【第2回】現役20周年!ホークス・五十嵐亮太投手、“マッチの涙”にもらい泣き!
九州ウォーカー
福岡ソフトバンクホークスにおいて、年長者の見地からチームを支える五十嵐亮太投手。そんな右腕がプロ生活20年を振り返った時に、もっとも思い出に残っている場面とは一体何なのか。

――一番印象深いシーンを挙げるとすれば?
「手術もしたし、アメリカにも行ったし、いろいろありましたからね…。そのなかでも、ホークス入団後、2014年の優勝は思い出深いですね」

――ヤクルト時代の優勝(2001年)とは、また違いました?
「当時は若かったですが、14年の優勝(※)では完全に主力だったし、何よりシーズン後半、本当に苦しかったんですよ。球場に向かう車の中で、早くシーズン終わらないかな、早く優勝決まらないかなと思っていました。それが、最後の最後までもつれましたからね。その苦しさが全て報われた瞬間たるや…。あんな喜びは初めてでしたね。優勝が決まって松田(宣浩選手、通称マッチ)が泣き崩れたシーンが印象的で、今でもあの光景を思い出すとジーンときちゃいます」

――プロ20年目、ホークスでは最年長選手です。長く現役を続けてこられた秘訣って何でしょう?
「ヤクルト時代、古田(敦也)さんにすごくかわいがってもらって、移動中のバスやロッカールームで、いろんな話を聞かせてもらいました。なかでも『プロ野球選手に一番大切なのは、怪我をしないこと』という言葉がすごく心に響いたんです。確かに一流選手はシーズン通して試合に出ているし、それを何年も続けているなと。怪我をしないって、当たり前のことだと思いがちだけど、その大切さに気付かされました。以来、怪我しないためには今、何をすべきか、ということを常に考えて取り組んでいますね。プロの真剣勝負なんで、防げない怪我はあります。それでも、『怪我をしないために』と、意識し続けることが今に繋がっていると感じますね」

次回は、17年シーズン前半戦の好調の秘訣“メンタルコントロール”について迫る。7/4(火)の配信をお楽しみに!【九州ウォーカー編集部/取材・文=近藤耕平、撮影=山辺 学】
(※)シーズン終盤、オリックス・バファローズと激しいリーグ優勝争いを繰り広げた。優勝の行方は、オリックスとの直接対決となる最終戦にまでもつれこみ、延長10回裏に松田選手がサヨナラ打を放ったことで、3年ぶりのリーグ優勝を果たした
近藤耕平
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