住宅購入時の予算管理どうしてる?予算内におさめる工夫やオーバーした要因は!?東京都在住30~40代既婚男女に調査
東京ウォーカー(全国版)
「大人を自由にする住まい」をコンセプトに、不動産仲介から設計・施工までワンストップ・リノベーションを展開する株式会社groove agentは、東京都に住む30~40代の既婚男女1000人を対象に、住宅購入時の予算管理に関するアンケート調査を実施した。

【アンケート概要】
調査の方法:Webアンケート方式
調査の対象:東京都在住の既婚男女1000人
調査実施日:2022年9月6日
調査主体:
株式会社groove agent(ゼロリノベ)/コーポレートサイト
【調査目的】
同社において、この1年で住宅取得者が購入した種別や、住宅予算の算出方法、満足度を把握し、住宅業界全体の活性化を目指すことを目的に調査を実施。
1年以内に購入した住宅の種別は?

・新築戸建て:40%
・中古マンション:27%
・新築マンション:23%
・中古戸建て:10%
1年以内に購入された住宅種別トップは「新築戸建て」で40%。マンションは2021年調査より、中古が新築を上回る。マンションにおいて、
2021年の調査
では微差ではあるものの、中古よりも新築が買われていることがわかるが、2022年の調査では中古が新築を上回る結果に。地価・物価の上昇などさまざまな社会情勢や、住宅リノベーションの普及により、中古を選択する人が増えたことが考えられるのではないだろうか。
住宅購入予算の算出方法は?

・自分(または配偶者)が情報収集して決めた:42%
・ハウスメーカーや不動産仲介業者など、業者の提案をもとに決めた:23%
・自分(または配偶者)の親や知人からのアドバイスをもとに決めた:20%
・自分たちでファイナンシャルプランナーに相談した:12%
・その他:3%
住宅予算は42%が「自分で決めた」、20%が「親や知人のアドバイスをもとに決めた」と回答。
予算内におさまったか?

・予算内におさまった:62%
・予算をオーバーした:38%
62%が「予算内におさまった」、38%が「予算をオーバーした」と回答。予算内におさまった人に「おさめるためにした工夫」を、予算をオーバーした人に「オーバーした要因」を聞いてみた。
▼予算内におさめるためにした工夫
購入した住宅種別ごとの、予算内におさめるためにした工夫は以下のとおり(原文ママ)。
<新築戸建て>
・とにかく本当に必要な条件だけに絞った。
・予算をぎりぎりに設定しないこと。お金をかける部分と省略しても気にならない部分を分けること。
・ハウスメーカ―の選定をしっかりした。
<中古戸建て>
・欲張らず身の丈に合った物件を探す。
・高価な嗜好品を省いた。
・徹底的にコストを考え、妥協した。
<新築マンション>
・家選びの譲れない条件を設定し、それ以外の条件のことには目をつぶった。
・立地、広さ、間取り、階数、室内の豪華さなど、プライオリティーの低いものから、条件変更を行う。
・はじめに予算の上限をしっかり話し合って決めておいた。
<中古マンション>
・予算内で物件をさがす。仲介会社の担当者と信頼関係を結ぶ。
・築年数や駅までの距離などの条件を緩める。
・借入可能額と金利、月額返済可能額の確認と購入後の貯蓄をよく検討した。
▼予算をオーバーした要因
購入した住宅種別ごとの、予算をオーバーした要因は以下のとおり(原文ママ)。
<新築戸建て>
・想定よりも高級なハウスメーカーに決めたことと、認定低炭素住宅の取得のために太陽光の設備が必要となったため。
・地盤強化という本当に必要だったかわからない追加費用がかかった。
・もともとの予算をしっかり決めていなかった。
<中古戸建て>
・家具家電の取り付け代がかかった。
・予想以上に住宅購入に必要な書類を作成する費用がかかった。
・いいのを見るとそちらが欲しくなって、ついつい予算オーバーした。
<新築マンション>
・当初の見通しが甘かった。
・床暖房などのオプションがかさんだ。
・メーカー側が、最初の見積もり時より実際の値段を高く設定してきた。
<中古マンション>
・知識不足だった。
・思ったよりお金をかけてしまった。
・もともとの予算設定が低かった。
購入した住宅の満足度は?

