【実家住みの彼氏と本音トーク】育った環境で違う価値観を一方的にならないように伝えるには?


――1人大反省会のあと、彼に同棲を無理強いすることはせず、かどなしまるさん自身が変わることで、2人は良い関係になっていきましたね。「同棲できなくてもユウキと付き合い続けよう」と思えた理由はなんですか?

【かどなしまる】自分の中に変わる余地を見出したのと同様に、相手も何か変化するのか見届けたかったのだと思います。それは、自分の考えや発言、行動が変わり、言うなれば自分から出すものの性質が以前とは異なるわけで……。相手への作用がどのように変化するかは未知です。未知ながら、いい方向へ反応していく予感と信頼を抱いていたからだと思います。

「同棲」だけにフォーカスをすると不一致だらけでした。だけど、ほかの部分でのユウキの優しさ(例えば他人に対しての態度がとても柔らかいことなど)は心地の良いものだったので、一蹴できなかったのが理由ですかね。


――それまでユウキは光熱費の問題などにピンときていないようでしたが、「不満に思う気持ちがわかった」と言っていましたね。なぜ彼の気持ちが変わったのだと思いますか?

【かどなしまる】以前の私の伝え方は「とにかく一方的に奪わないで!」だったと思います。しかし今回は“なぜそのように思うか、どう感じているか“を言い、また、“具体的にどうして欲しいか“を素直に伝えたのが響いたんだと思います。理由を伝えるのと、Want to を「察してほしい」じゃなくて「きちんと明言する」ことは、単純ですがとても大事だと気づきました。

大人2人が一緒に過ごすなかで、多かれ少なかれ生じる価値観のズレに起因する諸問題。多様な生き方の大人たちが、多様な出会い方をする現代で、かどなしまるさんの体験はそれらを乗り越えるヒントになるのではないだろうか。

画像提供:かどなしまる(「 お酒がないと××できません 」/ @marukadonashi )

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