ライチのような香りがする芋焼酎!?若い女性を中心に注目を集める鹿児島本格焼酎ソーダ割りを深掘り!

2022年4月8日 16:08更新

東京ウォーカー(全国版)

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コロナ禍で気軽に飲みに行けない日々が続き、自宅でお酒を楽しむ人も多いだろう。そこで自宅で飲むお酒のラインナップとして新たに注目したいのが、若い女性を中心に人気を集めているという“鹿児島本格焼酎ソーダ割り”だ。

焼酎の中でも特に注目されているのが、くだものや花の香りがする“香り系焼酎”である。そこで今回は、焼酎王国・鹿児島県の濵田酒造、濵田雄一郎社長と鹿児島県酒造組合の田中専務理事に話を聞いた。

時代とともに革新し続ける老舗の酒蔵 濵田酒造

鹿児島県の酒蔵 濵田酒造は、明治元年に創業。2018年に150年を迎えた歴史ある酒造だ。現在、鹿児島県内には酒造組合参加会員が112社あり老舗ぞろい。伝統的な地場産業で地域に密着した原料を販売する会社や酒販店などと一緒に取り組む企業が多く、濵田酒造もそうして成長を遂げてきた。

濵田酒造が大事にしていることは、伝統・革新・継承の3つ。時代の変化に適応していくことが必要で、その変化に適応するには革新しなくてはならない。またお客さまとの関係性も大事にし続けるという思いが込められている。

そして、香り系焼酎と呼ばれる香り豊かな焼酎の開発に至ったのも、その信念あってのことだという。「150年続く会社で、焼酎を生活文化としている地元のお客さまも大切にしてきました。会社がいちき串木野市にあるので、特にその地域に密着して事業を行ってきたが、情報通信が発達するとともに、鹿児島県内へ、さらには全国へ広がっていきました。マーケットが広がったことで新たなターゲット層も見えてきました」と濵田社長は語る。

焼酎ブームといわれた時代から30年から40年が経ち、その頃のファンが50代から60代となっている。この少子高齢化の時代にはやはり若者をターゲットとし、どのように広げるか、さらには海外マーケットも視野に入れて商品開発の必要性を感じたのだという。

香りに対する感性が向上している若者をターゲットに

ライチのような華やかな香りに、甘くまろやかな味わいとキレの良い後味が特長の「だいやめ~DAIYAME~」

新たに若い世代に鹿児島本格焼酎を知ってもらうにはどのようにすべきか考えたとき、近頃の若者は香りに対する感性が向上してきていることに気が付き、新商品開発をしようと思ったという。

そこで生まれたのが「だいやめ~DAIYAME~」だ。“だいやめ”は、鹿児島の方言で“晩酌して疲れを癒やす”という意味。今日の仕事に感謝し明日をリフレッシュして迎えられるようにという意味を込めて作り、ライチのような香りがする焼酎で、濵田酒造にとっても革新的な商品だ。キャッチフレーズは“未踏の香り”。

ライチのような華やかな香りが驚くほど広がり、甘くまろやかな味わいとキレの良い後味が特長。華やかな香りを楽しみつつ食中酒として美味しく飲み続けられる酒質設計で、ソーダで割るとより一層香りが広がる。

「だいやめ~DAIYAME~」は、世界三大酒類コンテストのひとつ、インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)で焼酎部門の頂点「トロフィー賞」を受賞。さらに、インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ2020(ISC)ではダブルゴールドを受賞し、海外で高い評価を受けた。

「欧米の文化の特徴は、香りに対して重点を置いています。この時代に国際マーケットにどうアプローチするべきかと考えたときに、国内での評価ではなく、まずは海外でどのような評価を受けるのか試してみたかったんです」という濵田社長。その結果、海外コンペティションで高い評価を受け、これはいけるかもしれない、とワクワクしているところだという。

アルコール度数40度の本格芋焼酎「DAIYAME 40(フォーティ)」

【写真】カクテル作りの可能性をさらに広げる酒質に仕上げた、アルコール度数40度の本格芋焼酎「DAIYAME 40(フォーティ)」

海外で評価を受けたことで、アルコール度数を40度に設計し、カクテル作りの可能性をさらに広げる酒質に仕上げた本格芋焼酎「DAIYAME 40(フォーティ)」も発売。これは日本では流通しておらず、米国・欧州・アジアを中心に流通している。

「もともとだいやめは、アルコール度数25度です。しかし、海外の蒸留酒のアルコール度数は基本的に40度ほどあることから、新参者のだいやめでアルコール度数40度の商品を作り、海外でも認知してもらいやすいようにしました。ゆくゆくは、海外で日本のお酒が評価されて逆輸入する、それを理想としています」と濵田社長は期待を膨らませる。

これまで、香りに重視した商品開発は業界的になされていたが、そこまで注目度は高くなかった。海外で評価を受けたことで香り系焼酎が国内でも注目されるようになったそうだ。

ソーダで割ると炭酸がはじけて香りがより一層広がる。飲み方によって香りや味わいが変わるため、お湯割りやロックで飲んでみるのもおすすめ

「芋焼酎はおじさんたちのお酒でその世代の人に愛飲されている、というイメージを払拭したいと思っています」そう語るのは、鹿児島焼酎組合の田中専務理事。ふと気が付くと今の若い人たちはハイボールばかり飲んでいる。この現状を打破したいとインフルエンサーを活用したキャンペーンなどを行い、若い女性を中心に注目が集まっているようだ。今後もこうした取り組みを積極的に行っていく。「ソーダ割りで鹿児島本格焼酎を知ってもらって、そのあと別の飲み方も徐々に知っていってもらいたいです。お湯割りやロックなんかもおすすめです」と教えてくれた。

おすすめの割り方、おつまみは?

「だいやめ~DAIYAME~」のおすすめの割り方は、だいやめ4:ソーダ6とのこと。ソーダがはじけて香りがよく広がるのでそれをぜひ堪能してもらいたい。

濵田社長おすすめのおつまみは、チョコレート、チーズ、ビスケット、塩せんべい。料理だと、焼肉、すき焼き、しゃぶしゃぶ。甘いものは意外だったが、洋酒に甘いお菓子が合うように焼酎にも合うそうだ。

田中専務理事がおすすめするのは、黒糖。また、ソーダ割りはさっぱりしているため、からあげやピザ、ポテトチップスがよく合うと教えてくれた。

鹿児島本格焼酎を自宅で楽しんで、コロナが落ち着いたら一度鹿児島を訪れてみてほしい。その土地でしか感じられない、空気感や県民とふれあい五感で鹿児島を満喫できたら、鹿児島本格焼酎もよりおいしく飲めるはずだ。

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