アイデア採用を目指しIOC・IPCに提案!パナソニック「学生参加型」コンテストで最終プレゼン実施
東京ウォーカー(全国版)
東京2020オリンピック・パラリンピックの開催期間に合わせ、8月23日、パナソニックが“学生参加型”のアイデアコンテストにおいて最終プレゼンテーションを実施した。

同社は、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)の協力を得て、オリンピック・パラリンピック開催予定の4都市(日本・東京/中国・北京/仏国・パリ/米国・ロサンゼルス)の学生を対象にした、アイデア募集コンペティション「SPORTS CHANGE MAKERS」を開催。
募集したのは、同社のオリンピック・パラリンピックのスポンサーカテゴリーである映像・音響機器技術を使った「スポーツとテクノロジーで社会の壁を超えるアイデア」。テーマは「GOING BEYOND BARRIERS」だった。
最終プレゼンテーションでは、予選を勝ち抜いた世界中の学生たちが、将来のスポーツシーンでの採用に向け、「審判の動きや判定を翻訳するアプリ」「異文化交流を簡単に楽しめる電動アシスト自転車」「聴きたい情報をビジュアル化するヘッドセット」といったアイデアをIOC、IPCに提案した。
そして、日本代表である横瀬健斗氏は、「アスリートの動きを体験できる公園」を提案し、「オリンピック・パラリンピック競技を『見る』楽しみから『体験する』楽しみに変えるというのがコンセプト。パナソニックが長い間、映像技術を駆使して記録してきたアスリートのあらゆる動きを形にした」と説明。
山のようなカーブを描いて飛ぶ、走り高跳びの選手の動きを体感できる滑り台や、走り幅跳びの選手の動きの軌道を再現したオブジェなどを、映像を使って発表した。この横瀬氏のアイデアは「どのようにして大会のレガシーを次世代に残し、生かしていくかを大事にしているので、それが見事に実現されたアイデアだと思う」と評価された。


また、これらのアイデアについて、IOCテレビ&マーケティング部門マネージングディレクターのティモ・ルメ氏は「近代オリンピックはスポーツと文化、アートの融合。発表されたアイデアは、それらが見事に融合したもので、若い世代が自然とスポーツに触れることに繋がると思います」とコメント。
IPC副会長のデュエイン ケール氏は、「たくさんの人たちが集い、いろいろな文化が織り交ざるオリンピック・パラリンピック。包括的なソリューションを提供することが非常に重要。多様性を持つ人たちが社会や文化の壁を超えていく、素晴らしいアイデアだと思いました。考えている以上に訴求力があるアイデアではないか」と述べた。
続けて、パナソニック常務執行役員の松岡陽子氏は「参加者のモチベーションや意義に大変感銘を受けた。身体的な障害のある人の人生を豊かにするために何ができるかというところに目を向け、賛同してくれていることを嬉しく思う」と語り、同社執行役員の森井理博氏は「理想的な暮らしや社会の実現を目指すパナソニックの理念とスポーツを通じて世界平和に貢献するオリンピック憲章は共鳴している。オリンピック、パラリンピックの意義を正しく理解して、スポーツへの参加者を拡げるアイデアを実現していくことが重要。それらの視点から見ても、多くの示唆がある刺激的な場でした」と講評。テーマである「GOING BEYOND BARRIERS」を体現した参加者に対して感謝の言葉を伝えていた。

※最終プレゼンテーションの模様はSPORTS CHANGE MAKERS特設サイトでアーカイブ配信している
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