コロナ前より「街の雰囲気」重視派が増加!賃貸物件選びに変化
東京ウォーカー(全国版)
コロナ禍の前後で、賃貸物件選びに変化が訪れているようだ。不動産会社のハウスコムが、多様化するライフスタイルと住まいの実態を把握するために調査を行ったところ、「ポストコロナ」の部屋選びでは「街の雰囲気」を重視する人が増加していることが判明した。

同社は、「ポストコロナ」(2021年4月以降)に賃貸物件への引っ越しを経験した580人、今後1年以内に引っ越す予定の13人と、「コロナ前」(2010年~2019年)に引っ越しをした経験がある579人を対象に、部屋選びの条件やライフスタイルについての調査を実施(※対象は15~49歳までの男女)。
「引っ越しを検討する際に重視した(している)項目」を聞くと、「コロナ前」との比較では、特に「街の雰囲気」を重視する人が増加していることが分かった。「家賃が高くても自分の好きな街に住みたい」という回答が、「ポストコロナ」では43.6%(「コロナ前」では39.4%)と、4.2ポイントも上昇しているのだ。
この回答の通り、好きな街に住むことを優先したいと考える人が増えた結果、実際に「平均家賃」も増加している。平均家賃は、「コロナ前」が6万3912円、「ポストコロナ」が7万999円と、7086円アップしているのだ。
「街の雰囲気」については、住む部屋を決めた当時、「事前に調べた」という人が多数派だ。「コロナ前」より、「デジタルマップ上で確かめた(Googleマップ、Yahoo!地図など)」「インターネットで調べた」という人は増えているものの、「実際に最寄り駅などに行って自分の目で確かめた」との回答の方が多い。
そして「街に求めるもの」については、物件の周辺施設として「夜間利用やテイクアウト可の飲食店」「スポーツジム」「銭湯」があってほしいと思う人が、「コロナ前」より増加している。物件は、単純スペックより「自分のライフスタイルに合うか」で選ぶ傾向にあるようだ。


ちなみに、お家時間が増えた昨今、「家の中での過ごし方」についても聞くと「料理をする」が1位に。「コロナ前」と比較すると、物件には「料理が楽しめる広いキッチンがあること」(28.1%/5.3ポイント上昇)、「テレワークができるカフェや施設が近くにあること」(17.4%/9.5ポイント上昇)を求める人が増加傾向にあった。

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