安藤忠雄が手掛けた空間で、ゆったりスイーツを食べられる場所へ

北海道ウォーカー

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北海道を代表するスイーツメーカーのひとつ「北菓楼」知っていますか? もともとは北海道・砂川市が本店なのですが、札幌市内中心部にも「北菓楼札幌本館」があります。だけど、ただのお店ではないのですよ。注目したいのがその建物そのもので……。

札幌の歴史を見守り続けてきた都心の歴史的建造物が……


ここは1926(大正15)年に「北海道庁立図書館」として建てられ、その後「北海道立美術館」(後に道立三岸好太郎美術館)、さらに「道立文書館別館」として利用されていた歴史的建造物。それをリノベーションしたお店なんですね。さらに、その基本デザインを手がけたのはなんと世界的建築家の安藤忠雄氏!

北1条通り側のレンガ造りの壁はそのまま残した斬新なデザイン


建物は歴史的価値の高い北一条通りに面した南側と、西側の外壁を残しながら、そこに新しいデザインを融合。重厚な歴史を感じさせる建物の中に明るくモダンな空間を作り上げました。

1Fは大型ショップ。北菓楼ブランドのお菓子をほぼ全種類用意している


1階は北菓楼の人気のお菓子のラインナップをほぼすべて網羅し、札幌本館の限定商品も並ぶショップ。ソフトクリームなどをテイクアウトできるブースもあります。そして、札幌本館の最も特徴的なスペースは2階。

明るい光があふれる2Fのカフェには天井まで届く巨大な本棚を設置


高い天井のカフェスペースとなっていて、コーヒーやソフトドリンクとともに北菓楼のスイーツ、オムライスやキッシュなどの軽食が味わえます。そして何より目を引くのは、壁一面を覆い天井まで届く巨大な本棚。これは、安藤氏のアイデアで、「かつてここが図書館であった歴史を後世に残そう」というデザインなんだとか。利用客は手が届く範囲の本は自由に読むことができます。蔵書は約6000冊で北海道に関する本が中心。北菓楼のスイーツと一緒に思いがけない名著に出会えるかもしれません。

「クロワッサンシュー夢句路輪賛(ゆめくろわっさん)」は1個180円


最後に同店限定のおすすめスイーツをひとつ。北海道産の小麦粉を使い、サクサクの食感に焼き上げたクロワッサン生地のシュークリーム「クロワッサンシュー夢句路輪賛((ゆめくろわっさん)」です。濃厚ながらもキレのある特製カスタードがたっぷり詰まっているシューは表面がキャラメリゼされ、クロワッサンとクイニーアマンを合わせたような仕上がり。誰もが喜ぶ最高のおみやげになるのは間違いありませんよ。

北菓楼札幌本館 ■住所:札幌市中央区北1条西5-1-2 ■電話:0800・500・0318 ■時間:10:00〜19:00、カフェは〜18:00(LO17:30)■席数:40席 禁煙 ■休み:なし

【北海道Walker編集部】

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