1日4円で飲み放題!? オフィスで使える“ポット型浄水器”が人気
東京ウォーカー(全国版)
お茶などを水筒に入れて持ち歩く“水筒男子”という言葉が広まって久しいが、最近は水道水を賢く利用することで飲み物代をより節約しようとする“水道男子”が多いという。そんな彼らに人気なのが、デスクで使える小型の“ポット型浄水器”だ。
心斎橋ロフトでは1日10台売れる日もあるという“ポット型浄水器”だが、中でも今年の3月に発売した「BWT パーフェクトウォーター」は、予測の126%の販売実績を誇っているという。
“ポット型浄水器”とは、電源不要でデスクに置けるコンパクトな浄水器のこと。長引く不況の影響で、オフィスでの飲み物代を節約したいが、水道水をそのまま飲むのは抵抗があるというニーズから生まれたという。「BWT水道水研究委員会」のアンケート(※)によると、すでに独身ビジネスマンの約5%が“ポット型浄水器”を愛用しているというから驚きだ。
「ポット型浄水器を使うことで、毎日2回コンビニで飲み物を買っていたお金が浮いています」とは、メーカー勤務の26歳・男性。「やってみて分かったのですが、その節約額は予想以上に大きいですね(笑)」と、不況下での給料カットの生活経済危機を“水道水”で乗り切るという。
また、「普段はそのまま飲んでいますが、味が欲しいときにはろ過された水の中に麦茶や緑茶のパックを入れています。会議のときはタンブラーに移して持ち歩くので、ペットボトルのゴミがぐんと減りましたね」と笑顔で話すのは、IT企業に勤める32歳・男性。節約だけでなく、肩肘張らない“エコ”にも効果があるようだ。
ところで気になるのは「一体どれだけ得か?」というところだが、本体が4500円前後、4個入りカートリッジ4000円前後(ともに編集部調べ ※11月現在)のポット型浄水器「BWT パーフェクトウォーター スリム 2.7L」を例に調べてみると、カートリッジは約2.5か月使えて1日1リットル飲むとすると、2か月目からは浄水コストは1日約4円、1か月では約120円(!)と驚きの値段に。う〜ん、500mlのペットボトルを1日2本買うことを考えれば、たしかに歴然の差だ。
基本的には夏の商材にも関わらず、今年はレジ横などに置いてお客さんの目の届きやすいようにしているという心斎橋ロフトでも、「背景にはやはりエコブームや節約志向があると思います。ペットボトルのミネラルウォーターに代わるものとして関心が高く、男性も熱心に見ていかれますね」と、この人気ぶりを分析している。
長引く不況の影響で日常のムダ使いをできるだけ省きたいというニーズを受け、これからは“水道男子”の時代がやって来るのかも知れない。 【東京ウォーカー】
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