まいどおおきに！杉咲花やで！「メアリと魔女の花」大阪イベントにファン2500人集結

米林宏昌監督の最新作「メアリと魔女の花」(7月8日公開)の公開を記念し、6月28日（水）グランフロント大阪 うめきた広場にてスペシャルトークイベントが開催。本作で声優を務めた杉咲花、神木隆之介、米林宏昌監督が登場すると、集まった2500人の観客から歓声が上がった。

本イベントは、FM802「on-air with TACTY IN THE MORNING」の公開ラジオ収録を兼ねて開催されたもの。杉咲が「まいど、おおきに！」と関西弁で挨拶をし、雨を心配していた神木は「晴れてよかったですね。みんなのパワーのおかげ。好きやで」と観客に愛を伝えると、悲鳴のような歓声が起きた。

『思い出のマーニー』に続き、米林監督の作品に出演することになった杉咲。主人公・メアリの声を担当することが決まったときのことを振り返り「『ギョッ』って声が出て。食堂にいた人みんなが振り返るぐらい声を出してしまいました」と恥かしそうに告白。続けて「もう一度（米林監督と）ご一緒できることがなにより嬉しかったです」と米林監督との再ダッグを喜んだ。

神木は、杉咲のアフレコが終了後、少年・ピーターの声を吹き込んだと話し「花様に甘えるように声を入れました。花様は大変ですよ、何もない状態でやっていますから」と杉咲を労うと、すかさず杉咲は「私は神様の声を想像しながらやらせていただいただけなので」と謙遜。お互いを「花様」「神様」と呼び合う2人を観客は笑いながら見守っていると、神木が「内緒ね、神ってことは」とジョークを飛ばした。

米林監督は「杉咲さんは笑うとき、“イヒ”って笑うんですよね。その笑い方を聞いたとき、メアリは彼女でいけると思いましたね」と杉咲の笑い方が起用の決め手になったと話した。それを受けて杉咲は、自身の名前とタイトルにもある「花」という漢字に触れ「花って漢字の中の“イヒ”ってあるんですよ」と茶目っ気に明かすと会場は大爆笑。「私、イヒの運命なんですよ」と話すと、観客のさらなる笑いを誘った。

最後に本作について神木は「観てよかったなと思える作品になった。保証します！」と力強くアピール。杉咲も「メアリの姿を見て、きっと心を揺さぶられるものがあると思う。大切な人と観てほしい」と自信をのぞかせた。

【関西ウォーカー編集部/ライター山根 翼】

山根翼