海洋堂・宮脇館長のホビー人生の集大成!「海洋堂ホビーランド」の見どころに迫る

関西ウォーカー

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2021年6月26日、フィギュア制作メーカーとして知られる「株式会社 海洋堂」が、本社を構える大阪・門真市に新施設「海洋堂ホビーランド」をオープン。93歳を迎えた同社創業者の宮脇修さん(愛称:館長)が創業当時から抱いていた「いつかホビーランドをつくるぞ!」という夢がついに実現した。オープン前日に実施されたプレオープン式典・内覧会に参加したので、その全貌をレポートする。

「友情の森」には、クリス・ウェイラス氏から親友の証として贈られた巨大なティラノサウルスとトリケラトプスのレプリカヘッドが鎮座

入口では代表作の一つ「大魔神」が仁王立ち。「海洋堂」のフィギュアや造形物に加え、ここでしか見られないコレクションなど展示総数1万点以上!


度肝を抜くコレクションの数々

同施設は、京阪本線・大阪モノレール門真市駅の駅前にある「イズミヤ門真店」の3階に誕生。約600坪の敷地をテーマに沿って14エリアにわけ、今年で創業57年を迎える同社の誕生から現在までのヒストリーを楽しめるフィギュアや造形物1万点以上が展示されている。

注目すべき点は、「海洋堂」が手掛けた作品だけではなく、館長とその息子である宮脇修一さん(愛称:センム)のコレクションが見られること。「プラモの山」に展示される約50年前に館長が制作した帆船模型や、「友情の森」に鎮座する巨大なティラノサウルスとトリケラトプスのレプリカヘッド、「センムのミニタリーコレクション」に並ぶ第二次世界大戦の軍装品やミニタリープラ模型など、ここでしかお目にかかれない貴重なお宝が盛りだくさん!

館長が「アートプラ(プラモデルのアート化)」思想を提唱するきっかけとなった、自作の帆船模型

長年「海洋堂」の本社の屋上に飾られていた恐竜ヘッドが降臨

ドイツ軍の機関砲。戦闘爆撃機の迎撃や支援射撃で威力を発揮した


なかでも、「館長の部屋」には、樹齢1100年の木の根っこやタラバガニの剥製、陶製のシーラカンスなど奇想天外なコレクションが所狭しと展示され、「館長の脳内世界が爆発したようなテーマパークになった」というセンムの言葉を体現したような空間が広がってる。

館長がものづくりにこだわり、60年の歳月をかけて集めたお宝を公開

運がよければ、館長からお宝の解説が聞けることも

クリス・ウェイラス氏からプレゼントされた「グレムリン」にも注目を

生命感あふれる木の根っこがあちらこちらに


プレオープン式典で登壇し、「私たちのコレクションを見せることで、子どもたちを驚かせ、好奇心や創造力を触発したい」と挨拶した館長。デジタルではない”実物“の造形物を間近に眺めてその迫力を肌で感じれば、大人も心が揺さぶられそうだ。

映画「海底2万マイル」に登場するネモ船長の衣装を身に着けて登壇した宮脇館長


江戸時代の文化を伝える”美似=ミニチュア“も必見

少し異質な雰囲気を放っているのが、俳優の故・泉田洋志(本名・今清水英一)氏が50年の歳月をかけて収集した和船や神輿、刀剣といった伝統品のミニチュアを展示する「美似(ミニ)コレクション」エリア。和船は船大工、神輿は宮大工、刀剣は刀師という具合に、実物を作っていた職人によって綿密に製作されたミニチュアが並び、江戸時代の伝統的な生活文化がギュッと濃縮されたような密度の濃さ。

宮大工が細部まで美しく再現した神輿のミニチュア


木や土で作られたものが多いため、一見すると”フィギュアの海洋堂“とイメージが違うが、「日本人のDNAに受け継がれてきた、ものづくりへのこだわりを後世に伝えたい」との思いで展示しているそう。確かに、”ほかに類を見ない匠の技”という点で、同社の作品と相通じるものがあると感じた。

精巧な”未似=ミニチュア”に目が奪われる

かつらのミニチュアには人毛が使われ、実物さながら!


