WHAT MUSEUMで開催！OKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展でポジティブなエネルギーを感じよう

芸術の秋の訪れが近づく今日この頃。そんな時期におすすめのおでかけスポットが、都内屈指のアートの街、天王洲アイルだ。寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSEUM(ワットミュージアム)」では、2022年8月6日からOKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展を開催している。

OKETA COLLECTIONとは

OKETA COLLECTIONは、長年ファッションビジネスに携わってきたコレクターの桶⽥俊⼆・聖⼦夫妻が、約20年の年月をかけて収集してきたアートコレクション。

草間彌生の作品に感銘を受けたことがきっかけで、現代アート作品の収集を始めた桶田夫妻。一目惚れの直感を大切に、素敵だと魅了された作品のみをコレクションしている。本展覧会では一目惚れコレクターと呼ばれる桶田夫妻の作品への想いや情熱を感じることができる。

女性作家たちがたくましく生きる力を表現する、後期「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展

前期「Mariage −骨董から現代アート−」展に続く、後期「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展では、世界的に著名な作家・草間彌生をはじめ、近年注目を集めている近藤亜樹やジャデ・ファドジュティミ、山下紘加など国内外の女性作家の現代アート作品を中心に展示。

不安定な状況が続く現在の社会においてポジティブなエネルギーを作品とともに届け、自分を信じて前向きに生きていくというメッセージが込められた展覧会となっており、会場は大きく分けると4つのエリアによって構成されている。そんな4つのエリアを注目作品と一緒にご紹介。

本展覧会のタイトルとなっているジュリア・チャンの《YES YOU CAN》

まず初めに紹介するのは、本展覧会のタイトルにもなっているジュリア・チャンの《YES YOU CAN》。陶磁器でできた9つのアルファベット文字は、本展覧会用に特別な配置となっている。YOUの文字が強調されており、一人ひとりに向けた強いメッセージを感じる。

会場手前と奥に分かれHALLエリアでは、手前に山下紘加と奥にジャデ・ファドジュティミの作品が並んでいる。

鮮やかな色彩で生き生きとした生命の力を表現する近藤亜樹作品

北海道生まれ山形県在住の注目の若手画家、近藤亜樹はダイナミックでエネルギーに満ちたタッチで草木や動物を描いている。中でも《星、光る》は横幅が約5メートルの大型作品で、一際強いエネルギーを感じる作品。

OKETA COLLECTIONの原点である草間彌生の作品も展示

桶田夫妻が現代アートを本格的に収集し始めたきっかけでもある、草間彌生の作品が5点あり、1980年代に制作された貴重な立体作品も展示されている。

また、それらの横には、写真家・細江英公による1960年代にニューヨークで活躍していた頃の草間彌生の写真が並べられており、当時の活動の様子を想像しながら作品を観ることで、一層作品を楽しむことができる。

11人の女性アーティストたちの作品が集結したスペースも

11人のアーティストたちの作品を展示するスペースには、今津景、ジュリア・チャン、ジェネシス・ベランジャー、アイ・チョー・クリスティン、キャサリン・バーンハート、クレア・タブレ、川内理香子、鍵岡リグレアンヌ、清川あさみ、タラ・マダニ、ロッカクアヤコといった11人の女性アーティストの作品を展示。

15名の女性作家の鮮やかでエネルギッシュな展示から生きる力を感じることができるOKETA COLLECTION「YES YOU CAN −アートからみる生きる力−」展。桶田夫妻のコレクションにまつわるコメントや音声ガイドも無料公式アプリから利用できるため、アーティストへの理解が深まり楽しむことができる。

桶田夫妻は「我々コレクターが展覧会を開くことで、少しずつ若い人にも足を運んでもらい、一体となることが嬉しい」と語っている。開催は10月16日(日)まで。桶田夫妻の一目惚れ作品の数々に魅了されること間違いなし。この機会にぜひ足を運んでみてはいかがだろう。

※新型コロナウイルス(COVID－19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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