コンクリートに猫の足跡。絶対わざとだ...!大阪の工務店が描くほのぼの日常漫画が話題
大阪に実在するとある工務店の日常を描いた漫画・工務店の日報(
@komuten_no_nippo
)がSNSで話題となっている。ファン付きの作業着「空調服」の秘密や、建築現場ならではのあるあるなど、投稿を始めて半年ほどでInstagramのフォロワーは2万人以上に。漫画を描いている福田雄一(
@fukudayuichi
)さんに、投稿を始めたきっかけや、反響の大きかった作品などを聞いてみた。

「現場あるあるの本出したいわー」軽いノリで始めた工務店の日常漫画
漫画に登場するのは、大阪市生野区に実在する工務店・株式会社コーバ(@koba_co_ltd)。店舗の内装工事や住宅のリノベーションなどを手掛ける、従業員5名の小さな会社だ。福田さんは工務店の従業員ではなく、デザインやイラスト制作の仕事をしており、なんとポルトガル在住なのだそう。漫画誕生のきっかけを尋ねてみると、工務店の代表・松本さんと福田さんの何気ない会話からだったと教えてくれた。
「工務店の代表を務める松本とは、昔からの付き合いでした。冗談で『現場あるあるの本を出したいわー』と話したことから、軽いノリでインスタ投稿を始めました。思いのほか反応が良く、我々もビックリしています」

工務店自体は2019年の設立とまだ新しいが、建築業には20年近く携わってきた実績があり、漫画はそんな長年の経験をもとに描いているという。
「最初、描き始める前に何度かビデオ通話で工務店のメンバーとミーティングをし、各々が面白かったエピソードを出し合いました。その中から漫画にできそうなものを描いています。最近は全員でのミーティングは減りましたが、ほぼ毎日グループラインでやり取りしています」

そんなやり取りから誕生した漫画に登場するのは、基本的には実在する従業員の人たち。自分が漫画の登場人物となっていることについて、どのように感じているのだろうか。
「従業員は結構、喜んでいるように思います。あまり登場人物が出てきてもごちゃごちゃするので、登場が少ない人もいるのですが、本心はもっと出演したいようです」