「海洋堂」の造形作品が一堂に

「THE KAIYODO」では、さまざまなフィギュアや立体作品を世に送り出している「海洋堂」の作品が造形師や塗装師と共に紹介され、いかにも「海洋堂」らしい作品に見入ることができる。

「THE KAIYODO」全景

造形集団「海洋堂」が手掛けた高クオリティの作品が並ぶ

造形師や塗装師ごとに作品が展示されている


一角では、フィギュアの素材や原型、塗装見本などを展示して“フィギュアが出来るまで”を紹介。ほかでは見られてない貴重な展示なので、お見逃しなく。また、ガラス越しに造形師や塗装師の実演が見られ(不定時)、ファンならずとも楽しみが尽きない。

造形師や塗装師の実演が見られることも(不定時)


「遊びという原始感覚の中から、子どもの真の喜びや夢を引き出したい」という思いで設けられているのが「だ・びんち工房」。土日祝の10:30~、13:30~、15:30~に開催されるワークショップ (1100円) でフィギュアの塗装などに挑戦できる。対象年齢は小学3年生以上で、大人も可能。各回先着10人なので、参加したい人は時間より早めに来館しよう。

フィギュア塗装教室では、恐竜かネコバッジが選べる


直営ショップには「海洋堂ホビーランド」限定品も!

直営ショップ「海洋堂ホビーロビー門真」では、未塗装組み立て品のデジタルガレージキット(1980円~)や、1/144スケール 太陽の塔 塗装済完成品(15257円)、1/5スケール ウルトラマンエース 塗装済完成品(32780円)など ファン垂涎ものの海洋堂商品を多数販売。

未塗装組み立て品のデジタルガレージキット


イチオシは、門真市にあるスティックカステラ製造メーカー「株式会社リマ」とコラボした「館長の木刀バナナカステラ」や、海洋堂歴代ロゴマークを模した「オリジナルピンズ」などの限定品。おみやげや来館の記念にぜひ入手しよう。

海洋堂ホビーランド限定品「館長の木刀バナナカステラ」1箱4個入り540 円

海洋堂ホビーランド限定品「オリジナルピンズ(海洋堂歴代ロゴマークVer.)」1セット4個入り2750円

海洋堂ホビーランド限定品「海洋堂てぬぐい(白)(青)」各色1枚2200円

海洋堂ホビーランド限定品「オリジナル缶バッジ」1個200円。全24種※ガチャガチャでの販売


公民連携子どもの居場所「子どもLOBBY」と連携

「海洋堂ホビーランド」は、隣接するスペースに同日オープンした、公・民が協力する子ども支援の場「子どもLOBBY」と連携。子どもたちの日常に寄り添う居場所になることを目的とし、子どもと保護者、子どもに関わる人たちに向けた取り組みを行う同施設において、今後「キャリア教育イベント」としてワークショップの実施を予定している。

「子どもLOBBY」入口近くには、巨大な恐竜ヘッドが展示されている

15~17時に「子どもの居場所」として子どもたちに開放される「子どもLOBBY」


プレオープン式典で「子どもたちを驚かせ、好奇心や創造力を触発したい」と話した通り、常に子どもを喜ばせることを考えてきた館長だからこそ、この連携が成しえたように感じた。「イズミヤ門真店」の3階エスカレーター付近から「子どもLOBBY」を結ぶフリースペースには「海洋堂」の比較的新しい作品を展示している。フィギュアや食玩を眺め、ウキウキと心を弾ませる子どもの姿が目に浮かぶようだ。

式典にはNMB48の梅山恋和さんがゲスト参加

プレオープン式典では、門真市市長の宮本一考(かずたか)さんも登壇。「コロナが収まれば海外からも多くの来館者が訪れ、門真市の宝といえる施設になるだろう。子どもたちが夢を持てる造形の拠点になってほしい」と話した。また、文化人として吉本興業に所属するセンムとYouTubeチャンネル「センムと遊ぼう」で共演するNMB48の梅山恋和(ここな)さんもゲストとして参加。キュートな笑顔でオープンを祝った。さらに、全国ちんどんコンクールで何度も優勝しているちんどん屋集団「ちんどん通信社」が音頭と曲芸で会場に華を添え、賑やかな雰囲気に包まれた。

オープンを祝う法螺貝の演奏のあと、テープカットが行われた

梅山恋和さんも出演するYouTubeチャンネル「センムと遊ぼう」も要チェック


入場チケットは受付で販売される当日券のほか、ローソンチケットで日時指定の前売券も販売。混雑時は入場者数が制限され、入場者数が上限に達した場合は当日券が販売されないため、前売券の購入がベスト。いち早く遊びに行って、ワクワクとした楽しい気持ちに浸ってはいかがだろうか。

大阪モノレール、京阪電車門真市駅から近い好立地


取材・文=吉田英子

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