コメダ珈琲店が明かす「デカすぎる理由」とは?肉だくだくの「コメ牛」や衝撃サイズのかき氷を実食

2021年8月25日 10:47更新

東京ウォーカー(全国版)

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“くつろぎ”をコンセプトに、広々とした店内とさまざまなサービスで人気を集めている愛知県発祥の喫茶店「コメダ珈琲店」。デニッシュパンの上にたっぷりのソフトクリームをのせたスイーツ「シロノワール」が代表的だが、コメダ珈琲店といえば“フードがとにかく大きい”ことでも有名だ。

SNSで「デカ盛りすぎ」や「写真とちがっていい意味で詐欺」など、メニューの大きさで盛り上がることもしばしば。では、「なぜ大きいのか」を考えたことはあるだろうか。気になってしかたがなくなった筆者が、コメダ珈琲店を運営する株式会社コメダに直撃!

コメダ珈琲店といえば、この豆菓子!たっぷりサイズのコーヒーもうれしい


百聞は一見に如かず!まずはその大きさを体験

株式会社コメダにインタビューを行う前に、本当にコメダのメニューは驚くほど大きいのかをこの目で確かめようと、編集担当・三浦と一緒に実際に店舗を訪れた。(7月17日撮影)

実は筆者はコメダ珈琲店に行ってもいつもコーヒーを注文していたため、その「大きさ」を目の当たりにしたことがない。三浦はよく訪れるというが、「ハンバーガーやサンドイッチは注文したことがない。大きいらしいから、ビビッてしまって…」とのこと。

「まあ2人で行けば大丈夫だろう」と言いながら席に座り、メニューを見ながら何を頼むか頭を悩ませる。「せっかくなら1番大きそうなものにしよう!」という三浦の一声で、エビカツパンを注文。

待つこと数分。運ばれてきたのは、人の顔以上もある大きなサンドイッチ。2人して「えっ」と思わず声をあげてしまったこのメニュー、到底1人では食べきれそうもない。見ただけで満腹中枢が一気に刺激されてしまった。

「エビカツパン」880~950円。手と比較しても分かるとおり、両手で持ち上げなければ食べられないサイズの大きさ

断面もスマートフォンを上回る厚さ…!


ひと口かじると、プリプリのエビがパンからこぼれ落ちそうになる。見た目だけでなく中身も具沢山で、うれしい悲鳴をあげそうだ。2人で分けるために4等分に切ってもらって大正解だった。

エビカツパンを一生懸命ほおばる。顎が外れそうになるくらい大きい


そして次に運ばれてきたのは「自慢のドミグラスバーガー」。大きなバンズに挟まれるのはこれまた大きなハンバーグ。たっぷりのドミグラスソースがパンからこぼれ落ちそうで、なんともおいしそうな香りがする。

「自慢のドミグラスバーガー」620~660円。「ベレー帽やん」と三浦


こちらも4等分にしてもらったのだが、一切れを持ってもボリューム感がすごい。ズシッとくる重さのバーガーを食べると、大きいながらも味はとっても美味。老若男女、誰でも楽しめる、スタンダードかつ優しい味わいだった。

バンズに挟まれた肉厚なハンバーグ。肉汁あふれてとってもジューシー


「1人鍋やん!」立派すぎるかき氷に驚愕

「ヤバい、食べきれないかもしれない!」と途中心配になりつつも、あまりのおいしさに2品をぺろりと平らげることに成功。

最後は食後のデザートといこうと注文したのが、これまた「大きい」と話題のかき氷。夏限定のメニューで、2021年のかき氷は前年の「宇治抹茶」「いちご」「白桃」のほかに「ラ・フランス」「ぶどう」の2つの味を加えた計5種類。筆者は「どうせなら最後までこってりいこう」と宇治抹茶を希望したが、「梨が好きやねん!」という三浦の意見を尊重し、さっぱりしていそうな「ラ・フランス氷」を注文。

しばらく待っていると、運ばれてきたのはまるで氷山のようなかき氷。「もはや1人鍋やん」と、その大きさにビビる三浦。テーブルに置かれると、隣でコーヒーを飲んでいたカップルが私たちの頼んだかき氷を見て「でか!なにあれ!」と言い、私たちもその大きさについ笑いが込み上げてきてしまった。

「ラ・フランス氷」通常サイズ650円~、ミニサイズ540円~。どんぶりサイズの器に盛られたボリューミーなかき氷!※かき氷は9月下旬まで提供予定


「全部食べるとお腹を壊してしまうのでは…」と思いながらかき氷を口に運んでみると、ふわふわの氷の中からラ・フランスの果汁と果肉が溶け出して、ほどよい甘みとスッキリ感が口の中に広がる。最初の衝撃はどこへやら、2人して満面の笑みでかき氷を食べていた。

