富良野の旨味がギュッと凝縮! 地元素材いっぱいの絶品カレーが食べられる店3選

北海道ウォーカー

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北海道でも屈指といわれる農産物の宝庫、富良野。北海道にはその豊富な農産物を生かしてカレーで町おこしをしよう、という動きが以前からあるのですが、富良野はそのなかでも中心的な存在として知られています。市内には自慢のジャガイモ、ニンジン、タマネギを豊富に使った味自慢のカレー店がたくさんあるんです。今回はその中から3店をご紹介します(取材・撮影2017/4/18、19)。

ファームレストランあぜ道より道


今年で11年目を迎えた上富良野町の人気ファームレストラン。ここは近隣の農家の奥さんたちが、それぞれの農家で収穫した新鮮な野菜や米などを持ち寄り、素材の味を存分に生かしたメニューを食べさせてくれる店なんです。

「ファームレストランあぜ道より道」2階の吹き抜けにある大きな窓からは正面に十勝岳連峰を眺めることができます


外光が降り注ぐ明るい店内。2階の吹き抜けにある大きな窓からは正面に十勝岳連峰を眺めることができます。

「畑の中が見えるようなメニューをお出ししています」と語る「ファームレストランあぜ道より道」スタッフの若林恵子さん


スタッフの若林恵子さんは「都会からやってきた人たちに、地元野菜本来のおいしさ、北海道の豊かさを、ありのままに伝えたいですね。畑の中が見えるようなメニューをお出ししています」。そんな愛情も美味しさの秘密かもしれません。

周りの農家で収穫した野菜の甘味・旨味がしっかり味わえる名物カレーを出すお店は?


看板メニューは、採れたて野菜をもりもり食べられる「やさいカレー」(970円)。ルーはトマトとタマネギをベースにじっくり手づくり。トマトの酸味、野菜の甘味・旨味がしっかり感じられるまさに「野菜のカレー」です。その上には素材そのものを一番おいしい調理法で食べてほしいと、野菜ごとに蒸したり、煮たり、素揚げした野菜がトッピングされています。

「ファームレストランあぜ道より道」もう一つの看板メニュー「ポトフ」は1日10食限定。


もう一つの看板メニューは、お店のそれぞれのお母さんたちが畑で丹精こめて作った野菜に、地元の豚肉を10日間かけてで仕込んだ自家製のベーコンが満載のポトフ(1日10食限定・970円)。野菜の甘みとベーコンの風味、塩味だけの味付けですが、いくらでも食べられそうな優しい味わいが大人気です。

「ファームレストランあぜ道より道」の野菜は季節ごとにその日、そのときの食べ頃の旬のものが集まってきます。


持ち寄られる野菜は上富良野の滋味あふれるものばかり。季節ごとにその日、そのときの食べ頃の旬のものが集まってきます。

今年で11年目を迎えた上富良野町の人気ファームレストラン「あぜ道より道」


上富良野の田園風景の中に立つ木造2階建てのレストラン。外観は農家のレストランという名にふさわしい朴訥としたたたずまいです。

■住所:上富良野町東6線北16号 ■電話:0167・45・3060 ■時間:10:30~15:30(LO) ■休み:水曜 ■席数:40席(禁煙)

唯我独尊


「富良野の地で自然と共に生活の営みと生業を」というのがお店のテーマという富良野の「唯我独尊」


「富良野の地で自然と共に生活の営みと生業を」というのがお店のテーマ。富良野の自然の恵みをそっくりそのままメニューに生かしていて、特にカレーメニューが大人気の店です。富良野の市街地にあるとは思えない古民家の外観もユニークです。

