整理収納に目覚める主婦が続出!人気YouTuberが教える「家を生まれ変わらせるコツ」
東京ウォーカー(全国版)
年末の大掃除に苦戦した人は多いだろう。「年末=大掃除」というイメージがあるが、片付け上手な人は大掃除をしない。わざわざ時間をかけて大掃除をしなくても、ふだんの掃除だけでキレイな家を保つコツを心得ているからだ。人気主婦YouTuberで、『Make My Best Life 私らしい部屋づくりの秘訣』(KADOKAWA)を2021年12月に発売したほしのこさんもその一人。彼女の動画に登場する家はすっきりと美しく、その鮮やかな整理収納術に魅了されて「家をキレイにしたい!」と整理収納に目覚める主婦が続出している。この記事では、だれもが「大掃除不要のキレイな家」を楽に作れる方法を、ほしのこさんのインタビューを通して紹介する。

物を8割に減らし、使う場所に収納する
――まず、ほしのこさんのYouTubeチャンネルについて教えてください。
【ほしのこさん】私自身が主婦なので、掃除や料理など家事にまつわる動画を中心に投稿しています。そのなかでも特に反響が良いのが整理収納です。育児や仕事で忙しいと、家事にばかり時間をかけられませんよね。だから「どれだけ楽にキレイを保てるか」を軸にしたありのままの日常動画をたくさん出していて、それが多くの人に見てもらえている理由のひとつかもしれません
――整理収納をすると、掃除も楽になるんですね。
【ほしのこさん】物をすっきり収納すればごちゃごちゃしないので、掃除しやすくなります。それに、用事を済ませて家に帰ってきたときに物が出しっぱなしになっていたら、見ただけでテンションが下がっちゃって、掃除する気力が出なくないですか?掃除のやる気を出すためにも、ふだんから整理収納して「簡単に掃除できる家」にするのが大事です。
――ほしのこさんの家はキレイに整理収納されているので、動画を見ているだけで「片づけたい!」という欲がむくむく出てきます。ずばり、整理収納のコツは何ですか?
【ほしのこさん】今ある物と向き合って、不要な物があれば手放し、物を一定の量に減らすことです。必要のない物で溢れていると、どんなに工夫しても収納場所に入りきりませんから、家が片付かずストレスを感じてしまいます。
理想の物量は、収納スペースの8割です。収納スペースにぎっしり詰め込まず、常に2割ほどスペースに余裕を持たせておくと、取り出しやすく見つけやすい収納になってストレスがなくなります。

――なかなか物を捨てられない!という人は、どんな物から手放したらいいですか?
【ほしのこさん】目安として「1年以上使っていない物」は大抵使わないので、手放す時の有力候補になります。それでも決めきれず迷ったら、ファイルボックスなどの「一時保管スペース」を用意して、いったん様子見してください。一時保管スペースがいっぱいになったら、使用頻度が低い物を優先的に手放します。メルカリなどのフリマアプリで人に譲れば、捨てるより抵抗なく手放せますよ。
――なるほど。物を手放して量を減らしたら、どうやって収納していますか?
【ほしのこさん】つい空いているスペースに物を置きがちですが、物を使う場所に取り出しやすい状態で収納します。収納する場所を決めるときは生活導線をイメージして「どこで使うか」を考え、いちいち取りに行かなくても物をすぐ取り出せる状態にしておくんです。
すぐに取り出せるということは、すぐにしまえるということ。物を出しっぱなしにしなくなり、キレイな家を保ちやすくなります。
――便利で楽な収納ができますね。ほしのこさんのように見栄えよく収納するコツは何でしょうか。
【ほしのこさん】ケースやラックなど、収納グッズの色やデザインを揃えることです。デザインに統一感が出て見た目もすっきりするので、できれば同じ物を、別の物なら色だけでも統一するといいですね。迷ったら、清潔感がありどんな部屋にもなじむ白色を選ぶのがおすすめです!
見える場所はおしゃれなカゴや真っ白のケースを使ってインテリアっぽくしたり、クローゼットの中など見えない場所は透明のケースで中身がすぐ分かる状態にしたりと、場所に合わせて収納グッズを使い分けると便利ですよ。

最短で楽に掃除できる環境を作り、こまめに掃除する
――ほしのこさんは大掃除をしないと聞きました。今年こそ年末の大掃除に追われないために、どんな掃除を心がけたらいいでしょうか?
【ほしのこさん】汚れを溜めこまないよう、こまめに掃除するのが大事です。どこかしらの掃除を後回しにして放置すると、汚れが溜まって大掃除しなくちゃいけなくなるんですよね。毎日隅から隅までキレイにするのは大変なので「次のお休みは窓を掃除する、その次のお休みは換気扇を掃除する」というように、無理のないスケジュールを立てて少しずつ掃除するのが挫折しないコツです。
――大掃除まで放置しがちな窓や換気扇などの掃除も、ふだんの掃除に振り分けていくんですね。こまめに掃除するために、どんな工夫をしていますか?
【ほしのこさん】さきほど「物を使う場所に置く」と言ったように、掃除する場所に掃除道具を置いています。掃除道具をしまっている場所が遠くにあると「取りに行くのがめんどうだな」って思っちゃいますよね。ベランダの掃除道具はベランダに、玄関の掃除道具は玄関に、と掃除する場に掃除道具があれば、汚れに気づいた瞬間にパッと取り出して掃除できます。だから我が家では廊下にフローリングワイパーと掃除シートをセットで置いたり、ごみが出る場所にごみ箱を置いたりして、気軽に掃除できる環境を作りました。
――掃除を後回しにしなくなりますね。ほしのこさんはどんな掃除道具を選んでいますか?
【ほしのこさん】楽に掃除できるグッズを積極的に活用しています。おうちのあちこちに使える万能品の「ウタマロ」は定番アイテムですね。油を溶かす効果もある「アルカリ電解水」は、最終的に水になるのですごく使いやすいです。水回りを磨く「メラミンスポンジ」も欠かせません!
出しっぱなしにする掃除道具は、生活感が出すぎないように自分が好きなデザインの物を選んでいます。廊下のフローリングワイパーと掃除シートを入れるケースはニトリの「フローリングワイパースタンド」を、玄関に置くホウキはカインズの「立つホウキ」を選びました。

――だから機能性とデザイン性を両立したキレイな家を保てるんですね。掃除に苦戦しがちな水回りはどんな工夫をしたらいいでしょうか?
【ほしのこさん】洗面所やお風呂場など濡れやすい場所は、浮かせる収納でボトルやコップを浮かせて、ヌルヌルや水あかを溜めにくくしています。よく使っているのは、100均の貼り付け式フック。透明なフックなら貼っても目立たないので見た目もキレイです。キッチンや洗面所に敷くマットは吸水性の物を選ばず、汚れや水分を弾いて拭き取れる物にしています。こうした工夫で水回りが掃除しやすくなり、嫌悪感も減りました。
水回りに限らず、掃除が面倒に感じる場所は「どうしたらもっと楽に掃除できるかな?」と考えて、収納や掃除グッズの見直しをすると楽になります。楽するためのちょっとした工夫でだれでも「毎日キレイな家」を作れるので、できることから試してみてくださいね。
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