鈴木京香や広瀬アリスがヒロインいじめ!? 「わろてんか」大阪編出演者発表
関西ウォーカー
6月16日(金)、大阪市中央区のNHK大阪放送局で、平成29年度後期連続テレビ小説「わろてんか」の新たなキャストが発表された。「わろてんか」は京都の薬種問屋のお嬢様として育ったてんが、笑いを愛する北村藤吉とむすばれ、やがて「笑いの都」を築いていく物語。
今回発表になったのは10月4週目から放送される大阪編の出演者。ヒロイン・てんが夫となる北村藤吉と出会った後で、藤吉の実家で大阪船場の老舗米問屋「北村屋」が舞台となる。今回は新たな登場人物7人のうち、広瀬アリス、大野拓朗、藤井隆、鈴木京香の4人が登壇した。
連続テレビ小説初出演となる広瀬アリスは娘義太夫のスターで、てんの夫・藤吉に恋する秦野リリコを演じる。てんと藤吉のなかを邪魔しようと、たびたびひっかきまわす役で、広瀬は「(てんを演じる)葵わかなさんと初めて会って、こんなかわいらしい子をいじめるのか、と思うと、心が痛い。でも気合十分です」と意欲満々。
大野拓朗は「しゃべくり漫才」を生んだ男・キース役で、前野朋哉演じるアサリとコンビを組んで古い万歳を革新していく。役で使用する素通しの眼鏡を持参し、指を通して見せるなど、すでにお笑い芸人の雰囲気を身にまとい始めている大野。「撮影が終わるころには完璧な大阪人になって、おもしろくなれれば」と語るが、出演を機に新たな境地が開けるかもしれない。
芸人として、俳優として活躍する藤井隆は「まったく面白くない芸人」の万丈目吉蔵を演じる。本来とは正反対の役どころだが本人は「このままでいいから安心」と自虐的。藤井を抜擢した後藤高久チーフプロデューサー(CP)は「万丈目吉蔵役は一番難しい役どころ。あえて藤井さんにお願いした」と語る。枝元萌演じる妻の歌子とはケンカが絶えないが、そのやり取りが面白いといわれ、やがて夫婦漫才として花開く…かもしれない。
かつて「君の名は」でヒロインを演じた鈴木京香は藤吉の母で、北村商店のご寮さん(ごりょんさん)、北村啄子(つえこ)に扮する。商売に厳しく、芯の通った船場のご寮さんだ。姑役は初めてという鈴木だが「かなりイケズに(てんを)いびるかも。てんちゃんのお手本になる人として一生懸命やっていきたい」と意欲的。姑としててんにかける言葉を聞かれて「よう、おきばりやす」と船場言葉で答え、すでに船場のご寮さんぶりを発揮していた。後藤CPは「京都時代のてんは厳しい父親を乗り越え、大阪で厳しいご寮さんを乗り越えていく。かなりきつい姑で、鈴木さんに受けてもらえるかどうか心配だったが、台本を読んで快く引き受けてくれた」と裏話を明かした。
そのほか、大阪編では芸人を寄席に派遣する太夫元の寺ギン役で矢野・兵動の兵動大樹が出演する。
大阪編の出演者らは7月のロケから撮影に合流する。「わろてんか」の放送は10月2日(月)から。
【取材・文=関西ウォーカー編集部 鳴川和代】
鳴川和代
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