まあるいおにぎりに大阪名物をペタリ!87歳のおばあが握るユニークなおにぎりと料理はツッコミ必至!?

東京ウォーカー(全国版)

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おにぎりの具材で目や鼻をつけた“顔おにぎり”をはじめ、みそ汁に蕎麦を入れた“みそ汁蕎麦”や、わざわざ「揚げずにからあげ」を使って作った“揚げてしまったからあげ”など、87歳の「おばあ」が作るユニークな料理が大人気の「おばあめし」。

その魅力をさらに伝えようと、2021年からウォーカープラスで連載がスタート。今回は、大阪名物のアレを大胆に取り入れた新感覚おにぎりや、変化球過ぎる鍋料理などをご紹介。おばあの孫である大迫知信さんに11月のメニューを振り返ってもらった!


冬に備えて、おばあも準備万端!

冬本番に向け、11月のおばあは寒さ対策に大忙し。「おばあ1人では大変なので僕がサポートをして、去年買った1人用カーペットを用意したり、エアコンの暖房の使い方をおさらいしたりして冬支度を終えました」と大迫さん。ポカポカと暖かい部屋でテレビ番組「ポツンと一軒家」を観賞するのがおばあのマイブームなんだとか。

冬支度は万全のおばあ


ますます寒くなるこの季節、おばあはどのような料理を作ってくれたのか。まずは、おにぎりからご紹介!

「サプライズおにぎり」という新境地!

ファーストインパクトから強い衝撃を与えることが多かったおばあのおにぎり。11月に登場した「カブ漬物収穫おにぎり」は、外見こそシンプルだが、ひと口食べてみると大迫さんが思わず「なんやこれは!?」と声を漏らすほど、サプライズ感が満載だったという。

中からニョキッとカブが顔を出す!?かじればびっくりサプライズおにぎり


「カブの漬物をまぶした、一見シンプルなおにぎりなのですが…中には、想像を絶する量の漬物が入っていました。ご飯と同量とは言いませんが、カブの漬物が1パック分くらいそのまま入っていたと思います。ただ、それでもご飯とのバランスは抜群でした」

驚きという意味では外せないのが、やっぱり11月も登場した「顔おにぎりシリーズ」。今回は知り合いからもらった黒豆を使い、顔おにぎりに。

タレ目がキュートな顔おにぎり。豆のサヤをそのまま使うところがおばあらしい!


「僕のリクエストで作ってくれた顔おにぎりです。丹波篠山の黒枝豆を1粒ずつ取り出して顔を作ってくれたんですが…豆のサヤごと顔のパーツにしてくれるとは思っていませんでしたね(笑)」

そして前回に引き続き、大迫さんのアレンジ力が発揮されたのが、「シソわかめと鮭のおにぎり茶漬け」。シソわかめをふんだんに混ぜ込んだおにぎりを、大迫さんがお茶漬けに。

おにぎりをお茶漬けにしてしまうという大迫さんの発想は、“おばあの孫”を感じる


「一見すると無茶苦茶な料理ですけど、これがうまいんです(笑)。そのまま食べるのももちろんおいしいんですけどね。おかずの鮭を上に乗せたのも功を奏しました」

また、大迫さんの予想が見事に的中したのが「食欲の秋の赤飯おにぎり」。前日の晩ご飯に出された赤飯を見て、「たぶん明日のランチは赤飯おにぎりになるな」と直感したそうだ。

シンプルな赤飯おにぎり。モチモチ食感がたまらなかったとか


「赤飯をそのまま握るだけではなくて、ちゃんと白ゴマをふりかけてくれるところがさすがおばあだなと。シンプルですけど、味は想像通りおいしかったです」

大迫さんが「味も見た目も最高得点でした!」と話してくれたのが、「紅生姜天貼り付けおにぎり」。大阪名物の紅ショウガの天ぷらを貼り付けた見た目も美しいおにぎり。気になる味も、紅ショウガのほど良い酸味と天ぷらのオイリーさがご飯にマッチしておいしかったのだとか。

大阪名物の紅ショウガ天ぷらを貼り付けたおにぎり。「コンビニで売ってほしい!」と大絶賛


「ご当地おにぎりとしてコンビニで売り出したらいいと思うほどのおいしさでした。色合いもきれいで、味もいい。この翌日は、紅ショウガ天を細かく刻んでご飯に混ぜ込んだおにぎりを作ってくれました。紅ショウガ天を使った次なる一手にも期待しています」

まったく衰えを知らない、おばあのおにぎり。来月は行事ごとも多いため、アッと驚くおにぎりが登場することだろう。

おばあ!野菜はどこいってん!

寒い季節に欠かせないのが鍋料理。この日、おばあの晩ご飯にも鍋料理が登場。その名も「とり野菜みそ」。この味噌を鍋に入れるだけで、驚くほど野菜をおいしく食べられるという優れものだ。石川県民の知り合いから「石川県では定番のソウルフード」と勧められ、一度食べたおばあと大迫さんはすっかりハマり、数年前から寒い時期には必ず食べているという。

スーパーなどでも購入できる「とり野菜みそ」。一度食べるとやみつきになるおいしさなんだとか


台所で鍋の準備をするおばあの姿を見ながら、「名前の通り野菜がおいしくなるから、今回もたっぷり入れてくれたはず」と期待に胸を膨らませた大迫さんが鍋の中をのぞくと、そこには野菜が…ない!

「野菜をおいしくする鍋」に野菜はゼロ!ご飯と合いそうなおかずに


「おばあ!どこにも野菜入ってへんがな!」と、心の中で叫んだという大迫さん。鍋のどこを探しても野菜の姿はなく、その代わり、こんにゃくやひら天(さつま揚げ)、ごぼ天、鶏肉がどっさりと。

野菜がなければ「仕方がないか」と諦めもつくが、食卓にはしっかりといつもの山盛りのサラダが鎮座していたという。なぜ野菜を別盛りでサラダにしてしまったのか。相変わらずの変化球料理とはいえ、謎の多いメニューだったそう。とはいえ野菜がなくとも味噌は味わい深く、晩ご飯としては最高だったとか。

別盛りで食卓に並んだサラダ。なぜこの野菜を鍋に投入しなかったのか


おばあと孫のコラボ料理「南瓜の炊いたん」

おばあめしファンならご存知の方も多い「南瓜の炊いたん」。おばあの得意料理であり、大迫さんの好物の1つだ。ただ高齢のおばあは硬いカボチャを調理するのはひと苦労で、その登場頻度は少なくなっていた。

今回は大迫さんのリクエストもあり、久々のお目見え。大迫さんが慣れない包丁を手に硬いカボチャを丁寧に切り分け、おばあは手慣れた様子で鍋に入れて味付け。

大迫さんが苦戦しながら切り分けたカボチャ

大迫さん念願だった「南瓜の炊いたん」


「ニンジンも一緒に炊いてくれていて、どちらもしっかりと味が染みていてうまかったです。カボチャはねっとりと柔らかくて、和風の味付けが甘みを引き立てている感じでした」。孫が喜ぶ姿を見てよほどうれしかったのか、おばあも自然と笑みがこぼれていたとか。

おいしそうにカボチャを食べる大迫さんを見て笑みを浮かべるおばあ


12月はクリスマスに大晦日とイベントが目白押し。一体どんな料理が飛び出すのか?期待せずにはいられない!

取材・文=橋本未来

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