピアノを弾く、ピアニストの役をやってみたいです。きっと、やったことがないことに挑戦したがりなんでしょうね」

取材・文=高橋晴代

※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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