“軽”といえばやっぱりダイハツ!世の中の動向と実売が完全にマッチ
東京ウォーカー(全国版)
先ごろ、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会(全軽自協)より、2016年度(2016年4月~2017年4月)の軽四輪車新車販売台数(速報)が発表された(4月17日)。2015年の軽自動車税増税、その前年2014年の増税前の駆け込み需要の影響からか、前年比5.1%減の171万9970台と3年連続で減少となった。
しかし、そんな状況下ながらダイハツ工業株式会社は、2016年度で57万2425台を売り上げ、総台数の33.3%のシェアを獲得しトップを堅持。不動の人気を誇っている。

マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した、全国47都道府県に在住する20~69歳の男女で、現在の世帯において自家用車を1台以上所有し、かつ、週に1日以上自分で運転する人を対象とした「自動車に関する実態調査」によって見えてくるものがいろいろとあるようだ。
最も運転する自動車のタイプは、という問いに対しては軽自動車が36.7%と最も高く、次いでハッチバック17.2%、ミニバン16.0%、セダン12.4%、ステーションワゴン7.9%、クロカン・SUV7.4%の順となった。
年代別では、20代の実に半数近く(46.5%)が軽自動車と回答。30代も36.0%、40代も35.5%、50代も30.5%、60代も35.0%が利用しており、世代に関係なく軽自動車の運転機会が多くあることが判明した。
そして、利用目的は「買い物」が84.3%と最も高く、次いで「日常の足」58.5%、「レジャー・旅行」49.3%、「通勤・通学」44.6%となった。
また、自動車に求めるものトップ5は、「運転のしやすさ」が69.5%と最も高く、次いで「乗り心地のよさ」62.2%、「安全性・安心感」60.2%、「燃費の良さ」59.2%、「スタイル・デザイン」41.1%に。
これは、前回2014年の調査時と比較すると、「運転のしやすさ」が70.0%、「燃費の良さ」69.8%、「乗り心地のよさ」62.8%、「安全性・安心感」60.7%、「耐久性・性能のよさ」43.5%の順となり、「燃費の良さ」が大幅に後退し、その代わりに「安全性・安心感」がトップ3にランクインした形だ。
このことからも分かるように、「燃費の良さ」はメーカーの燃費性能の追及という企業努力により、ユーザーが望まずともある程度満足していることがうかがえ、そのぶん「安全性・安心感」という、毎日のようにニュースで流れる自動車事故などからくる危機意識の高さが如実に表れた結果であるといえよう。

軽自動車ジャンルの予防安全装置に最も早く取り組んできたとされ、自動ブレーキや衝突警報機能、前方や後方の誤発進抑制制御機能などが備わっており、良品廉価なクルマづくりを促進させていることも人気の要因だ。

5月9日には“第三のエコカー”こと「ミラ イース」がフルモデルチェンジして2代目に生まれ変わり、全国一斉発売を開始したダイハツ。
2011年9月に発売された初代の“第三のエコカー”としてのコンセプト「低燃費」「低価格」「省資源」はそのままに、+αの魅力として「安全・安心」を追求し、安心な運転につながる基本性能を向上させ、衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を始めて使用した。
そして、従来型比最大80kgの軽量化をし、35.2km/Lの低燃費を実現。価格も、ビジネス用途向けの「B」グレード2WDモデルは84.2万円(税込み)~と「低価格」を継承している。
フルモデルチェンジのタイミングでオンエアを開始したTVCMは、俳優・西島秀俊が出演する「デカい鍵 登場」篇(15秒)と、同じくドラマや映画で活躍する俳優・高橋一生出演の「いつものしあわせ」篇(30秒)という強力タッグの組み合わせで、女性をターゲットにしたシリーズも見逃せない。
前述のように、自動車購入に関するマーケティングからも、軽自動車業界でダイハツがユーザーにしっかりと寄り添ったメーカーであることが容易に推察できる。【ウォーカープラス編集部】
編集部
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