海外からも称賛の声!SNSで話題の精巧な“ミニチュア切子グラス”の美しさにうっとり

東京ウォーカー(全国版)

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展覧会や制作ワークショップなどが各地で開催され、SNS上でも常に盛り上がりを見せているミニチュアアートの世界。植物や動物、フードなどさまざまな題材がある中、唯一無二の作品で人気を集めているのが、ミニチュアの切子グラスを制作しているミニチュア作家・八戸めぐみさんだ。2020年にウォーカープラスで取材した記事にも大きな反響があった。今回はそんな八戸さんに、近況や作品作りの背景について聞いた。

美しく並んだミニチュア切子グラス制作・写真提供/八戸めぐみさん

――まずは、八戸さんのプロフィールを教えてください。

【八戸さん】北海道在住のミニチュア作家です。ミニチュア制作歴は18年ほどになります。

――ミニチュア制作を始めたきっかけは?

【八戸さん】ミニチュアの制作は、陶芸教室で働いていた時に余った粘土で小さい急須を作ったのがきっかけです。その頃からブログやSNSなどを使って作品を発表し、インターネット上での販売も行ってきました。

【写真】誰もが驚く、繊細なミニチュア切子グラスを一気見せ制作・写真提供/八戸めぐみさん


――その後、なぜ切子グラスを題材にされたのでしょうか?

【八戸さん】長年、ミニチュア作家としてミニチュア雑貨やミニチュアのフラワーアレンジなどを作ってましたが、もっと目を引くような作品が作りたいと考える中で、ミニチュアで切子のグラスを作ることを思いついたんです。当時調べた限りでは、ミニチュアで切子グラスを作っている人がいなかったというのも決め手になりましたね。

ピンク色のミニチュア切子グラス。高さは約7ミリだ制作・写真提供/八戸めぐみさん


――ミニチュア制作の魅力を教えてください。

【八戸さん】ミニチュア制作は、何を作りたいかを考えた時、同時に「何を使って、どうやって作るか」も考えなければならないところが魅力であり、おもしろさです。本物と同じ素材で作ればリアリティのあるミニチュア作品になるとは限りません。なので、仕上がりがうまくいって良い作品になった時は本当に良かったと感じますね。また、ミニチュア作品を人に見せた際に感動してもらえることもうれしくて、やりがいになっています。

手にした時の感動が伝わるように、写真撮影にもこだわっているという制作・写真提供/八戸めぐみさん


――ミニチュア切子グラスはどのように制作されているんですか?

【八戸さん】まず、直径10ミリのアクリル棒を旋盤加工してグラスの形を削り出します。その後着色し、切子の模様を彫刻しています。そして仕上げに磨いたり艶の出るように処理をして完成です。どの工程も失敗するとそれまで長い時間をかけて作ったものが無になるので、神経を使いますし、いまだに緊張します。

美しい作品の数々がこのアクリル棒から生み出されるというから驚き制作・写真提供/八戸めぐみさん


――ひとつの作品が完成するまでに、どれくらい時間がかかるのでしょうか?

【八戸さん】模様や形によっても変わりますが、ミニチュアのグラスであれば、アクリル棒から完成の形になるまでおおむね5〜7日ほどかかります。

――ミニチュア制作を始めてから、どのように生活が変化しましたか?

【八戸さん】もともと物作りが好きでしたが、作家として「自分の作品を販売すること」を実現できたのはミニチュアに出合ったおかげだと思っています。

制作途中のさくらをイメージしたピンクカラーの作品制作・写真提供/八戸めぐみさん


――コロナ禍以降に変化はありましたか?

【八戸さん】コロナ禍以降は、ミニチュアのイベントに参加できないのが寂しいですね。ただその分、海外への販売に挑戦できた点は良かったと感じています。

――海外の方からの反応はいかがですか?

【八戸さん】おかげさまでオーダーのお問い合わせもいただき、実際に販売をしています。翻訳サイトを駆使しながらの対応で、海外からの購入者のみなさんにはご迷惑をおかけしていると思うのですが、気長に完成を待ってくださっているのでありがたいです。

ブルーのミニチュアグラスは高さ約6.5ミリ制作・写真提供/八戸めぐみさん


――ご家族やご友人など、周りの方の反応はいかがですか?

【八戸さん】家族は、ミニチュア制作をちゃんと“仕事”として認めてくれているのがありがたいです。ミニチュア制作というと、一般的にはなかなか趣味との境界線が難しいところがあると思うので…。私のモチベーションを保つうえでも、その点はとても感謝しています。友人たちも作品を褒めてくれたりメディアに出ると喜んでくれたりと、いつも応援してもらっています。

着色も美しくいつまでも眺めていられそう制作・写真提供/八戸めぐみさん


――ここ数年で反響が大きかった作品を教えてください。

【八戸さん】最近だと、展示会用に作った9色セットの作品がInstagramで反響が大きかったです。色も形もデザインも違う9個のグラスですが、セットとして一列に並べた時に、個性を活かしつつ美しく見えるように全体のバランスを考えながら作りました。その工夫が見る人に伝わったのかなと思います。

Instagramでも大反響だった9種類のミニチュアグラス制作・写真提供/八戸めぐみさん


――作ったけれどボツにした、という作品はありますか?

【八戸さん】たくさんあります(笑)。最近だとワイングラスなのですが、仕上がってみたら「なんだか脚のバランスが悪いな」と感じてボツにしました。

――今後チャレンジしたい作品の構想を教えてください。

【八戸さん】以前一度だけ挑戦した照明のミニチュアを、今もう一度作ってみたいです。前より上手になっているので、良い作品ができるんじゃないかな?(笑)

ティーポットとグラスのセット。実際に注げるように作ってあるという制作・写真提供/八戸めぐみさん


――それは楽しみです!最後に、今後の目標があれば教えてください。

【八戸さん】コロナ禍なので、海外のイベントに参加するという目標の実現が遠のいてしまっているので、それはいつか必ず達成したいですね。

――ありがとうございました!

取材協力:八戸めぐみさん

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