陶芸作家によるタイルの表現に注目、岐阜県多治見市で「タイル考~陶芸の視座より」開催

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

岐阜県多治見市の多治見市モザイクタイルミュージアムで企画展「タイル考~陶芸の視座より」が6月27日(日)まで開催中。観覧料は一般310円、高校生以下無料。

川口淳写真は主催者提供


「『タイル』は是迄一定の呼称なく化粧煉瓦、貼付煉瓦、装飾煉瓦、貼瓦、敷瓦等種々なる名称を用ひたるも今後は総て統一的に『タイル』なる名称をもって取引する事」。これは1922年(大正11年)に東京で開かれた全国タイル業者大会において、全会一致で可決された提案だ。以降、日本で「タイル」といえば、建築物の表面を覆う、焼き物でできた比較的薄い建材全般を示すようになった。

同時期、京都の陶磁器試験所では、タイルをはじめとする陶製の建築装飾の研究が積極的に進められ、大正後期から昭和初期にかけては全国的にタイルが注目され、定義やその在り方が研究されていた。戦後には岡本太郎をはじめとするアーティストがモザイクタイルを表現に取り入れたこともあったが、工業製品のように量産される建材の一種というイメージが固定化されていった。

【写真】伊藤慶二写真は主催者提供


本展では、コロナ禍の閉塞感からの脱却を願って、第一線で活躍する陶芸作家に新作の出品を依頼し、それに応じた人気若手作家から熟練作家までの作品を展示。焼き物の技術による表現を生業とする作家が、大量生産される製品の「タイル」にどのような可能性を見出すのかに注目だ。

新型コロナウイルス感染拡大予防対策

【屋内・屋外区分】
屋内
【スタッフ対策】
手洗い・うがい・手指消毒/マスク着用/定期検温・体調管理の徹底/距離を意識した接客
【施設・会場内の対策】
窓口等に飛沫防止シート設置/定期的な換気/共有部分の定期的な消毒/消毒液設置
【来館者へのお願い】
三密回避/体調不良時・濃厚接触者の来館自粛/咳エチケット/入館時の手指消毒・検温/マスク着用/混雑時の入館制限
【その他】
土日祝日は入館予約制

※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

※記事内の価格はすべて税込み表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。

この記事の画像一覧(全11枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る