スーパーフォーミュラ開幕戦「鈴鹿」は中嶋一貴の横綱相撲で完勝
東京ウォーカー(全国版)
4月23日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにて「SUPER FORMULA」2017年シーズンの開幕戦が行われ、中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)が逃げ切り勝利。2位には山本尚貴(TEAM MUGEN)、3位には昨年のチャンピオンである国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が入った。

3月6日・7日に行われたシーズン前の2017鈴鹿公式合同テストでも2番時計を叩き出した中嶋。週末通して調子がよく、22日に行われた予選でも、1分35秒907と、2014年にアンドレー・ロッテラーが叩き出したコースレコードを1秒以上も上回るタイムを樹立した。
中嶋はスタートでストール寸前の状態になりながらも、トップで1コーナーに飛び込むと、そのまま2位以下の選手を引き離す独走状態に。途中セーフティーカーが入り、マージンはなくなるものの、再スタート後も盤石の走りで、後続を寄せ付けることがなかった。
中嶋は先週行われたFIA世界耐久選手権の第一線でも優勝したばかり。2連続での優勝に「素直に嬉しいです。でもSUPER GTの岡山でちょっと……(苦笑)でしたので、優勝賞金はそのマシンの修理代でしょうか。好調を維持できるように頑張りたいです」と喜びをあらわにした。
いっぽう、2位の山本は「中嶋さんに追いつかなかった。いっぽうで走りながら次はこうしよう、という対策が見えたような気がします」と、悔しさをにじませながら次戦への抱負を言葉少なめに語った。

決勝日は好天に恵まれたこの日の鈴鹿は、SUPER FORMULAの他にも、オートバイの日本最高峰クラス、全日本ロードレース選手権(JSB1000)の第2戦や、日本F3選手権の第5選も行われ、会場には朝から多くのモータースポーツファンが来場。レースの合間は、グランドスタンド裏に設けられた出展メーカーが展示するオートバイや自動車のシートに座る人が後を絶えなかった。ステージイベントも好評。SUPER FORMULAでは恒例となった、朝のラジオ体操の他、レースクイーンのステージ、そしてレーサーやチーム関係者が登壇し裏話が聞けるトークショーなどが行われた。

JSB1000とSUPER FORMULAの決勝の間に行われた、グリッドウォークの時間は、お気に入りの選手にサインを求める人の列で身動きができなくなる程の賑わいをみた。また、同時刻にコース上で開催されたホンダの軽スポーツカー「S660」のオーナーズパレードでは、多くのオーナーが数多くの名勝負が生まれた鈴鹿のコースを駆け抜けた。
スーパーフォーミュラの第2戦は5月27日と28日、岡山国際サーキットにて行われる。【ウォーカープラス編集部】
クリタタカシ
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