“100万ドルの夜景”が750分の1スケールで!人気の「香港ミニチュア展」が5年ぶりに開催
東京ウォーカー(全国版)
2022年7月28日(木)から8月7日(日)まで、東京・丸の内の「KITTE アトリウム」(東京都千代田区)にて「香港ミニチュア展」が開催される。入場は無料。同展はこれまで2014年と2017年に日本で開催され、合計約15万人が来場。今回、香港特別行政区の設立25周年を記念し、5年ぶりに東京で開催される運びとなった。

展示されるミニチュア作品は、香港のミニチュア作家や各技術の専門家など100人以上から成るチームが制作したもの。「今昔」「伝統」「美食」「祭りと行事」 という4つのテーマに分け、香港の都市景観や懐かしい街並み、伝統行事などを精巧なミニチュアで再現。そのクオリティの高さは思わず息を呑むほどだ。


会場には大小40点にもおよぶミニチュア作品が並ぶが、そのうち新作8点を含む25点が日本初公開となる。なかでも注目の作品は、香港の代表的な観光スポットの1つである「維多利亞港(ビクトリアハーバー)」のミニチュアだ。


“100万ドルの夜景”とも称される世界屈指の絶景を、750分の1スケールで再現。完成までに約2年を要したという大作だ。なお本作は、香港以外の場所では今回の東京が世界初公開となる。
続いて、魅力的な作品の数々をピックアップして紹介しよう。まずは、かつては香港の工業地帯で、現在は再開発が進む「観塘(クントン)」の繁華街を再現したミニチュア作品。


この作品では、古いビル群やネオンサイン、地元住民に馴染みの店などが、細部にまでこだわって作り込まれている。忙しく行き交う人々の息遣いまで感じられそうなミニチュアだ。さらにはARを用いて、花火や宇宙船が出現する仕掛けが施されている。
国際色豊かなナイトスポット「蘭桂坊(ランカイフォン)」の様子を表現した作品では、にぎやかで活気のある雰囲気が垣間見れる。人物の動きや表情までもが生き生きと描かれ、思わずじっくり眺めてしまいそう。


1970年代に「九龍城」の古い建物の階段下で営業していたおもちゃ屋さんを取り上げた、ノスタルジックな作品にも注目。店内に陳列されているおもちゃなどからは、当時の香港では日本の漫画やアニメの影響が色濃かったと窺い知れる。日本人が見てもどこか懐かしさを感じてしまう風景だ。


このほかにも、香港の伝統的な喫茶店「中国冰室」や、伝統工法を忠実に再現して制作された「バンブーシアター」など、香港ならではの風景を描いた魅力的な作品がずらり。東洋と西洋、古いものと新しいものが混ざり合う香港独自の伝統や文化を、ミニチュア作品を通してリアルに感じられる。


ここ数年は新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で、海外を旅する機会がなかったという人も多いだろう。異国情緒あふれる香港の風景を眺めて、気軽に旅行気分を味わってみてはいかがだろうか。
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の影響で随時情報が変わる場合があります。ご利用の際はできるだけ事前確認をおすすめします。
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