めまい・ふらつきのつらい症状を解消!自分でできるめまい改善訓練をやってみよう

東京ウォーカー(全国版)

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現在、日本で「めまい」や「ふらつき」でつらい思いをしている人はなんと約300万人、そのうち女性は男性の約2.5倍もいるとされている。長年「めまい改善訓練」を患者に教えてきた医師・新井基洋先生によると、めまいやふらつきの原因の9割は「内耳の不調」にあり、その「内耳の不調」は、訓練によってある程度の改善が見込めるのだとか。そこで今回は、新井先生から、座ってできるめまい改善の訓練を教えてもらった。

『全国から患者が集まる耳鼻科医のめまい・ふらつきの治し方』


※本記事は『全国から患者が集まる耳鼻科医のめまい・ふらつきの治し方』(毎日が発見)から一部抜粋・編集しました。

【新井先生】人間は、目(視覚)・耳(前庭覚)・足の裏(深部感覚)から、平衡に関する情報を受け取っています。小脳はこれらの情報をまとめ、体の各機能を動かして平衡を保っているので、めまい改善訓練(平衡訓練)では前述の3つの場所を刺激して行います。これを反復することで、めまいに負けない体になるのです。

目、耳、足の裏を刺激してめまいを予防!


私が考案するめまい改善訓練は、めまいの平衡訓練先進国であるアメリカの、平衡訓練の4つの基本的考えに基づいています。

A 症状を起こしやすい動作を繰り返す「馴化訓練」
B 目と耳の反射を鍛える「適応訓練」
C 内耳の代わりに目と足の裏からの神経で補う「代用訓練」
D 耳石を元に戻す「耳石置換法」

今回はその中から、C.代用訓練の2つの訓練をご紹介します。目と足の裏を刺激して、一緒にめまいを予防しましょう!

基本姿勢を確認!


代用訓練(1)速い横

速い横は、「横書きの文字を読むのがつらい」「急に左右に視線を変えるとクラッとする」といった症状の改善に役立ちます。訓練の際は、目線と一緒に頭も動かしてしまったり、左右の手の高さがバラバラになったりしないように注意して行ってください。

速い横(1)

速い横(2)

<やり方>
●両腕を体の正面に伸ばし、肩幅より少し広めに開く。手をにぎり、親指を立てる。
●頭は動かさずに目だけを動かし、右、左と親指の爪を交互に見る。1秒間に1回数えるリズムで、1から20回まで大きな声で数える。


代用訓練(2)ゆっくり横

ゆっくり横は、「車や電車の窓から景色を見るのがつらい」「左右にゆっくり物が動くのを見るとクラッとする」という方におすすめです。

ゆっくり横(1)

ゆっくり横(2)

<やり方>
●左手の人差し指であごを押さえ、頭が動かないように固定する。右手は親指を立ててまっすぐ前に伸ばし、顔はまっすぐ前を向く。
●右手を右、左に30度くらいゆっくり動かし、親指の爪を目だけで追う。1から20回まで大きな声で数える。

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