冷たい金属製の器で、氷が長持ち


今回、朝から何も食べずお腹を空かして撮影に臨んだのだが、頼んだメニューだけで「もう夜ごはんはいらない」と思うほどにお腹いっぱいになってしまった。コメダ珈琲店のメニューは噂どおり、いや、噂以上の大きさだった。恐るべし。

ついに判明!フードが大きいワケ

コメダ珈琲店のフードの大きさに驚かされた筆者は、後日、株式会社コメダ広報担当の中島絵里子さんに「コメダのフードはなぜ大きいのか?」と率直な疑問をぶつけてみた。

「コメダ珈琲店のメニューが大きい理由は、『いろんな層の方に食べてもらえる』ための工夫の結果です。来店されるのはお子さまからご年配までと幅広いので、できる限り皆様に楽しんでいただけるフードメニュー開発を心掛けています。お1人様でお腹いっぱい召し上がっていただく、グループでシェアして楽しんでいただくなど、『いろんなシチュエーションにお応えしたい』という思いからです」と中島さん。

「みんなが喜ぶから大きい」という、シンプルかつ納得のいく回答だった。そういえば三浦も、「最初はびっくりしたけど、あんなに大きいのがドカッと出てきたら普通にうれしいし、テンション上がりますよね。『いっぱい食べ!』って言ってもらっているみたいで」と話していた。

創業当時からコメダ珈琲店は、自宅のリビングでくつろいでもらうような感覚で、誰とでもどんなシチュエーションでもゆっくり過ごせる空間を目指している。フードは大きく、1人でお腹いっぱい食べてもよし、みんなで分け合いながら食べるもよし、と食べ方はお客さん次第。どんな時でも気軽に訪れて、好きなように食べることができるのが魅力なのである。並々ならぬサービス精神から、今のサイズに行きついたと言えるだろう。

さすがのボリューム!“肉だくだく”の「コメ牛」

そんなコメダ珈琲店の現在の人気のメニューは「コメ牛」だ。たっぷりの牛カルビ肉と千切りキャベツをバンズに挟んだハンバーガーで、牛カルビは食べ応えがありながらも、子供からお年寄りまで食べやすい大きさにカットされている。

「コメ牛 肉だくだく」1280円~。バンズにたっぷりの牛肉が挟まれている


「『コメ牛』は、2020年9月から2021年2月の季節限定の商品だったのですが、好評だったこともありまた季節限定で復活しました。発売当初は販売が始まってわずか1週間で6万食を達成するほどの人気で、なかには販売開始4日で完売してしまう店もありました。結果的に50万食を達成した大人気商品となりました」と、中島さんはコメ牛の人気ぶりを語る。

また、コメ牛の肉の量は「並110グラム、肉だく220グラム、肉だくだく330グラム」の3つから選べる。肉だくだくを選択すると、本当にあふれんばかりの肉が入って出てくるので、食べ盛りの人や肉が大好きな人はぜひ食べてみてほしい。コメ牛は季節限定商品のため、提供は9月下旬までを予定。店舗によって販売状況が異なるのでご注意を。

330グラムの牛肉が挟まったハンバーガーは、到底かぶりつくことができない大きさ。フォークで分けながら食べるのがおすすめ


目指すは「どこか懐かしい味」

“くつろぎ”を提供するコメダ珈琲店のフードは幅広い層に向けて、辛すぎず、甘すぎず、誰もが楽しめる味を目指しているという。中島さんは「コメダ珈琲店は“コーヒー店”ですので、コーヒーに合うかどうかということを基準の1つにメニューの開発をしています」と話す。

「コーヒーの香りを邪魔してしまうような、香りの強いメニューはご用意していませんでした。しかしカレーソースを使用したバーガーメニュー『カツカリーパン』は、『香りは立たないが、カレーのスパイスや風味をしっかりと味わえるソースができないか』と、新宿中村屋さまと共同開発いたしました。このように味だけでなく香りまでもこだわって商品開発を続けています」

コメダ珈琲店のフードが目指すのは、“どこか懐かしい味”だそう。「ホッとできる味を提供したい」という思いを胸に、モーニングやサンドイッチで使用している卵ペーストは店頭で作るなど、空間だけでなくメニューも“くつろぎ”を第一に考えて作られている。

「とにかく大勢の人に喜んでもらいたいから」。それがコメダ珈琲店流のおもてなしなのだと、肉だくだくの「コメ牛」を必死にほおばりながら感じた。

取材・文=福井求

※フードは一部テイクアウト可。詳細は直接店舗へお問い合わせください。
※店舗により価格が異なる場合があります。
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