【福岡】豚骨王国で勝負する旨い新星ラーメン店5選

いまや日本を飛び出て、海外でも受け入れられている食文化、“豚骨ラーメン”。その本場・福岡では、毎年、豚骨だけで100軒前後がオープンしており、生き残っていくには確かな味を世に送り出すのが至上命題となっている。そこで今回は、急先鋒として名乗りを挙げる最新5軒を紹介。ガツンとくる豚骨フレーバーから、泡スープ、あっさり屋台系まで、ジャンル豊かなラインナップをチェックしよう！

ほんわか甘味系豚骨がグッド!「博多らーめん ちゃんぽん ひるとよる」

豚骨ラーメンとちゃんぽんを翌3:00まで楽しめる麺酒場が、2017年5月17日、大名に誕生した。店主は、福岡で一、二を争う行列店「Shin-Shin」で修業を重ね、ベースの味を継承しつつ、麺に改良を加えるなど独自の工夫をこらす。手包みで作る餃子、焼き飯、麻婆豆腐など、サイドメニューの完成度も高い。

［博多らーめん ちゃんぽん ひるとよる］福岡県福岡市中央区大名2-2-41 / 092-713-2008 / 11:00～15:00、18:00～翌3:00(LO2:30) / 日曜休み

“黒豚泡ぶく豚骨”を堪能「金田家 博多本店」

ラーメンスタジアムを卒業した「金田家(かなだや)」が、2017年4月29日、博多座裏に路面店をオープン。行橋の店舗同様、大量な黒豚の豚骨を強火で砕きながら炊き込み、丁寧に漉し、しっかりと攪拌することで生まれる泡ぶくスープが最大の持ち味だ。麺がスープを“持ち上げる”ほどの重厚さがありながら、細かい泡により、口当たりは軽い。プリプリのエビが入るセットの餃子も、外しがたい一品だ。

［金田家 博多本店］福岡県福岡市博多区下川端町10-4 / 092-262-8600 / 11:00～15:00、17:30～24:00(LO23:30)、金曜・土曜11:00～15:00、17:30～24:30(LO24:00)、日曜11:00～18:00(LO17:30) / 不定休

長浜の人気屋台が路面店へ「長浜 満月」

長浜屋台の実力派が、屋台そのものを店内に入れ込んだ路面店へと業態を変え、2017年6月17日に同じエリアでリスタートを切った。カウンターにテーブル席を加えた34席があり、屋台時代は出すことの難しかった刺身も楽しめるように。ラーメンは豚の頭骨、まる骨を炊き込み、ラードを抑えたあっさり長浜系。ラーメンのチャーシューは豚肩ロースで、この肉を煮込む際に使う醤油ダレが元ダレの基本になる。

［長浜 満月］福岡県福岡市中央区長浜2-5-5 港ビル1F / 080-3963-1105 / 18:00～翌3:00(LO2:00) / 不定休

糸島小麦の麺と、スープの絡みを味わって「糸島ラーメン ゆうゆう 今宿店」

2017年4月20日、前原中央で人気の「糸島ラーメン ゆうゆう」が今宿エリアに2号店を開業。ラーメン専用の小麦「ラー麦」のなかでも糸島産にこだわって作る自家製麺が特徴だ。豚骨100％のスープは濃厚で、まろやかな甘味を感じられる。そのほか、麺の旨味をダイレクトに堪能できる、まぜ麺や氷をはった“ラーソーメン”風の夏メニューも見逃せないところ。

［糸島ラーメン ゆうゆう 今宿店］福岡県福岡市西区今宿東1-6-18 パチンコエルグラン今宿店駐車場内 / 092-805-8587 / 11:00～22:00(LO) / 水曜休み

名店の味を受け継ぐニューフェイス「元祖赤のれん雄ちゃん」

博多区・那珂に2016年11月、「元祖赤のれん雄ちゃん」が登場した。大名にある博多ラーメンの重鎮「節ちゃん」で17年の修業の末、暖簾分けを許された大将が営む。丸2日かけて煮込む豚骨スープは、豚頭、豚皮、ラードを煮込んだもの。そこに細平麺を合わせると、どっしりとした濃厚さがたまらない一杯が完成する。チーズが入る大ぶりの餃子もあわせてオーダーしよう。

［元祖赤のれん雄ちゃん］福岡県福岡市博多区那珂3-22-27 / 092-412-5557 / 11:00～15:00、17:00～23:00(LO)、日曜11:00～20:00(LO) / 不定休

次々に新しい店がオープンするソウルフード、豚骨ラーメン。「まだ知らない味に出合いたいけれど、食べて外したくはない…」と悩んだ時は、今回のイチオシ5軒にまずはチャレンジしてみて！【九州ウォーカー編集部】

九州ウォーカー編集部