小樽の名物繁華街・花園に浸る! はしご酒のベストコースはこれ
北海道ウォーカー
JR小樽駅と南小樽駅の真ん中あたりに位置する花園地区。高低差のある狭い路地の両側に飲食店が密集し、道内の他地域では見られない、ディープで昭和チックな雰囲気が魅力のこのエリア、実は地元の方が普段からよく飲んだり、食べたりする濃~いエリアなんですよ。今回は、そんな花園エリアではしご酒を楽しんでほしい3店をピックアップ。札幌から近いのに、どこか遠くの街に来てしまったかのようにノスタルジックな花園繁華街に浸ってみましょう!
小樽でいちばん古い焼肉店! 平日から大賑わいの「焼肉・ホルモン 三四郎本店」

では1軒目。寿司屋通りから「花園銀座」と書かれた門をくぐって札幌方面へ坂を上がって行くと、右手に「三四郎本店」が現れます。メニューはとてもリーズナブルで何を頼んでもおいしいですが、一番人気は三四郎の代名詞ともいえる、ひと皿380円のホルモン。ぷりぷりの食感で臭みも一切なく、まずは注文してほしい逸品です。

定番のカルビ、さがり(各700円)もさすがの味わい。そして〆には、昆布ダシの割汁をくわえた「スープダレ」をいただきます。実はこれ、三四郎が発祥の、小樽独自の文化なんですよ。

三四郎の創業は1968(昭和43)年で、開店からほぼ半世紀。まさに花園の歴史を見つめてきた名店です。秘伝のタレで、おいしい焼肉を味わってみてください!
■住所:小樽市花園1-9-2 ■電話:0134・32・3991 ■時間:17:00〜翌2:00(LO1:30)、日曜祝日は16:30〜翌1:30(LO1:00) ■休み:月曜※祝日の場合は営業/16:00〜22:00(LO21:30) ■席数:74席(喫煙可)
ガード下のディープな一角にある居酒屋「かすべ」の道産味覚で一杯

「かすべ」とは、特に北海道で料理に使われることが多いエイ類の通称。その名を冠した「北海道料理かすべ」は、小樽で郷土料理といえばここ、というほどの有名店です。2軒目はこちらに行ってみましょうか。店はJRのガード下に近い袋小路のいちばん奥。入る前から、ちょっとゾクゾクしてしまいます。

おすすめは「特製トロイカ鍋」(2人前2000円)。鉄鍋に入った白菜、エビ、ホタテ、タケノコなどを特製スープで煮込み、全卵をのせたクリーミーな一品です。なんでも「トロイカ」とは、以前やっていた店の名前なのだとか。そのほか、おまかせコース(A3000円・B4000円/要予約)もお得でおすすめです。

ほの暗い店内の真ん中には、実際に漁で使われていたという磯舟が据えられていてムード満点。店長の森田満太郎さんは、銀座でワインとチーズの店も運営しており、今は東京と小樽を行き来する毎日だそう。そんな森田さんとの会話も、この店の大きな魅力といえそうです。
■住所:小樽市花園1-8-20 ■電話:0134・22・1554 ■時間:17:00〜23:00(LOなし) ■休み:不定 ■席数:30席(喫煙可)
小樽で長年愛される「BAR HATTA」で本格的なカクテルを

3軒目はバーへ……。花園銀座通りから国道5号方向へちょっと歩いたところに「BAR HATTA」はあります。オーナーバーテンダーの八田康弘さんは1983(昭和58)年、まだ学生だったときからバーを経営し、バーテンの技術などは、なんと独学で学んだそう。

八田さんが「ぜひ」とすすめてくれたのが、ニッカウヰスキー余市蒸留所限定のシングルモルト・タイプ別3種の「テイスティングセット/ハーフ」(2052円)。少しずつ味が異なる余市産ウイスキーの微妙な違いが楽しめる、お得なハーフセットです。

「BAR HATTA」で人気が高いのが、余市や仁木でとれる季節の果物を使った「フレッシュフルーツカクテル」。ラムベースの「苺のカクテル」(1080円)は、新鮮なイチゴの風味が口いっぱいに広がる一杯です。所作のひとつひとつまで美しいオーナーバーテンダーの八田さんとの会話も楽しみつつ、素敵なバータイムを過ごしてみてはいかがですか?
■住所:小樽市花園1-8-18 ■電話:0134・25・6031 ■時間:18:30~翌1:00(LO) ■休み:日曜(日・月が連休の場合は日曜営業で月曜休) ■席数:25席(喫煙可)※ほかに20席のパーティールームもあり
車が通れない路地も多い花園エリア。きっと歩けば歩くほど新たな魅力が発見できるはず。まずは紹介した3店からスタートして、さらにディープな花園を楽しんでみてくださいね!
【北海道Walker編集部】
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