【影山貴彦のTVコラム・がんばれ関西ローカル!】      コンビ愛の深さが おもしろさにつながる。

関西ウォーカー

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雨上がり決死隊。宮迫と蛍原の二人をテレビで見ない日はない。

宮迫が病を乗り越えて、コンビの絆がより深まったように感じるのは私だけではあるまい。

多くの番組に揃って出演している。売れっ子になるとコンビであっても、一人一人の仕事が増えるのがテレビ業界の流れだが、雨上がりはそれをあまりしない。そこがいい。そして、関西ローカルの番組を大事にしているのだから、より応援したくなる。

この4月、雨上がり決死隊の新番組がまた始まった。「雨上がりのナニモン!?」(カンテレ)だ。7年間続いた「雨上がり食楽部」の後を受けて始まった番組で、毎回意外なスポットをクローズアップし、若手芸人たちがレポートする。そこで展開される人間ドラマを雨上がりの二人やゲストが掘り下げていくドキュメンタリー要素の入ったバラエティ、いわゆるドキュバラだ。

4月29日の放送での蛍原が最高だった。JRA調教師の話に感動した競馬好きの彼が、熱く長く語り始めたのだ。宮迫が、「お前、この番組何分番組やと思ってんねん!」とツッコむタイミングが絶妙だった。それを受けた蛍原の「(このトーク、放送で)使ってもらわなくてええねん!喋りたいねん!」の返しが最高だった。無論、その部分はカットされることなく使われた。

コンビ愛が熟してるからこそのやり取り。番組も今後いい感じに熟すだろう。

影山貴彦(かげやまたかひこ)同志社女子大学 学芸学部情報メディア学科教授。元毎日放送プロデューサー(「MBSヤングタウン」など)。早稲田大学政経学部卒、関西学院大学大学院文学修士。上方漫才大賞審査員、GAORA番組審議委員、日本笑い学会理事。著書に「影山教授の教え子が泣きにくる。~涙が笑顔にかわる京都の女子大研究室」など

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