M-1ファイナリストも登場!「よしもと漫才劇場8周年&森ノ宮よしもと漫才劇場2周年」記念記者会⾒レポ
東京ウォーカー(全国版)
2022年12月1日に、よしもと漫才劇場で「よしもと漫才劇場8周年&森ノ宮よしもと漫才劇場2周年記念記者会⾒」が行われた。
本会見は、2014年12⽉の開館から全国で活躍する若⼿芸⼈を育成する劇場として誕⽣した「よしもと漫才劇場」と、より多くの人に笑いを届けるべく2020年にオープンした「森ノ宮よしもと漫才劇場」の周年を記念して開催。当日は、会場に向かうことができない人たちも楽しめるようにと、よしもと漫才劇場の公式LINEアカウントとYouTubeで同時⽣配信も行われた。※オープニングアクトは配信なし。

1分間の「プチネタ披露」コーナーで会場大爆笑!
当日は記者会見だけでなく、芸人たちによるネタのお披露目も。「プチネタ披露」のコーナーでは、2022年に賞レースや各メディアで活躍した漫才劇場のメンバー(以下、マンゲキメンバー)が、前半6組、後半5組に分かれ、各1分ずつネタを披露するというもの。1分でも十分に楽しめる内容となっていた。
前半は「爛々」「kento fukaya」「ヘンダーソン」「紅しょうが」「さや香」「ビスケットブラザーズ」が登壇。トップバッターである爛々の萌々が「32歳と25歳の歳の差コンビです」と言うと、大国麗が「歳の差って大きい声で言うのやめてよー!」と“大きな声”で叫び、会場の笑いを誘った。勢いは続き、ビスケットブラザーズ・原田はすさまじい速度で舞台袖に飛び込むなど、早くも会場は爆笑の渦に。


続いて後半、「ドーナツ・ピーナツ」「天才ピアニスト」「カベポスター」「ニッポンの社長」「ロングコートダディ」が登壇した。最初は、ドーナツ・ピーナツのピーナツが扮する“自身の指1本ずつにキスをする人”というクセの強いキャラクターが、観客を大いに笑わせた。ほかにも、カベポスターの永見が「最近仕入れた噂話がある」と言い、それが口裂け女だったというボケに、すかさず浜田が「噂まわってくるの遅!みんな知ってるわ!」とつっこむなど、前半に引けを取らない掛け合いが見られた。


プチネタ披露が終わり、MCの令和喜多みな実・河野とNMB48・安部若菜から、12月10日(土)に開催される女芸人No.1決定戦 THE W 2022決勝戦と、12月18日(日)開催のM-1グランプリ2022決勝戦の告知が行われ、出場するマンゲキメンバーへエールが送られた。

東京2館から芸人4組が登壇!
続いて、2022年の総括として吉本興業 代表取締役副社長・上方漫才協会事務局長の奥谷達夫氏の挨拶。コロナ禍で劇場の来場者は減少していたが、2022年になってようやくコロナ以前の約8割の来場者数が劇場に戻ってきたと話し、「劇場の歴史は、芸人とファンの皆さまが培ってきた歴史です。これからも応援よろしくお願いいたします!」と意気込んだ。

その後、MCの河野と安部より、マンゲキ8周年キャンペーン「マンゲキハチキャン2022 ~笑い納めはマンゲキで!~」、「マンゲキ大晦日大祭典2022 ボケvsツッコミ!」、「オシャレ&ダサい芸人ランキング」の投票の募集という、3つのイベントの告知が。2023年1月9日(祝)に開催される「第八回上方漫才協会大賞」の概要も発表した。

その後は先ほどネタを披露したメンバーがステージに終結。さらに「ヨシモト∞ホール」と「神保町よしもと漫才劇場」の東京2館の代表芸人4組も登壇し、1分インタビューが行われた。ニッポンの社長の辻が開口一番、「キングオブコント ファイナリストじゃないですよ!準決勝1位です!」というボケをかまし、河野が「準決勝に順位あんの!?」とコントさながらのやりとり見せるなど、それぞれが会場を沸かせた。


神保町よしもと漫才劇場からは「令和ロマン」「ヨネダ2000」が、ヨシモト∞ホールからは「コットン」と「オズワルド」が登場。河野が「せっかく東京から来ていただきましたが、時間は同じく1分です!」と伝えると、4組からは「東京から新幹線で来たのに⁉︎」とツッコミの嵐。ヨネダ2000がよしもと漫才劇場8周年を記念して“8周回る謎のダンス”を披露すると、オズワルド・伊藤が「吉本興業創業110周年バージョン見せてもらっていい!?」と無茶振り。これには芸人・会場ともに大笑い。


質疑応答でも笑いが!?中田カウス氏の挨拶
記者会見も終盤。上⽅漫才協会⽂芸部部⻑・大池晶氏が登壇した。「最近はより斬新でおもしろい漫才が見られるようになってきました」と、昨今の漫才技術の向上を喜んだ。さらに「話術を磨く時代になってきている」と話し、「これからは演技力が求められる」と今後の漫才業界の課題を語った。

続いて、上⽅漫才協会会⻑・中田カウス氏の挨拶。「最近の劇場は、高齢者の人から小学生の団体までさまざまな来場客で賑わっている」と話した。また、小学校では芸術鑑賞会の場としてよしもと劇場が選ばれることも多いそうで、「芸人のほうが緊張していますね!」と笑顔を見せた。

質疑応答では「吉本の伝統をどう見ているか?」という質問に対し、中田氏は「よしもと漫才劇場は誕生からわずか8年でこれだけ時代を変える存在になりました」と、劇場の成長をうれしそうに話す。一方で、「吉本劇場はまだまだ進化していけると思います。そういう意味ではピカチュウに近い」とロングコートダディ・堂前がボケると、ほかのマンゲキメンバーも次々と「ピカチュウはライチュウになれる」「サトシはカウス師匠で!」と畳み掛けるようにボケを連発した。

さらに中田氏が「逆に記者の方に質問したい人は?」と芸人たちに聞くと一同総ツッコミ。しかしその後、芸人たちからは「外で待機するとき用のお気に入りのコートとか持ってるんですか?」など、質疑応答すらもいつの間にかコントと化していた。それぞれが真摯に、時におもしろおかしく応対し、最後は中田氏が「このたびは会見にお越しいただき、ありがとうございました!」と締めくくった。

取材・文=西脇章太(にげば企画)
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