メイド・イン・ジャパンのオーダースーツの店が神戸に誕生
関西ウォーカー
6月15日(木)、神戸市中央区に高級オーダーメイドスーツの店「NIKKE1896」がオープンする。これは日本毛織株式会社とニッケテキスタイル株式会社がプロデュースするオーダーメイドスーツ専門ブランドショップの第1号店で、日本毛織株式会社の創業120周年を記念し、この店名がつけられた。
店舗は同社の本店ビル2階にあり、落ち着いた大人のムードが漂う。ターゲットとする顧客層は本物志向の30代ビジネスマンなどで、ステイタスにふさわしい、ジャストサイズで自分好みのスーツを作ることができる。価格帯は10万円程度から。
商品は原料から縫製まで国内で一貫プロデュースする。原毛はニュージーランド産100%にこだわった。
商品ブランドは「マフホゲット」「マフエターナル」「ブラックマフ」の3つ。中でも注目はマフホゲット。「ホゲット」とは生後6か月から13か月の羊のことを指し、マフホゲットはここまで成長した羊が生まれて初めて刈り取る羊毛だけを使用した高級スーツ。原毛はハリとコシがあり、きめ細やかな光沢としなやかな手触りの生地を実現した。希少な羊毛を使用するため、こちらは30万円以上の価格で提供する。
店内には原料からスーツのことまで熟知した「スーツソムリエ」が常駐し、生地やスタイル、コーディネートなど様々なアドバイスや提案をしてくれる。
開店前の6月13日にはオープニングセレモニーも行われ、ニッケテキスタイル株式会社の麻河典生社長は日本の繊維産業、特にウール産業の復活復権を目指し「ウールジャパン」を提唱。「創業の地で繊維産業に寄与したい」と意欲を燃やす。また、来賓としてあいさつに立ったネスレ日本の高岡浩三CEOは「きょうのために仕立てた」というNIKKE1896のスーツに身を包み「自分の体にぴったり合うのはもちろんだが、何といっても着心地が抜群」と絶賛した。
近代洋服発祥の地・神戸に誕生したオーダーメイドスーツの店。あらためて、メイド・イン・ジャパンのよさに目を向けてみたい。
【関西ウォーカー編集部/ライター鳴川 和代】
鳴川和代
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