【本誌連載の拡大版】フロンターレ谷口博之インタビュー(1) 

横浜ウォーカー

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Jリーグはいよいよ大詰め、残る試合は6つとなった(10/14現在)。ことしのJリーグは首位から勝ち点6差に7チームがひしめきあう大混戦! 3位につけるのが、チーム初のリーグ制覇を目指す川崎フロンターレだ。その中心的選手になったMF谷口博之選手にインタビューを決行!

8月に行われた北京オリンピックでは辛酸をなめ、一回りもふた回りも大きくたくましくなった谷口博之選手が、北京のこと、リーグのこと、意外な(?)リラックス方法、さらにさらに、出身の横須賀へのジモト愛まで語りつくします!

――早いもので、北京五輪から2か月が経ちました。3連敗での1次リーグ敗退を、改めてどう受け止めていますか。

「悔しい、のひと言に尽きますね。その悔しさを、日本に帰って来てからのJリーグや練習でぶつけることができています。3連敗してよかったわけではないですが、中途半端な成績で決勝トーナメントに進むよりは……中途半端な結果じゃなくてよかったと思っています。気持ちを切り替えていくしかないですからね」

――究極のプラス思考ですね。

「すぐ忘れちゃうタイプなんですよ。落ち込んでいるとは思うんですけど、頭が悪いので忘れちゃう(笑)。サッカーの場合は現役でプレーできる期間が限られているから、落ち込んでいたら時間がもったいないですからね。五輪の悔しさもすぐはね返すというか、北京から帰ってきて息をつく間もなくJリーグの試合だったじゃないですか」

――北京から帰国したのが8月14日。その3日後のジュビロ磐田戦に先発出場して、ゴールも決めています。

「五輪に出たからと言って休んでいる暇もない…休めるような結果も出していないし、ホント、何もしていないんで。名誉挽回、まだまだです」

――個人としては北京五輪をどう総括していますか。3試合すべてで、川崎フロンターレでのボランチとは異なるトップ下として先発しました。

「僕の場合はJリーグでも何点か取っているからトップ下で使ってもらった、と思っているので、世界の舞台で点を取れなかったことは反町監督にもチームにも迷惑をかけてしまいました……僕はいいパスを出したり、攻撃の中心になるような選手ではないですし、だからこそ僕の仕事は決定的な場面で点を取ることだと思っていたので、その意味では全然ダメでしたね。何もできませんでした」

――それでも、谷口さんの武器であるフィジカルの強さは通用していたと思います。

「僕は上手い選手ではないので、フィジカル勝負の場面などでは少しは対抗することができたんですけど。これは言い訳ではないんですけど、思ったよりもすごくピッチの状態が悪くて……」

――第2戦で1対2で負けたナイジェリアが最終的に銀メダルを獲得しました。ナイジェリアを物差しにすれば、現時点での世界との差がわかるのでは。

「確かにナイジェリアは強かったですけど、日本としてもいいゲームができていたと思います。あのナイジェリアが決勝まで行けるんだな、と思う一方で、そのちょっとの差が大きいとも思う。技術とかそんな小さなことじゃなくて、もっと勝負に対する執念が強いのかな、と。でも、この悔しさはJリーグでは返すことはできませんからね。まったく通じなかったわけではないので、またチャレンジしたい、世界の舞台で戦ってみたいという気持ちが逆に沸いてきました。何だか暗い話ばかりですみません(笑)」

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