・満足している:80%
・不満がある:20%
購入した住宅の満足度は80%が「満足している」、20%が「不満がある」と回答。満足と不満の理由を聞いてみた。
▼満足の理由
購入した住宅種別ごとの、満足の理由は以下のとおり(原文ママ)。
<新築戸建て>
・想像したどおりの住宅になった。
・予算に見合ったものができたから。
・予算はオーバーしたものの耐震性も心配なくなり、保障もあるので。
<中古戸建て>
・いい間取りの物件が買えた。
・中古にしては綺麗だったため。
・贅沢をしなければ今の暮らしを維持することができたから。
<新築マンション>
・設備が充実している。暮らしやすい。
・希望通りの物件で住み心地も良い。
・駅近なのに静かな環境で、日当たりもよいから。
<中古マンション>
・職場との距離、マンション自体のクオリティー、住環境など条件がとても良いので。
・予算相応で身分相応な物件だと感じるから。
・フルリノベーションしたから。
▼不満の理由
購入した住宅種別ごとの、不満の理由は以下のとおり(原文ママ)。
<新築戸建て>
・価格のわりには狭い。
・雑草が生えやすく困っている。
・欠陥住宅の疑いがある。
<中古戸建て>
・ボロい。
・まだ前のオーナーが住んでいるときに内覧したので隅々まで見れなかった。
・中古なのに高い。
<新築マンション>
・隣にビルが建ち、見晴らしが悪くなった。
・値段が高すぎること。
・狭かった。
<中古マンション>
・中古なので少し傷んでいる箇所がある。
・管理会社の対応が悪い。
・実際の生活と想像の違い。
今回の調査から、前年に続き、1年以内に購入された住宅種別は「新築戸建て」がトップであり、住宅購入者の半数以上が「自分(知人のアドバイスを含む)」で算出したことがわかる。また多くの人にとって、人生でいちばんの大きな買い物になり得る「住宅」。62%が予算内におさまったという一方で、38%が予算をオーバーしていることがわかった。
自身で算出すると、現在の年収から「賃料と同等であれば大丈夫だろう」という予測のもと安易に決めてしまいがちだが、支払いがギリギリの返済計画や予算オーバーは、のちのち起こるかもしれない家族構成の変化や事故や病気、怪我などの「想定外」に対応することができなくなってしまうかもしれない。
不動産仲介からリノベーション施工までをワンストップで手がける同社では、住宅購入時、自ら情報収集して決めた予算ではなく、ファイナンシャルプランナーなど、第三者から見た客観的な「安心予算」で購入することを推奨している。
また、「予算をオーバーした要因」の回答から、購入先や担当者との信頼関係も満足度に大きく関わることがわかる。購入者が安心して払い続けられる住宅予算を算出し、またその予算をしっかりと守り、中古の場合は建物の管理状況をしっかりとチェック。リフォームやリノベーションをする場合も、施工まで妥当性の感じられる会社を見つけ、信頼できる担当者と出会えるかどうかが、住宅購入の満足度を左右するのではないかと考えられる。
担当者に話を聞いてみた。
「(今回の調査の狙いは?)ゼロリノベは『大人を自由にすること』を目的にしています。中古住宅を活用し、物件価格をおさえることで『経済的不自由』や、リノベーションにより、万人向けに作られた『間取りの不自由』から解放し、『大人を自由にする住まい』を提供しています。住宅購入において経済的な不自由に陥らないようにするには、現在の収入や家賃から安易に算出された予算ではなく、各々のライフプランをもとに客観的に算出された『安心予算』での購入が重要であると考えます。今回は、住宅取得者がどのように住宅購入予算を算出したのか、またその予算で購入された住宅の満足度を把握するとともに、予算管理の重要性を発信することを目的に、調査を実施いたしました」
「(対象ユーザーは?)住宅購入を考える年代をはじめ、将来、住宅購入の可能性がある若年層や、取得済みであっても買い替えの可能性がある方です」
「(今回の調査の目玉は?)多くの方にとって『一生で一番大きな買い物』になりうる住宅の購入予算を、自分で決めた(『知人アドバイスをもとに』を含む)方が、62%ということ。『予算におさまった』という方が62%という結果でしたが、その予算が適正であったかどうかは誰にもわかりません。人生には事故や病気などの想定外がつきまといます。もし自分で決めた住宅購入予算が、支払いがギリギリの返済計画だった場合、想定外に対応できない可能性があります」
「(ユーザーへのメッセージは?)住宅購入時は、予算を守ることはもちろん、その予算が『安心予算』であることで、住宅ローンの返済でいっぱいいっぱいにならず、好きなことが楽しめる『豊かな人生』を送れるのではないかと考えます。この調査結果をきっかけに、自由な大人が増えることを願います」
※出典:ゼロリノベ調べ
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