“余命アイドル”と“天使の幻覚”の出会いが生んだほろ苦い奇跡。漫画「東京エンゼルコール」に反響

インパクトあるキャラ付けや個性を反映したキャッチコピーなど、印象に残るために肩書きを用いるのは芸能界の常。「余命3年」という前代未聞の売り出し方でトップアイドルになった少女と、服薬で見える幻覚の天使の出会いを描いたオリジナル漫画にTwitter上で大きな反響が集まっている。

余命わずかの「アイドル」と、薬を飲むと見える「天使」。2人の出会いが辿り着いた先に反響

「余命アイドル」と「天使の幻覚」。2人の願いが行きつく先に反響

話題になっているのは、「少年ジャンプ+」で連載された『エイトワード魔法学校へようこそ!』や、Twitterで公開している「ザコ絵師ちゃん日記」シリーズなどで人気の漫画家、さりい・B( @danny_2011rs )さんが9月に公開した作品「東京エンゼルコール」だ。

「東京エンゼルコール」7画像提供:さりい・B(@danny_2011rs)


余命わずかという境遇を逆手に「余命アイドル」として世界的人気を集める「今際四季」。だが舞台裏では、迫る死をアイドルとして美談に変えることへのストレスから薬に依存する日々を送っていた。

「東京エンゼルコール」11画像提供:さりい・B(@danny_2011rs)


さらに強い薬を求める四季に、マネージャーが渡したのが「AC(エンゼルコール)」という名の薬。効果は「美しい天使の幻覚が見える」だけで化学的な依存性は皆無ながら、服用者はみな他の薬をやめてしまうほどにその効果は強烈なのだという。

試しに服薬した四季の前には、果たして純白の天使の幻覚が現れる。「私は求められたモノになる」という天使の少女に、四季は話し相手として、また一緒におでかけする遊び相手として交流をはじめる。まるで友人同士のように付き合う中で、四季と天使、それぞれに変化が生じ始めて――、という物語。

「東京エンゼルコール」20画像提供:さりい・B(@danny_2011rs)


2つのアイデアが噛み合い生まれた「東京エンゼルコール」

死期が迫った四季に奇跡が起こりながらも、ハッピーエンドとは言い切れないほろ苦さと余韻を感じさせる結末となった本作。Twitterの投稿には7万件超のいいねが集まる大反響とともに、「叫ぶほど面白かったです」「死ぬほど面白い」「強いメッセージ性を感じる話」と、読者から数々のコメントが寄せられた。

反響を受け、ウォーカープラスでは作者のさりい・Bさんにインタビューを実施。本作が生まれたきっかけや、美しくもどこかビターな結末に込めた想いなどを訊いた。

「東京エンゼルコール」22画像提供:さりい・B(@danny_2011rs)


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