【漫画】父のおつまみの“茶色いキューブ”が食べたい!共感必至の「ノスタルジー系あるある漫画」

昭和を思わせる世界観を舞台に、子供時代の“あるある”を切り取った漫画『しなのんちのいくる』をSNSに投稿している漫画家の仲曽良ハミさん。「ノスタルジー系あるある漫画」とも言えるその作品をウォーカープラスで紹介したところ、「懐かしさが凝縮されている!」「子供って、ほんとにそう!」と、大きな反響を得た。

この物語の主な登場人物は、生意気盛りの男の子「いくる」、高校生の姉「しなの」を中心に、その家族や個性豊かな友人たち。どこにでもいるような親しみあふれるキャラクターたちが繰り広げる、思わず「あった!あった!」と言いたくなる日常の1シーンを切り取り、ギャグタッチで描いていく。

今回は、夏の終わりにぴったりなちょっぴり切ない作品をはじめ、定番のギャグ満載の5作品をピックアップ!仲曽良さんの解説と共に、その作品の魅力をご紹介。


日頃の行いの結末。「反射神経のよいゴリラ!」

子供時代にヒーローアニメや少女アニメのセリフを真似して遊んだ人も多いはず。テレビのバラエティー番組で楽しそうに行われている「叩いてかぶってジャンケンポン」もその1つ。しなのといくるが暇をつぶそうとこの遊びに興じたところ、子供らしい行き過ぎた遊び方で思わぬ事態に直面してしまう。

気心の知れた姉弟だからこそ、思いっきり遊べる⁉いくるのなんとも言えない表情に爆笑必至!続きを読むときは画像をクリック!/反射神経のよいゴリラ1


「このゲームは当時テレビでよくやっていたので、私もよく真似をしていました。作品で描いたように思いっきり顔を叩かれたり、ジャンケンに勝ったのになぜか叩かれたり…。ルールがめちゃくちゃでも楽しかったですね」

母はなんだかんだ優しい!「お母さんのコーディネイト」

だんだんと大人になって自我が芽生え始めるにつれ、気になってくるのが“服のセンス”。この作品では、親と子供のセンスがことごとく合わない模様が描かれる。

母親と一緒に服やお弁当箱を選ぶが…。子供の好き放題を見守る母親の優しさに感動間違いなし。続きを読むときは画像をクリック!/お母さんのコーディネート1


「『親が子供に着せたい服』と『子供が着たい服』って、どうしても一致しないもんですよね(笑)。今思うと、チェック柄のシャツにボーダー柄のズボンっていう組み合わせもありました。当時はまだ“コーディネート”っていう概念がなかったんでしょう」。母親のどこまでも大きい愛情に、グッとくる人も多いはず!

親のおつまみが気になる年頃「父さんが食べてる謎のアレ」

大人がおいしそうに食べているものは、子供だって食べたくなるもの。この作品では、ナイター中継を観ながらビールを飲むお父さんの傍らに、金と銀にくるまった謎の食べ物が置かれている。どうしても食べたくなったいくるは、隙を見て口にほうり込むが…?

お父さんがナイター中継を観ながら食べている謎の食べ物。いくるが気付かれぬように口に入れた瞬間の至福の表情は必見!続きを読むときは画像をクリック!/父さんが食べてる謎のアレ1


「あの派手な包み紙が、『子供は手を出すな』って言われているようで余計に食べたくなるんですよね。食べたら想像と違う味でしたけどおいしかったです、ツナピコは」

大ブームとなったごっこ遊び!「キョンシーを知ってるかい?」

昭和時代の男の子の間で大ブームとなった「キョンシー」。噛み付いた人を次々キョンシーに変えてしまうという設定だが、「おでこに御札を貼ると動きが止まる」や「息を止めるとキョンシーから気配を消せる」といったルールが真似され、ごっご遊びの定番に。

キョンシーになりきって遊ぶ子供たちの無邪気さがたまらない作品。あまりにも世界に入りすぎて、小さないざこざが。続きを読むときは画像をクリック!/キョンシーを知ってるかい?1


「かなりブームになりました。学校で真似してみんなで遊ぶんですけど、ルールが曖昧なので最後は『息をしてた!』『してない!』でケンカになるんですよ(笑)」

乙女の根性!「向こう側へジャンプよ!」

子供の頃は、身の回りの些細なことがなんでも遊びになってしまうもの。虫取りに夢中になっていた子供たちの前に立ちはだかったのは用水路。女の子は軽々とジャンプし、向こう側へと渡ってしまうが、男の子のほうが意外と怖がりで…。子供の小さな挑戦が心に響く作品!

虫を取るために「用水路ジャンプ」に挑戦!躊躇なく飛び越える女の子とは違い、ややビビりながら挑む様子が愛くるしい。続きを読むときは画像をクリック!/向こう側へジャンプよ!1


「よく用水路でザリガニやドジョウを取って遊んでたんですけど、1日遊んでると必ず落ちる子がいませんでした?もうそうなると、みんな水に濡れることなんて気にせず、用水路に入ってつかみ取り状態でしたね」

どこまでもノスタルジックで、子供時代の懐かしさや親の目線まで楽しめる作品の数々。今後はどんな物語で思い出に浸らせてくれるのか?これからも見逃せない!

取材・文=橋本未来

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