【漫画】揺れる恋心、自由すぎる発想…高校生たちの“わちゃわちゃ”を描いた4コマ漫画「東遊高校の日々」が尊い!【作者に聞いた】

東京ウォーカー(全国版)

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高校生といえば青春真っ盛り。ちょっとしたことで大笑いしたり、今となってはくだらないことで盛り上がったり、誰かが気になってみたり……大人になって振り返ると、些細な出来事の数々を“尊く”感じるかもしれない。そんな悲喜こもごもあふれる高校生たちの日常を描いた4コマ漫画「東遊(とうゆう)高校の日々」がpixiv(ピクシブ)で投稿され、人気を博している。

片想い相手の怜が涙…!どうする、俺!?(東遊高校の日々「#29 続・気持ちの温度差」より)画像提供=★薄荷堂★

作者は「★薄荷堂★(はっかどう)」さん。細やかで丁寧な絵柄が印象的な創作漫画を投稿する★薄荷堂★さんに、本作が生まれたきっかけや、創作上のこだわりについて話を聞いた。

自分でも続いてびっくり。発作的に始めた創作漫画の目標は大きく「100話」!

過去、何度か漫画を描こうとしてみたことはあったという★薄荷堂★さん。しかし「根気も技術もなく続かなかった」のだそう。2023年5月現在、「東遊高校の日々」は80話を超えており、このことには自分でも驚いているんだとか。

「椿いづみ先生の『月刊少女野崎くん』や和山やま先生の『女の園の星』が好きで、愛読していたところ、発作的に自分も学園物の漫画を描いてみたくなったんです。元々、小さなペンタブレットは持っていたので、フリーのペイントソフトでとても軽い気持ちで描き始めました。4コマ漫画にしたのは、飽きっぽい自分でも、コマ4個分の絵なら描けるだろうと考えたからです。それを1話ずつ繋げてシリーズにすればストーリーも作れるんじゃない、という単純な思いつきでした。目標は大きく、100話にしました」

描いたら誰かに見てもらいたくなるのが創作者の常というもの。思い切ってpixivに投稿したところ、徐々に読者が増えていった。

「最初はほとんど見てもらえなかったけれど、それでも10話、20話…と続けていると、ぽつぽつ『おもしろいね』とコメントをくださる方が現れて、うれしくて調子に乗って今に至ります。流行りの絵や、洗練された絵は描けないので、サムネイル画像を開いてもらえないんじゃないかと心配していましたが、思い切ってアップロードしてみてよかったです」

軽音楽部とブラスバンド有志が体育祭入場曲を演奏することに。編曲と指揮を担当する数山くんがサビのソロに任命したのは、なんと電子楽器のオタマトーン!新しい時代はシュールなものになりそうだ。「#64 不安」画像提供=★薄荷堂★


東遊高校は私服通学ができる私立校だが、モデルとなった学校があるのだろうか?

「完全に創作である東遊高校ですが、自分の高校時代の遠い記憶を手繰り寄せて描く部分が多いので、それがモデルといえるかもしれません。例えば、私服通学がOKなところとか、体育祭などのイベントに生徒たちが熱心なところとか。自分は体操部だったので、その時の体験を作中に入れたりもしています。でも、先生たちのあだ名についての話を描いた時、『あるある!』と共感したコメントをいくつもいただいたので、古今東西、どこでも高校生の本質はみんな似たような感じなのかな、と思いました」

群像劇とあって多くの登場人物がいる。キャラクターを考える作業は★薄荷堂★さんにとって楽しい工程なんだそう。しかし、増えすぎて薄荷堂さん自身でもわからなくなってしまい、一覧表を作る事態に。

美少女でモデルのゾーィちゃんは、★薄荷堂★さんのお気に入りキャラ。普通の高校生ではありえないエピソードも彼女なら似合うので、話を考えるのも絵を描くのも楽しいんだそう。「#4 山田君のファム・ファタル」画像提供=★薄荷堂★


「大体の登場人物は創作当初から考えていました。細かい設定までは詰めていなくても、『○○が得意な子がいるとおもしろいな』というようにぼんやりとですが決めていました。回数を進めていくうちに、キャラクターが勝手に思わぬ方向に進んでいくこともありますね。例えば、五十嵐さんというおしとやかな女子が出てくるのですが、最初はただ茶道部のお嬢様キャラとして考えていたのに、後から、男子アイドルマニアだったり、BL好きっぽかったり、だんだんと濃いキャラになっていきました。アイドルの話のネタを思いついて、どのキャラクターを登場させようかなと考えた時に、これは五十嵐さんしかいないという感じでピタッとはまるんです。そうするともう最初からそういう子だったとしか思えなくなりました。キャラクターのモデルはいろいろなパターンがあります。実際に私が出会った人たちをモデルにして個性やエピソードを膨らませて作った子もいれば、憧れの有名人の外見に似せてみたり、まったくゼロから考えたりもしています。例えば鍛治くんは私の中学で人気者だった実在の先輩がモデル。ゾーィちゃんに無理めな恋をする地味な山田くんは、一から考えたキャラクターです。元々登場させるつもりではいましたが、軽音部員たちは途中で増やしたキャラクター。彼らはほぼ全員、好きなミュージシャンのルックスや雰囲気をモデルにしています」

★薄荷堂★さんは「画力の関係でちっとも似ていませんが」と謙遜するが、キャラクターのビジュアルモデルを想像しながら読んでみるのもおもしろそうだ。

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