「飛び抜けた才能を持っていたわけじゃない」、香川真司が明かすMYSELF
東京ウォーカー(全国版)
「よく勘違いされてしまうんですけど、僕は本当に、子どもの頃から飛び抜けた才能を持っていたわけじゃないんです」
ドイツのドルトムントに所属するサッカー日本代表の香川真司が、少年時代のエピソードを明かした。株式会社KADOKAWAが6月15日(木)に発売した「MYSELF 香川真司」(税別1200円)に掲載されている。

香川の魅力が、オールカラーの96ページに詰まった一冊でのロングインタビュー。「サッカーに関しては、ごくごく普通のレベルでした。純粋に大好きで、町の中ではちょっとだけ上手い子という感じ」と、自身の小学生時代を振り返った。
各年代別代表に選出され、日本代表デビューは19歳のとき。サッカーの本場であるヨーロッパのトップリーグでも、堂々たるプレーを見せている。
「小学校の頃も、中学校の頃も、高校生の頃も、周りには自分より上手い選手が常にいました」
日本のトップ選手としては意外なエピソードと言えるが、「そういう選手と自分を比較してテンションが下がってしまったり、『俺はもうアカンな』と落ち込むことは一度もなかった」とも続ける。
「逆に、負けを認めたくない、絶対に負けたくないという気持ちのほうが強くて、そういう気持ちが努力するためのモチベーションになっていた気がします。いや、『認めたくない』というのはちょっと違うのかな。認めるんだけど、負けたくない。『いまはおまえのほうが上かもしれないけど、いつか絶対に追い抜いてやる』と、いつもそう思っていました」
現在の姿は、少年時代から抱いていた強い意志を証明するかのようでもある。インタビューでは、自身の口からこれまでを振り返り、「子どもたちのために、何かできることを――。」という次世代への思いまで語られる。
「周りに騒がれるような選手でもなければ、Jリーグのアカデミーで育ったエリートでもない」
「だからこそ、子どもたちには『誰にでも可能性はある』ということを伝えたいですよね。サッカーの世界は、エリートだけが上に行ける世界じゃありません。夢を見続けることができれば、才能にかかわらず、必ずチャンスがやってくる。僕はそう思うんです」
「MYSELF 香川真司」では、「キャプテン翼」作者の高橋陽一氏からの熱いメッセージなども収録。同じ日本代表の背番号10番を着用したジュビロ磐田監督の名波浩氏、少年時代の恩師、専属トレーナー、同級生が見た、それぞれの「シンジ」像も明かされる。【ウォーカープラス編集部】
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