富良野の「唯我独尊」。店内もまるで山小屋のようなぬくもりを感じるインテリア


店内もまるで山小屋のようなぬくもりを感じるインテリア。人気のカレーメニューは16種を用意しています。

「唯我独尊」の「オム+ソーセージカレー」約30種類のスパイスと富良野産タマネギをじっくり炒めて作る秘伝のルーは、深いコクと旨味が凝縮した絶妙の味わい。


人気メニューのひとつ「オム+ソーセージカレー」(1510円)。約30種類のスパイスと富良野産タマネギをじっくり炒めて作る秘伝のルーは、深いコクと旨味が凝縮した絶妙の味わい。ジューシーなソーセージも自家製で、隣のショップではソーセージのテイクアウトもできます。

タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、卵、小麦粉は常に富良野産を使用。「唯我独尊」のカレーの力強い味わいはこの富良野の絶品素材があればこそ。


タマネギ、ジャガイモ、ニンジン、卵、小麦粉は常に富良野産を使用しています。カレーの力強い味わいはこの富良野の絶品素材があればこそなのです。お米も北海道米の「きらら397」を契約農場から直接仕入れています。

「唯我独尊」店長の塚田拓央さん「カレーソースはご飯が残っていれば何度でも追加可能です。」


店長の塚田拓央さんは「カレーソースはご飯が残っていれば何度でも追加可能です。1階カウンターで『ルールルルー』と言っていただければいつでもOKです」とのこと。これは是非トライしたいですね。

■住所:富良野市日の出11-8 ■電話:0167・23・4784 ■時間:11:00~21:00(LO20:30) ■休み:月曜(祝日は営業) ■席数:30席(禁煙)

カレーのふらのや


そして3軒目は富良野市内の中心部にある「カレーのふらのや」。2008(平成20)年のオープンながら、今では富良野のカレー店の代表的な存在になっています。

「カレーのふらのや」。2008年のオープンながら、今では富良野のカレー店の代表的な存在になっています。


お店は富良野市街、富良野市役所の隣にあります。お昼時と休日は待ち時間覚悟の人気店です。

「タマネギといろいろな野菜の甘味、動物系スープの旨味を一つにするのがコツです」とは「カレーのふらのや」代表の立石哲也さん。


味の基本はカレーの元になるペースト。元スープは豚骨、鶏ガラ、牛骨をベースに野菜、ハーブ、香草を煮込み、そこに富良野産のタマネギを加え、約3時間かきまぜながらじっくりと火を入れます。「タマネギといろいろな野菜の甘味、動物系スープの旨味を一つにするのがコツです」とは代表の立石哲也さん。

「カレーのふらのや」の食材は富良野産をメインとした道産食材を使用。ほとんどが以前からおつきあいのある農家から直接仕入れるというもの。


食材は富良野産をメインとした道産食材を使用しています。ほとんどが以前からおつきあいのある農家から直接仕入れるというもの。お米も富良野産のお米を仕入れるたびにその場で精米するというこだわりようです。

「カレーのふらのや」の「やわらか骨付きチキン」は、スープカレーながらややとろみのある濃厚な味わい。


「やわらか骨付きチキン」(1080円)は、スープカレーながらややとろみのある濃厚な味わい。スパイスは、スリランカから輸入した有機栽培スパイスを中心に、オリジナルで配合。辛さの中に厚みのある旨味が堪能できます。

「カレーのふらのや」店内はダークブラウンのインテリアに傾斜天井がおしゃれ。


ダークブラウンのインテリアに傾斜天井がおしゃれな店内。待ち時間を飽きさせないコミックスもたっぷり用意されています。

■住所:富良野市弥生町1-46 ■電話:0167・23・6969 ■時間:11:30~21:30(LO21:00、12~4月は~21:00(LO20:00) ■休み:不定 ■席数:42席(喫煙可 11:30~15:00は全席禁煙)

富良野の食材の魅力を堪能できる「富良野カレー」の人気店3店。それぞれが独自のレシピで食材のおいしさを見事に引き出しているお店ばかりです。あなた好みのカレー店がきっと見つかるはずですよ!

【北海道Walker編集部】

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