せなけいこさんの絵本「おばけのばあ」は0歳から読んで!成長ぶりが目に見えてわかる

東京ウォーカー(全国版)

X(旧Twitter)で
シェア
Facebookで
シェア

1969年に絵本作家デビューを果たしてから、小さな子を夢中にさせている、せなけいこさん。ロングセラーを続ける「ねないこだれだ」(全4冊で発表された「いやだいやだの本」のうちの1冊)はあまりにも有名!和紙や色画用紙のほか、素敵な柄の包み紙も駆使して紡ぎ出されるちぎり絵作品は、世代を超えて愛されている。

「おばけのばあ」(定価968円)

そんなせなさんが、絵本作家50周年の節目に描き下ろした作品が「おばけのばあ」。ストーリーはシンプルでわかりやすい。ちょっとこわくて愛嬌たっぷりのおばけが、“いない いない ばあ”遊びに飛び入り参加するお話だ。驚く子供を追いかけるおばけは、とてもうれしそう!

せなさんの描く“おばけ”は、小さな子供たちの大好物。はじめはそのかわいさに強く惹かれ、やがておばけの概念を理解し始めると、「ちょっとこわい」と反応が変わる。そして「こわいけど見たい」とおそるおそるページをめくるようになり、「おばけはこわいけど、この絵本はこわくない」、「このおばけが大好き」と、段階を経て捉え方が変化していく。赤ちゃん向けでありながら、長い期間、子供の成長を見つめながら楽しめるのも特徴だ。

KADOKAWA児童書ポータルサイト「ヨメルバ」には、「おばけのばあ」を作っているせなさんを撮影した「せなけいこが絵本作家デビュー50周年に描き下ろした絵本『おばけのばあ』紹介動画」が公開されている。
動画の中でせなさんは、下絵の線からハサミがずれてもおかまいなしで、迷いなくおばけを作り出していく。「そのほうがおばけがいきいきするの」と語り、「学校で習ったようにやっちゃいけないの。みんなひとりずつ違うんだから、あなたはあなたのおばけを作ればいいのよ」とつぶやく。せなさんは何気なく発してくれただけかもしれないけれど、この言葉は、赤ちゃんや子供だけでなく、学校へ通い、やがて社会に出て、さらには親になってからも覚えておきたい金言。おばけの個性を大事にするのと同じように、自分や周囲の個性も大事に育てていきたいものだ。

「おばけのばあ」は、まだ指使いのつたない乳幼児でもめくりやすいボードブック仕様。角も丸いので安心して読める。全国の書店やインターネット書店にて販売中。

(C)KADOKAWA CORPORATION 2023

この記事の画像一覧(全1枚)

キーワード

テーマWalker

テーマ別特集をチェック

季節特集

季節を感じる人気のスポットやイベントを紹介

いちご狩り特集

いちご狩り特集

全国約500件のいちご狩りが楽しめるスポットを紹介。「予約なしOK」「今週末行ける」など検索機能も充実

お花見ガイド2025

お花見ガイド2025

全国1300カ所のお花見スポットの人気ランキングから桜祭りや夜桜ライトアップイベントまで、お花見に役立つ情報が満載!

CHECK!2025年の桜開花予想はこちら CHECK!河津桜の情報はこちら

花火特集

花火特集2025

全国約900件の花火大会を掲載。2025年の開催日、中止・延期情報や人気ランキングなどをお届け!

CHECK!全国の花火大会ランキング

CHECK!2025年全国で開催予定の花火大会

おでかけ特集

今注目のスポットや話題のアクティビティ情報をお届け

アウトドア特集

アウトドア特集

キャンプ場、グランピングからBBQ、アスレチックまで!非日常体験を存分に堪能できるアウトドアスポットを紹介

ページ上部へ戻る