介護士の実態を調査!ポジティブなギャップ第1位は「やりがいがある」
東京ウォーカー(全国版)
レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する介護業界に特化した人材支援サービス「きらケア」が、全国の介護士や介護事業所に勤める採用担当者を対象に調査を実施。介護士の職業や雇用の実態を「きらケア介護白書2022」としてレポートにまとめた。
介護職員になって感じたポジティブなギャップ第1位は「やりがいがある」

「介護職に就く前に持っていたイメージ」と「実際に介護職に就いてからの現実」にギャップがあったかを調査した結果、「かなりあった」が 27.2%、「少しあった」が 39.9% と、7割弱が「ギャップがあった」と回答。

介護職員になってから感じたギャップのポジティブな意見としては、「やりがいがある」が34.2%と最も多く、次いで「自分に向いている」が25.6%、「残業がほとんどない」が14.6%と続く。

現在の職場に就職、転職した理由は「希望の勤務地で働けるから」が28%で最も多く、次いで「なんとなく」が19.5%、「希望通りの時間で働けるから」が18.2%。

経験年数別では、3年未満の人は勤務地や給与、福利厚生、休日などの条件面が決め手となった方が多いのに対し、長期間働いている人は「なんとなく」という回答も多い。しかし、職場への満足度別に見ると、「なんとなく」を選んだ人は職場への不満度が高い傾向が見られた。


約8割の介護職員がこれからも「働き続けたい」と回答
「介護職員をこれからも続けたいか」という質問には、78.3%の方が「そう思う」と回答。経験年数を重ねるにつれて、介護の仕事を続けたいという思いは強まっていく傾向にあるようだ。

介護事業所における介護職員の過不足状況は、「不足している」と「やや不足している」という回答が84%を占めており、ほとんどの介護事業所で人手不足が課題となっていることがわかった。





コロナ禍であらためて注目が集まったエッセンシャルワーカー。高齢化が進む日本で、介護は特に人手不足が深刻な分野だが、現在働いている多くの人が働き続けたいと思っていることがわかった。
【調査概要】
・調査目的:介護士・介護事業所の実態把握
・集計期間:2022年9月22日~2022年10月4日
・調査方法:インターネット調査
介護職員側調査
・有効回答者数:2145名
・調査対象:18歳~69歳男女
・男女内訳:男性804名、女性1341名
介護事業所側調査
・有効回答者数:501名
・調査対象:介護事業所に勤める採用担当
・男女内訳:男性366名 女性135名
文=伊藤めぐみ
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