2時間で楽しめる札幌の小さな旅! 中島公園と鴨々川編
北海道ウォーカー
札幌で少しだけ時間があるけど、どこへ行けば?という方。中島公園とその周辺を流れる鴨々川(かもかもがわ)を散策するのは、どうでしょう? 札幌の中心街とは思えないゆったりした時間が流れるエリアです。それに、「かもかもがわ」ってネーミングもかわいいし…。歴史やアートな雰囲気に触れられる、小さな旅に出発!

まずは、中島公園へ。公園内には鴨々川が流れています。夏には子どもが水遊びをしていたり、秋は紅葉が美しく、そして名のとおり鴨がいたりと、緑の芝生のきれいなピクニック気分な公園です。また、公園の敷地内には音楽ホールや文学館、天文台、なんと茶室まであるんです。そこはかとなく、文化の香りが漂います。

そのなかにあるのが「豊平館」。この建物は1880(明治13)年に開拓使が貴賓接待所として建てた洋風ホテル。昭和32年までテレビ塔の横に建てられていたのを移築したんです。往時の様子をできる限り復元した館内はまさにレトロ&ゴージャス。大きな広間は天皇・皇太子がいらしたときには「謁見の間」としても使われました。
豊平館 ■住所:札幌市中央区中島公園1-20 ■電話:011・211・1951
さて、豊平館を後にして鴨々川を北にたどると、川沿いの「ホテルリリーフ札幌すすきの」1階には、行列のできるパンケーキカフェ「VERY FANCY 札幌」があります。

オーダーを受けてから焼き上げるフワフワのパンケーキは、最高級の薄力粉とバターミルク、自家製チーズで作られ、「半熟」の新食感が楽しめる逸品。大きな窓から見える川沿いの風景ものんびりできる感じです。
VERY FANCY 札幌 ■住所:札幌市中央区南8西3-1-4 ■電話:011・520・6560
さらに、川沿いを歩いていきましょう。

そして最後は、築90年の古民家を改装したギャラリー「古民家Gallery 鴨々堂」。
地元の写真家の作品を中心に展示し、時には小さな音楽ライブも行われるスポットです。なんだか懐かしい古民家のたたずまいもそこはかとなくレトロ。オーナーの石川さんはこの周辺のツアーガイドの講師も行っているチャキチャキの地元民。

「札幌の中心街にありながらここだけは緩やかな時間が流れているような空気感がいいですね。川なのに大きな鯉がたくさん泳いでいたり、住み着いた鴨がエサをもらいに来たり、日常の空気をちょっと忘れさせてくれるようなところなんです」。
古民家Gallery 鴨々堂 ■住所:札幌市中央区南7西2-2 ■電話:011・596・7929
ここまできたら、豊水すすきの駅までは徒歩5分。
中島公園までは札幌駅から地下鉄で3駅目。中島公園から歩いてお茶して、札幌駅に戻っても2時間くらいでしょうか。雰囲気の良いお散歩コースです。そうそう、そういえば鴨々川周辺は、あの捕獲系ゲームで「レアキャラが出る」スポットとして注目された場所でもありました。
【北海道Walker編集部】
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