『ミニオンズ フィーバー』の試写会に行ってみた!“ミニオンと怪盗グルーの始まりの物語”に注目
東京ウォーカー(全国版)
2022年7月15日(金)、“ミニオンブーム”を巻き起こしたシリーズの待望の最新作『ミニオンズ フィーバー』が公開される。期待感が高まるなか、今回記者は、試写会でひと足早く本作を観賞。そこで今回は、体験してきた感想と、注目すべき点を紹介したい。

本年3月に公開し、興行収入32億円超えの大ヒットを記録した『SING/シング:ネクストステージ』ほか『怪盗グルー』 シリーズ、『ペット』 シリーズなど、誰もが知っている人気アニメーション作品を世に送り出しているイルミネーション。そこでとりわけ人気が高いのが、我らが“ミニオン”だ。
2010年『怪盗グルーの月泥棒』から始まり、2013年『怪盗グルーのミニオン危機一発』、2015年『ミニオンズ』、2017年『怪盗グルーのミニオン大脱走』と続々公開されてきた『怪盗グルー』&『ミニオン』両シリーズで、ミニオンは私たちを惹き付けてきた。
※以下、本編内容を含む表現があります。
新作『ミニオンズ フィーバー』の舞台は1970年代。“スーパー・ヴィラン”になることを夢見ている11歳の少年グルーや、彼が憧れる悪党グループ、ヴィシャス・シックスが登場する。そして、“最強最悪のボス”に仕えることが生きがいのミニオンたちは、少年グルーをミニボスと崇拝し、一緒に小さな悪事を働いては嬉々と暮らしているのだが、物語は、グルーが何者かに誘拐されてしまうところから猛スピードで展開していく。
果たして、グルーを誘拐したのは誰なのか?カギを握る初登場のオットーを含め、ミニオンたちはグルー救出作戦に奮闘。ミニオンファンに人気のケビン、スチュアート、ボブも、カンフー・マスターに弟子入りし、グルーを助け出そうと奔走する。
本作で注目したいのは、ミニオンと怪盗グルーの始まりの物語が描かれる点だ。前作『ミニオンズ』では、ミニオンがいつ誕生し、どんなボスたちに仕え、何を目指して生きてきたのかが描かれていたが、そのときにチラリと登場した少年グルーが『ミニオンズ フィーバー』では軸に。続きのストーリーが描かれており、手下として働くミニオンたちとグルーが強い絆を育んでいく過程が丹念に紡がれている。映画を鑑賞する際は、どのようにしてミニオンがグルーの手下となっていったのか、注視してほしい。
誰もが知るあの“黄色のカンフースーツ”に身を包むミニオンの姿にも釘付けだ。先行して公開されているキービジュアルには、70年代をイメージしたサイケデリックなグラフィックや、パイロット・客室乗務員に変身した姿が登場しているが、彼らのさまざまなコスチュームも見どころの1つ!いろいろなところに潜入するミニオンたちが面白く、記者は特に、ケビンたちが飛行機を操縦するシーンが気に入った。ケビンの隣の席でやりたい放題のスチュアートがかわい過ぎて、つい笑い声を漏らしてしまった。

前作では、爆発寸前のスチュアートとボブを救い出したケビンがとてもカッコ良かったのだが、今回のミニオンたちも、なにがあろうと少年グルーを救い出そうとする。おっちょこちょいな彼らは覚醒するのか!? その辺りもハラハラ・ドキドキポイントとなっている。また、作品の隅々までブラックジョークとユーモアを散りばめながらも、ベースには温かさが流れる本シリーズ。仲間の大切さ、絆の深さを描き、「一人ではなにもできない」ことも学ばせてくれた。
ミニオンたちと少年グルーの絆のはじまりを描く、まさにエピソード0な内容になっている本作は、「ミニオンの映画を観るのは初めて…」という人でも楽しめる事はもちろん、過去作からのファンにとってもうれしい伏線回収ポイントも多数!
ミニオン語でマシンガントークをしながら、ドタバタと予測不能なアクションを繰り広げていくミニオンたち。彼らは前作『ミニオンズ』で、“最強最悪のボス”を探し求め、危険な目に会いながらも恐竜時代から世界中を練り歩き続け、最終的に少年グルーをボスに選ぶのだが、今作では“なぜグルーにしたのか”という理由も判明!
また、『怪盗グルー』シリーズの1作目『怪盗グルーの月泥棒』で、グルーが“月泥棒”という荒唐無稽とも思えるチャレンジをした理由や動機も明かされることに。少年グルーはただの宇宙好きの子供というわけではなく、本作で描かれるある出来事をきっかけに、この大きな野望を抱く事となった。最新作『ミニオンズ フィーバー』では、こうした伏線回収ポイントもあり、『ミニオンズ』『怪盗グルー』両シリーズにつながる交差点を目撃することができる。さらに本作では、これまでのシリーズに登場したあのキャラクターが若かりし頃の姿で登場するので、お見逃しなく!
深イイ部分に加えて、おかしさと、かわいさを備えたミニオンズやグルーのハチャメチャな冒険劇は子どもたちが楽しめること間違い無し!大人もワクワクするような展開で、一緒に人生を楽しんでいる気分になれて、テンションアップ!迷いやためらいを感じさせない力強い生き様から元気をもらい、今回も癒されることだろう。
シリーズ史上最大のハチャメチャな大冒険は、冒頭から怪しい遺跡やジャングルが登場して期待感MAXだ。大きなスクリーンで是非、体感してほしい。この夏、大人も子どもも映画館でフィーバーしよう。
取材・文=平井あゆみ
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