新「灼熱まぜそば」の辛さやいかに?三田製麺所“灼熱祭り”実食レポ
東京ウォーカー(全国版)
今年も三田製麺所に、“灼熱”の夏がやってきた。7年前にスタートして以来、激辛マニアを魅了し続けている夏の風物詩「灼熱祭り」。夏至の6月21日から9月末まで、“激辛”を凌駕する“灼熱”と銘打った夏季限定メニューを提供する。

今年は累計15万食を販売する「灼熱つけ麺」(並・中・大860円、特大960円)に加え、三田本店・池袋西口店・六本木店・恵比寿南店・有楽町店・北新地店の6店舗限定で「灼熱まぜそば」(並930円、大980円)が新発売。どれほどの辛さなのか気になった記者は、「我こそは」と名乗りを上げた男性スタッフ2名と共に、メディア向け試食会へ足を運んだ。

“灼熱”の辛さの秘訣は、特製ラー油と灼熱スパイスのダブル使いにある。灼熱スパイスは、唐辛子、ハバネロ、ハラペーニョの辛味成分を独自に調合。同店の担当者は「辛さの中にある旨味をぜひ味わってほしいと思います」とアピールする。
辛さのレベルは「灼熱つけ麺」「灼熱まぜそば」共に、1辛・2辛・3辛・極限の4段階から選択可能。目安として、「灼熱つけ麺」の1辛は通常メニューの「辛つけ麺」の4倍、極限は12倍の辛さとのこと。ここですでに怖気づいていた記者だったが、新発売の「灼熱まぜそば」はさらに辛く、1辛で6倍、極限に至っては16倍という驚きの数字が飛び出した。

激辛グルメを食べ慣れていない記者にとって、16倍などという辛さは恐怖でしかない。まずは様子を見てみようと、「灼熱つけ麺」の1辛をパクリ。確かに刺激的ではあるが、火を噴くほどの辛さではなく、旨味も感じられるため箸が進む。だが、半分ほど食べたところで徐々に辛さが蓄積され、ついには鼻水まで垂れてきた。

「これでは極限までたどり着けない…」と悟った記者は、普段から辛い物を好んで食べているというA氏に「灼熱つけ麺」の極限を託した。A氏は初めこそ辛さに衝撃を受けた様子だったものの、「慣れてくるとクセになる」と箸が止まらない。額に汗を滲ませながら、気付けばペロリと完食していた。

次はその勇姿を目の前で見ていたK氏が、「灼熱まぜそば」の極限にトライ!運ばれてきた段階では、そこまで辛そうな印象は受けない。意外と大丈夫かも?と思いながら混ぜてみると、“極限の灼熱”が、本来の姿を現した。激辛スープが麺に絡み、スパイスの香りが鼻をジリジリと刺激してくる。

「いただきまーす!」と真っ赤な麺を口に運ぶと、一瞬にしてむせ返るK氏。泣き笑いの表情を浮かべながら果敢に2口目に挑み、コメントしようとするも、またしてもあまりの辛さに撃沈。放心状態になっていたK氏に、少し落ち着いたところで感想を尋ねてみると、「卵を混ぜた分、味に深みが増しておいしいです。でも辛い…」と涙目で話していた。

だが、“灼熱”はまだこれでは終わらない。「灼熱まぜそば」には無料で「割りめし」が付いてくるのだが、さらなる“灼熱”を味わいたければ「灼熱専用割りめし」に変更することもできるのだ。この「灼熱専用割りめし」、ご飯の上に乗っている茶色の粉は、一瞬魚粉のようにも見えるが、激辛スパイス以外の何物でもない。「逃げ場がなくなります」と、同店の担当者は不敵な笑みを浮かべる。

すでに口の中に辛さが充満していたK氏は「ご飯が辛いのか、口の中が辛いのかわからない」と、ただひたすら辛さに耐えるしかない様子。食べ終えた後も「口の中が辛くて舌のやり場がない」と訴えていたが、最後は「少し痩せた気がします」と、どこか清々しい表情で話してくれた。
辛さの中にある絶妙な旨味が、次の一口へと巧みに誘う「灼熱つけ麺」と「灼熱まぜそば」。その魅力は、きっと食べた者にしかわからない。まだ未体験という激辛マニアは、この夏ぜひお試しあれ!【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】
水梨かおる
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