全米で話題の「FIRE」とは?実現に必要なことやリスクを解説!

2021年11月26日 11:33更新

東京ウォーカー(全国版)

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近年、「FIRE」を目指す若者が増えていることはご存知ですか?FIREとは働かなくても生きていけるだけのお金を貯め、早期退職することです。本記事ではそれを実現させるために必要なことや、詳しい生き方について解説します。これから目指したいという方は、ぜひご覧ください。

人々の価値観の変化から流行したFIREを解説!


FIREとはどんな生き方?

FIREは、「Financial Independence」(経済的自立)と「Retire Early」(早期退職)の頭文字をとってつくられた言葉です。主に投資をすることで生活に必要な資産を築き、40歳〜50歳前後で仕事を引退することを目的としています。


ただし、従来のように莫大な資産を築いている億万長者とは異なります。自分の生活にかかるコストを抑えつつ、身の丈にあったライフスタイルを送っている人が多いのが特徴です。

注目されている理由

もともとFIREは、2010年代からアメリカの若者の間でブームとなりました。2020年頃には日本でも書籍やYouTube、SNSで取り上げられるようになり、非常に高い注目を集めています。

FIREを目指している世代は、おもに「ミレニアル」と呼ばれる20〜30代の若者。誰もが憧れるような派手な生活よりも、倹約をして自由に生きることを良しとする価値観の人が増えたことが、流行の理由だと言われています。

誰でもFIREできる?

かつては「投資の不労所得で生活」と聞くと、高収入の限られた人しかできないイメージでした。しかしFIREは生活費を落とすことで貯蓄率を高め、投資資金に回すことを想定しています。そのため、一般的な収入の人でも十分目指すことができるでしょう。

必要な資産はいくら?

毎月の生活費がそれぞれ異なるため、必要な資産は人によって異なります。しかし一つの指標としては「年間支出の25倍」を投資で運用すれば、FIREができると考えられています。なお、25倍は年齢にかかわらず共通の指標です。


例えば、月の生活費が20万円かかるとしましょう。年間支出が240万円なので、6000万円の資産があればFIREできる計算になります。

FIREを実現するために必要なこと

FIREを実現するために必要な5つのポイントについて、それぞれ解説します。「投資に回せる資金をいかに増やせるか」というところを念頭に置きましょう。


目標金額を設定する

FIREを目指すなら、まずは資産の目標金額を設定することが大切です。闇雲に貯金をしてもゴールがなければ、どう行動すれば良いのかわからないでしょう。前述したように必要な資産の目安は、年間支出の25倍です。今の生活にかかっている支出はどれくらいなのかを計算し、把握することから始めましょう。

支出を抑える

FIREに近づくには、投資に回す資金を増やすことが大切です。そのために必要なのは、支出を抑えること。

例えば、月の支出が20万円なら6000万円の資産が必要ですが、月の支出が15万円であれば、目標金額が4500万円にまで下がります。月の支出が15万円と14万円の場合を比較しても、300万円の違いが発生しました。たった月1万円コストを下げるだけでも、FIREできるまでの距離が一気に短くなるのです。現在の固定費や無駄な支出を、まずは見直してみましょう。

副業やサイドビジネスを始める

収入が特別高くない人でも十分FIREを目指せますが、やはり高収入な人の方が早く到達しやすいのも事実です。収入を少しでも上げることで、かかる時間を短くできるでしょう。

収入を上げるために必要なことは、副業やサイドビジネスを始めること。現在、多くの企業では副業が解禁される流れになってきています。YouTubeやブログ、SNS、プログラミング、Webライター、動画編集などさまざまな業種が選べるので、休日や仕事終わりの時間を使って、始めてみてはいかがでしょうか?副業が軌道に乗れば、短期間でに収入を上げられる余地があります。

投資で年4%のリターンを確立する

FIREには「4%ルール」があります。これは、投資で年4%の利回りを獲得するということ。例えば資産が6000万円で年4%の利回りを獲得できると、年240万円(月20万円)の収入を得られるようになります。

現在、日本の銀行における普通預金の金利は0.001%です。つまり、ただお金を預けておくだけでは到底達成できません。年利4%を確保するために使われている主な投資方法は、アメリカへの投資信託です。アメリカの株式市場は長らく経済的に成長を続けており、今後も伸びる可能性が高いと考えられています。また対象銘柄に年利4%を確保できるような商品が多いため、FIREを目指すために推奨されています。

目的を明確にする

憧れる人の多いFIREを実際に目指すには、支出を抑え投資やビジネスを始めることが必要となります。FIREの目的を明確に持っていなければ、途中で挫折してしまう可能性が高いでしょう。

また、いざ仕事をしなくてもよくなったときに、何をするのか想像してみてください。自分の趣味ややりたいことを楽しめる人がいる一方で、やることがなく暇を持て余してしまい、退屈さを感じる人もいます。

FIREのリスクは?

良いところばかりが取り上げられているFIREですが、リスクはないのでしょうか。ここではFIREを目指すことのリスクを3点ピックアップします。


元本が目減りする可能性がある

FIREするには、投資が必要不可欠です。投資は銀行と違い、元本が担保されていないため、増える可能性がある一方で減る可能性もあります。

危険な行為は、必要な生活費までも投資資金へ回してしまうこと。最低でも6ヶ月〜1年分の生活費は、貯金口座に残しておきましょう。投資に使う資金は、万が一失ったとしても生活に困らないお金を使うことが大切です。

厚生年金の受給額が減る

早くに会社を辞めて引退するということは、その分受け取れる厚生年金の金額が減るということでもあります。年金をあてにして将来の生活費を考えている方は、注意してください。受給を考慮せず、自分の資産だけで生きていける状況を考えたうえで計画を立てるのがおすすめです。

ハイリスクな投資商品を購入してしまう

一刻も早いFIREを目指すあまりに、ハイリスク・ハイリターンな投資商品を購入してしまうのも要注意です。ハイリターンな商品はうまくいけば大きく資産を伸ばせますが、失敗して失ってしまう可能性も大きくなります。

FIREで推奨されている投資手法は、米国株投資信託です。米国株投資信託は平均で年利4%の利回りを獲得できるうえに低リスクなので、FIREを目指す多くの人が購入しています。

FIREを目指すなら今すぐに行動しよう!

本記事では、FIREの概要や目指すために必要なことを解説しました。短期的ではなく、10〜20年スパンで長期的に考えることが大切です。また一定の時間がかかるため、早くから行動しておく方が実現できる可能性が高いでしょう。

これからFIREを目指す方は支出を抑え、適切な投資商品を選ぶことから始めてみてください。

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