「笑いの都」を築く「わろてんか」ヒロインは葵わかな
関西ウォーカー
3月9日(木)、NHK平成29年度後期連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインがNHK大阪放送局で発表された。主役の藤岡てんを演じるのは葵わかな。1198年6月30日生まれの18歳で、4日前に高校を卒業したばかりのフレッシュな女優だ。NHKでは2016年に広島発地域ドラマ「舞え!KAGURA姫」で主演。また、ドラマ「表参道高校合唱部!」では現在放送中の連続テレビ小説「べっぴんさん」のヒロイン・芳根京子と共演している。
今回は候補者2378人の中からオーディションで選ばれた。実はヒロインのオーディションを受けるのはこれが3度目。まさに「3度目の正直」で主役の座を射止めたことになる。後藤高久制作統括は「『この人しかいないと思った』、これ以上に的確な言葉がないという人。最終オーディションのカメラテストでも、ちゃんと台本と向き合い、きっちりと考えて表現力を備えている。オーディションではだれがなってもおかしくなかったが、彼女はその先の伸びしろが大きいと感じさせられた。かわいい女の子から豪放磊落な女傑まで演じられたら」と期待をかける。
前日にヒロインに抜擢されたことを聞いた葵は「まだ受け止められてない。でも、たくさん写真を撮られて、夢じゃないとわかってきた。キャラクターと一緒に成長していくヒロインを目指そうと思います。てんちゃんと一緒に成長していけたら。みなさん見守ってください」と、決意を語った。
「わろてんか」は明治後期から昭和にかけての京都、大阪を舞台にした物語。実在の人物群をモチーフにはしているが、一人の女性の一代記として大胆に再考し、フィクションとして放送される。
京都の老舗の薬種問屋に生まれた藤岡てんは笑い上戸の朗らかなお嬢様。しかし、行儀に厳しい父から「人前で笑ってはいけない」と教わり育てられた。そんな彼女が大阪船場の米穀商の跡取り息子・北村藤吉に出会って恋に落ち、駆け落ち同然に結婚。だが、藤吉の芸事好きが高じ、店をつぶしてしまう。しかし、てんは持ち前の明るさで藤吉の好きな笑いを商売にしようと考え、夫婦二人三脚で「笑いの都」を作り上げていく。
「わろてんか」のクランクインは5月中旬予定。葵はそれまでに、関西弁や和服での所作などの特訓を受けるそう。後藤CPはドラマのテーマの「人間生きている限り笑いが大切」にからめ「まずはコケる練習からはじめて、ツッコミ、クランクアップ時には漫才ができるぐらいになっていれば」とヒロインへの要求を語る。もちろん冗談だが、もしかしたら史上初の「ボケもツッコミもできるヒロイン」が誕生するかもしれない。
平成29年度後期連続テレビ小説「わろてんか」は10月2日(月)~2018年3月31日(土)の全151回放送予定。老舗のお嬢様・てんが、笑いの都を築き、豪放磊落な女傑に成長する姿やしゃべくり漫才のパイオニアや破天荒な落語家といったおもろい面々の登場など見どころ満載のドラマだ。
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