旭山動物園の動物別ベスト観察時間を教えます
北海道ウォーカー
4/29(祝)から2017年度の夏期開園がスタートした旭山動物園。アザラシがマリンウェイ(円柱水槽)を通る姿やカバが水中を泳ぐ姿、オオカミの遠吠えなど、テレビなどで見かけた有名な旭山動物園のアレコレをぜひ写真に収めたい!って強い決意で行っても、相手は動物ですからね、なかなか期待通りのシャッターチャンスは訪れないもの……。ですが、動物の行動する時間帯や習性を知っておくと、遭遇するチャンスが少し広がるかも知れませんよ~。まず始めは、冬期開園中に子供が誕生したアザラシから!
アザラシがマリンウェイを通る姿を見るなら開園直後がおすすめ

昼間、日が照って暖かくなってくると地上でだらーんとひなたぼっこする姿が見られるゴマフアザラシ。この姿もとっても可愛いんですが、やっぱり、旭山動物園に行ったならマリンウェイを通る姿を見てみたいもの。午前中11時半からの「もぐもぐタイム」時にはみんなエサをもらいに上に行ってしまうので、狙い目は開園直後。

ただ、通ってくれたとしても混雑していたらなかなか撮影できないですよね。アザラシは好奇心旺盛なので比較的人が多いほうがマリンウェイを通るかもしれませんが、あえて人が少ないときに行ってみるのもいいかも。春に生まれたアザラシの子供は意外とマリンウェイを通ってくれるかもしれませんよ~。
水中を飛ぶカバを見たいなら朝イチがベスト

夜行性で皮膚が弱いので、天気のいい日中は外の放飼場で水に入っていることが多いカバ。ただ、やっぱり旭山で見るなら「水中を飛ぶ」カバをひと目見てみたいもの。比較的、活発に動くのは朝イチと夕方ですが、夕方は水中に放たれたフンで水が濁ってくるので、おすすめなのは朝イチ。

……なのですが、朝イチで注意点が一つ! カバは朝一番にまきフン(尻尾をワイパーのように左右に振ってフンを撒き散らすこと)をすることがあるので、気をつけてください! 館内の案内スタッフの方も「フンを飛ばすので逃げてください」と教えてくれますので、急いで逃げましょう。
オオカミは園内放送に合わせて遠吠えをする

野生を感じられるオオカミの遠吠えも、ぜひ生で聞いてみたいもの。基本的には夕方に聞けるのですが、園内放送に反応して遠吠えをすることも多いのです。旭山動物園ではお昼の12時に必ず園内放送が入るほか、イベントを知らせる際などにも放送が入るそう。ただ、アナウンスする女性の声によっては反応しないときもあるようなので、まあ運次第ですね……。

レッサーパンダが吊り橋を渡るのは涼しい時間帯

葉っぱを握るようにして食べたり、木登りをしたり、「計算か?」と思うほどのモテ要素を持つレッサーパンダ。本当に何をしててもかわいいですが、やっぱり吊り橋を渡るあの光景、カメラに収めたいですよね?

レッサーパンダは夜行性で、本来中国の高山エリアに住んでいるので暑いのが苦手。吊り橋を渡る姿を見たいなら比較的活発な朝か、夕方以降がおすすめ。暑い日中、特に夏の午後になると、木の上などでだらーんと伸びているような姿に遭遇することもあります。

ああ! この姿もたまらなくかわいいですね。まあ、どの動物も一日たっぷり観察するといろんな発見があると思いますが、時間の無い方は動物が活発に動く時間を調べて見に行くのもいいかも。今日紹介した動物たちだと、比較的朝イチが良さそうですね!
※写真提供:旭川市旭山動物園
【北海道ウォーカー/出村聖子】
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