【漫画】冷静な柴犬×とぼけた飼い主のやりとりがクセになる!1人と1匹の散歩を描く漫画が好評
関西ウォーカー
どこかずれた飼い主の発言に、柴犬のポン太が心の中で淡々とツッコむ散歩を描いた漫画「今日のさんぽんた」。単行本の第1・2巻は重版がかかり、2021年9月10日(金)には3巻が発売予定と、犬好き以外からも幅広い人気を誇っている。そんな作者の田岡りきさん(@rikirosso)に、改めて話を聞いた。
散歩での発見や季節感を取り入れたエピソードが人気
「今日のさんぽんた」は、月刊少年マンガ雑誌「ゲッサン」とTwitter上で連載中。ゲッサンでは本編が、Twitterでは毎週土曜日の17時に4ページの短編がアップされている。※今回掲載しているのはすべてTwitter連載作品
作中では、ポン太にとって”散歩付き添い要員”である人間・りえ子が、日常や道中の風景についてポン太に話しかける光景を描く。ポン太は犬なのでもちろん発言はせず、ツッコミは心の中。他人から見れば、りえ子が延々と独り言を言っている形になっている。そんな彼女について、田岡さんは「性格はあまり似ていないと思うのですが、思考回路は僕です」と話す。


夏には蚊取り線香やココナッツなど、季節を感じるものが登場することも多い。「Twitterに投稿しているエピソードは、季節に合った物を描くようにしています。自分もよく散歩をするので、その時に見つけたもの、思ったことなどが元になっていることが多いです」。

ポン太の絶妙な表情は作者譲り!?
田岡さんのお気に入りは、1人と1匹が汚れたプールの水をのぞき込むエピソード。小学校時代のプールの授業での苦い思い出を話すりえ子に、静かにツッコミ続けるポン太が描かれている。「ポン太が何かしらのアクションをしている回のほうが反響があるのですが、僕としてはこれぐらい『りえ子の独り言』感があるほうが好きです」と田岡さん。




反響が大きかったのは、蚊取り線香を点けていないことに気付いていないりえ子が蚊に刺され続けるのを、ポン太が絶妙な顔で見上げている話。「ポン太の何か言いたげな表情がいいと言ってくれる人が多くてうれしかったです」。ポン太の表情については、写真を参考にしつつ、実家で飼っていた犬など、田岡さんの記憶の中の柴犬と照らし合わせながら描いているそう。

また、「知り合い曰く、ポン太と僕は表情が似ているそうです。そんなわけはないと思うのですが」と教えてくれた。
りえ子の思いつきや変わった看板などのふとした発見から、1人と1匹の散歩が思いもよらない方向へ進むことも。「りえ子とポン太の散歩コースは何パターンかあって、それ以外にもりえ子の気まぐれで横道に入っていくことも多いです。完全に実体験というエピソードはないのですが、実体験から想像を膨らませることが多いです」。


Twitterでの連載は時系列もさまざまで、間の1話だけでも気軽に読めることも魅力。これからも、りえ子とポン太の穏やかな日常を見守りたい。
取材・文=上田芽依(エフィール)
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