中尾明慶、最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は「息子と一緒に4Dで観たい!」
東京ウォーカー(全国版)

映画史に偉大な足跡を残した巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の『ジュラシック・パーク』。その後、続編や『ジュラシック・ワールド』など初公開から約30年経ったいまも時代を超えて愛される人気シリーズとなっている。その最新作にして完結編となる『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を、“ジュラシックシリーズファン”だという中尾明慶さんがいち早く鑑賞。本作の見どころや、“大の恐竜ファン”という息子さんとのエピソード、さらに『ジュラシック・パーク』や『ジュラシック・ワールド』の鑑賞時の思い出などを語ってもらった。
恐竜を相手に俳優陣がお芝居をするシーンは「撮影の裏側を想像しながら観ていました」
――本作をご覧になった感想からお聞かせいただけますか。
【中尾明慶】まず冒頭でモササウルスが大きな口を開けながら海中から飛び出てきた瞬間に引き込まれました。“うわぁ! おもしろいカットだなぁ。これからどうなるんだろう?”とハラハラドキドキして、そのままラストまで2時間半近く『ジュラシック・ワールド』の世界に没入していたのですが、想像以上におもしろかったです。

――印象に残ったシーンを教えてください。
【中尾明慶】ヒロインのクレアが、恐竜に追いかけられて池みたいなところに入って隠れるシーンが印象的でした。水面スレスレのところにクレアの頭があって、そのすぐ上で3本指の爪がめっちゃ長いテリジノサウルスが大きな口をパックリ開けて様子をうかがうんですよね。割と序盤のシーンだからクレアは助かるはずだと思いながら観ていたんですけど(笑)、それでもヒヤヒヤしました。冒頭で主人公のオーウェンとクレアが娘のように育ててきたメイジーと、子どもの恐竜のベータが連れ去られてしまうので、その救出劇にハラハラしましたし、過去シリーズで活躍したサトラー博士、グラント博士、マルコム博士のほうのストーリーも展開していくので、息をつく暇がなかったです(笑)。“いつになったら全員が合流するんだろう?”という、違う意味でのドキドキ感も味わえて見応えたっぷりでした。

――俳優という視点で“ここはすごい!”と思ったシーンは?
【中尾明慶】全部すごいんですけど(笑)、恐竜を相手に俳優陣がお芝居をするシーンは撮影の裏側を想像しながら観ていました。僕もCGを使った撮影に挑戦したことがあるのですが、「この辺りに生物がやってくるので驚いてください」と現場で説明されてもよくわからないんですよね(笑)。ダミーのものを見てリアクションするのって結構難しいし、想像力がないといけない。だから実物を見たことがない恐竜を想像しながらお芝居されている俳優のみなさんはすごいなと思いました。

――ちなみに中尾さんはどういうタイプの恐竜がお好きですか?
【中尾明慶】草食系の穏やかな恐竜が好きです。あと、本作で新たに登場したヴェロキラプトルの子どものベータもめちゃくちゃ可愛かったです。お母さんのブルーの後ろを一生懸命ついていく姿にキュンとしましたね。表情や行動でなんとなく彼らの気持ちが伝わってくるから不思議で。このシリーズは恐竜にも感情移入できるので、そこも魅力のひとつですよね。

――本作に登場する新種の恐竜の中にお気に入りはいましたか?
【中尾明慶】お気に入りというか、珍しいなと思ったのは羽毛恐竜のピロラプトル。真っ赤な羽毛に覆われていて見た目がちょっと気持ち悪いのですが(笑)、恐竜ファンはああいうマニアックな恐竜が出てきたら喜ぶんじゃないかな。ピロラプトルが凍った湖の水面下から人間を襲うシーンがめっちゃ恐いので期待していてください!
臨場感たっぷりの4D鑑賞をしたら「イスがちょっと動いただけで息子がビビりまくるかも(笑)」
――『ジュラシック・パーク』を最初にご覧になったのはいつでしたか?
【中尾明慶】5歳ぐらいのときにテレビで放送されていたのを、両親と一緒に観た記憶があります。幼かったから恐竜の恐さがよくわからなくて、それよりもアトラクション感覚でワクワクしながら観ていたような気がします。今回久しぶりに見返してみたら、若い頃の博士3人が衝撃で! 今回、同じ俳優さんが演じているだけあって、年齢は重ねてもそれぞれのキャラクターの雰囲気は変わっていないところがすごいなと思いました。それこそうちの両親が『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』を観たらこの3人の登場シーンに感激するんじゃないかな。『ジュラシック・パーク』のオマージュシーンもあるから絶対に楽しめると思います。

