【実家住みの彼氏と本音トーク】育った環境で違う価値観を一方的にならないように伝えるには?

かどなしまるさんは、彼氏をずっと「招く側」であることを“不平等”だと感じていて……

彼氏(ユウキ)に同棲を断られて将来が見えず、「同棲しないと別れる」と伝えて一度は振られてしまうも、なんとか復縁したかどなしまるさん。ユウキの本音を聞いて自分が変わろうと反省し、「ずっと招く側でいることに不平等に感じている」という本音も、押し付けずに伝えることができたという。

ウォーカープラスで連載漫画を公開しているのは、にほんブログ村「 コミックエッセイ 」ランキングでTOP10に入るなど人気を博している、元アルコール依存症のアラサーOL・かどなしまるさん( @marukadonashi )。発売中の書籍 「人生が一度めちゃめちゃになったアルコール依存症OLの話」 では、新卒で入った会社で人間関係に悩み、「ダメだ」とわかっていながらも、お酒を飲んでから出勤するようになってしまった体験を描いている。
※アルコール依存症は完治しない病と言われています。著者の個人的な見解で、一番ひどい状態にあった過去と区別するためにタイトルで「元アルコール依存症」と謳っていますが、著者自身も自分の依存症が完治したとは思っていません。


今回は、彼との“同棲を目指した日々“を描いた 『子ども部屋おじさんの彼と一緒に住みたい私の100日間』 の第20話を紹介。“安月給OL”の自分と、実家暮らしの彼とで生じる生活の価値観のズレ。手荒に同棲話を進めてもうまくいかず、やっと彼の“本音“を聞いたことで変わっていったかどなしまるさん。「ずっと招く側」を不平等に感じるという本音も押し付けずに伝えることで、ユウキとわかりあうことができたようだ。

ここでは、本エピソードの舞台裏について、著者・かどなしまるさんに話を聞いた。


――彼氏が実家住みだとずっと家に「招く側」。消耗品や光熱費など、小さな積み重ねにモヤモヤしてしまいますよね。その本音を伝えたときに心がけたことを教えてください。

【かどなしまる】ユウキが自分とは違う価値観である背景を可能な限り想像しました。私の育った実家では「節約」意識が高かったんです。電気も小まめに消すし、冬の寒い日でも冷たい水で顔を洗ったり、とにかく光熱費や消耗品は「我慢するもの」という価値観で育ったのが私です。

だから、ずっと招く側で「我慢するもの」を一方的に奪われているように感じていました。だけど、光熱費は「微々たるもの」という価値観で育つ環境ももちろんあるわけで、考え方に差が出るのも当然だと想像できたんです。そういった“差”があることを念頭に置き、ユウキに押し付けないことを心がけました。選ぶことのできない“育った環境”でできあがった価値観に、どちらが正しいなんてないですしね。

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