――『ジュラシック・ワールド』をご覧になったときはどのような感想を持ちましたか?
【中尾明慶】メインキャラクターの兄弟が、ガラスの球体の乗り物に乗って恐竜たちの間を進んでいくアトラクションに大興奮したのを覚えています。映画では球体に乗った兄弟が恐竜に追いかけられて恐い目に遭いますが(笑)、安全が保証されるなら僕も乗ってみたいです。あのテーマパークには夢がありますよね。でも本物の恐竜は怖いから、まずはVRのゲームとかで恐竜のいる世界を体感してみたいです(笑)。
――本作はアトラクション感覚でご覧になる方もいると思いますが、4DやIMAXでご覧になる予定は?
【中尾明慶】息子と一緒に4Dの吹き替え版を観ようと思っています。ただ4Dって臨場感がすごいので、イスがちょっと動いただけで息子がビビりまくるかも(笑)。でも僕はすでに展開を知っているので余裕の表情で観る自信があります(笑)。4Dで観たあと、たぶん「もう一回観たい!」と息子が言うはずなので、夏休み中に4DとIMAXの両方で観れたら最高ですよね。
――息子さんがどんな感想をお話しになるのか楽しみですね!
【中尾明慶】デカい奴VSデカい奴みたいな恐竜同士のバトルシーンに大興奮すると思いますよ。ただ、彼は恐竜が好きで図鑑とかいっぱい読んでるから、「もっと強い恐竜知ってるよ」って言うかもしれません(笑)。いま8歳だからどこに興味を持つかわからないのがおもしろいですよね。「遺伝子って何?」って聞かれたら説明するのが大変だから困るけど(笑)。お話自体はシンプルでわかりやすいから観賞後の会話は弾むと思います。これまでのシリーズは家族みんなで観ているので、今回も一緒に劇場に観に行こうと思います。

本作の注目ポイントは“さまざまなタイプの恐竜”と“グッとくる人間ドラマ”!
――中尾さんのYouTubeを拝見したのですが、息子さんをトカゲくんと呼ばれているのはなぜでしょうか?
【中尾明慶】息子が学校で捕まえたトカゲを、夏休みに入る前の終業式の日にうちに連れて帰ってきたんです。それ以来トカゲくんというあだ名で呼んでいて。そういえばトカゲってどことなくフォルムが恐竜に似ていますよね? オオトカゲのコモドドラゴンを遺伝子操作して大きくしたら恐竜みたいになりそう(笑)。

――恐竜好きの息子さんと恐竜関連のおでかけスポットに行かれることはありますか?
【中尾明慶】先日、家族でユニバーサルスタジオジャパンに行って、ジュラシック・パーク・ザ・ライドに乗りました。あと恐竜展とか恐竜ショーに連れて行ったことがありますね。
――作り物の恐竜を目にした息子さんの反応はいかがでしたか?
【中尾明慶】アトラクションは大丈夫だけど恐竜ショーの恐竜ってすぐ側まで来るから、目の前にいる恐竜を見て息子はビビってました(笑)。そこまで大きくないけど本物ソックリに動いたりするから恐かったんでしょうね。絶対に恐竜と目を合わせないようにしてる姿がめちゃくちゃ可愛かったです(笑)。

――ちなみに息子さんはどんな恐竜がお好きなのでしょうか?
【中尾明慶】僕と違って肉食系のT-レックスとかアロサウルスのような強い恐竜が好きらしいです。なので本作だったらギガノトサウルスが出てきた瞬間に「キターーーー!」って興奮すると思う(笑)。僕は恐竜に全く詳しくないから、映画を観たあとにいろいろ教えてもらおうと思います。

――最後に、家族で観に行かれる方に向けて本作の注目ポイントを教えていただけますか
。
【中尾明慶】さまざまなタイプの恐竜が登場するシーンはもちろん楽しいですし、人間ドラマもグッとくるポイントがたくさんあるので、ぜひそういうところにも注目して観て欲しいです。例えば、オーウェンとクレアとメイジーは本当の親子じゃないけど家族のような絆を感じさせますし、彼らと全く関わりのなかった人も含めてみんなで助け合う姿に感動するんですよね。いまの世の中いろんなことが起きてるじゃないですか。危機的状況にいるからこそ人間同士の絆ってこんなにも大事なんだなと本作を観て改めて気づかされましたし、恐竜たちが美しい自然の中にいるシーンとかは自然を守らないといけないなと感じたりしました。と言いつつも、鑑賞中は恐竜がどこからともなく出てくるからハラハラして落ち着かなかったのですが(笑)。とにかくめちゃくちゃおもしろいので、ぜひ大きなスクリーンで『ジュラシック・ワールド』の世界を体感してみてください!

取材・文=奥村百恵
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