成城石井の新業態!大阪に誕生した「成城石井 BAKERY」のパンを食べてみた

東京ウォーカー(全国版)

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大阪にオープンした「成城石井 BAKERY」

成城石井といえば、海外から直接輸入する食材や、自社のセントラルキッチンで作られる惣菜やスイーツなどが人気のスーパーマーケット。上質な商品が並び、店内を見ているだけでも楽しくなる。そんな成城石井で人気のあるジャンルの1つ、パン・ベーカリーの専門店「成城石井 BAKERY」が4月20日、大阪にオープン。どんなラインアップなのか、実際に食べてみた。

成城石井が持つ仕組みをフル活用した新業態

【写真】新しくここにしかないパンを販売する

成城石井には自家製商品が多数ある。その中でも人気が高く、魅力的だと感じる人が多いのが「パン・ベーカリー」。セントラルキッチンで熟練の職人たちが作る自家製パンや、自社輸入したフランス産の生地を焼き上げたパンなど、専門店のような豊富な商品がそろう。そんな成城石井のパンに特化したのが今回オープンした「成城石井 BAKERY」。成城石井のパンを扱う専門店ではなく、ここにしかないパンを販売する新しい業態だ。

「成城石井 BAKERY」の外観

成城石井には直営の「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO」がある。成城石井の商品調達力を活かし、世界中から厳選した上質なワインや食材を中心に提供するワインバーで、旬の食材を取り入れたさまざまなメニューが味わえる。2013年に東京・麻布十番にオープン以来、横浜、恵比寿、渋谷などに店舗を増やし、今回、「成城石井 BAKERY」と同時に7店舗目となる大阪・京阪モール京橋店がオープンした。「成城石井 BAKERY」のパンは、この「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO」全店のメニューを手掛けるシェフとセントラルキッチンのパン職人が共同開発している。

オーブンで焼き上げる様子

「成城石井 BAKERY」のパンには3種類の生地を使用している。ひとつは店舗で粉からこねて焼き上げるスクラッチ製法で仕込んだ生地。食パンやバゲットなどを作っている。もうひとつがセントラルキッチンでパン職人たちが仕込んだ生地。これはマフィンやメロンパンなどに使われる。そして、フランスから自社輸入した成形生地でクロワッサンやクイニーアマンなどを作っている。この3種の生地を使い分けることができるのも成城石井ならでは。自社でセントラルキッチンや直輸入の仕組み、飲食業態など、さまざまな機能を持ち合わせているからこそ、多彩なラインアップをコストパフォーマンス高く提案できるという。

さまざまな食材を使ったバラエティ豊かな品ぞろえ

「成城石井 BAKERY」で販売するパン

また、成城石井ならではなのが自社輸入の食材を使った商品や、成城石井で長く関係のあるメーカーとのコラボ商品があること。例えば、「トリュフ香る塩バターロールパン」(205円)は、成城石井の店舗でも販売している「ジュリアーノ・タルトゥーフィ ホワイトトリュフオイル缶」と「ジュリアーノ・タルトゥーフィ トリュフ入り ゲランドの塩」を使用している。また、成城石井と長く取引のある京都の老舗豆専門店「北尾」の「京丹波大納言ゆであずき」を使用した「京丹波大納言と黒豆の塩バターあづきパン」(388円)などもある。

「トリュフ香る塩バターロールパン」

実際に食べてみると「トリュフ香る塩バターロールパン」は手にしたときからトリュフの芳醇な香りが感じられ、噛んだ瞬間に鼻の奥まで香りが広がっていく。生地はもっちりしていて噛むたびにトリュフが感じられ、程よい塩味と相まっておいしく食べられる。

「京丹波大納言と黒豆の塩バターあづきパン」

「京丹波大納言と黒豆の塩バターあづきパン」はまったく違う食感のしっとり柔らかい生地に黒豆がたっぷり練り込まれていて豆の風味がしっかりと味わえる。中のフィリングは「京丹波大納言ゆであづき」。上品でやさしい甘さが生地とマッチしていて、絶妙な甘じょっぱさが個人的にかなり気に入った商品。

「ごろっと黒毛和牛と7種野菜と10種スパイスの焼きチーズカレーパン」

ほかにもおすすめしたいのが「ごろっと黒毛和牛と7種野菜と10種スパイスの焼きチーズカレーパン」(431円)。「Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO」で生じる黒毛和牛の端材などを活用し、セントラルキッチンで作る自家製カレーフィリングを合わせ、黒毛和牛を後のせしたコスパのいいカレーパン。チーズをトッピングして再度焼くことでチーズが溶けてパンの表面はサクサクに。パン1個が1つの料理のように食べたときの満足感が高い。カレーパン好きにはぜひ食べて欲しい一品だ。

「カリフォルニア産レーズン50%ぶどうパン」

日常的に食べる食パンやバゲットもこだわりが詰まっていて、成城石井で販売しているチーズやハム、スプレッドなどと合わせて楽しむのもいい。個人的に気に入ったのは、限界までレーズンを巻いて成形したレーズンだらけの「カリフォルニア産レーズン50%ぶどうパン」(215円)。50%となっているが体感的にはもっとレーズンまみれな印象。満足感がハンパない。

パンだけではない!自家製焼き菓子にも注目

「72時間熟成した生地を銅型で焼き上げたバニラ香る自家製カヌレ」

さらに「成城石井 BAKERY」では焼き菓子も販売。中でもおすすめが「72時間熟成した生地を銅型で焼き上げたバニラ香る自家製カヌレ」(323円)。なかなか長い名前だが、こだわりが詰まっているのがよくわかる。これはセントラルキッチンのパティシエが監修したレシピで作られているのだが、店舗で毎日粉から作っていて表面のサクッとした食感が特徴。中のしっとりした食感とラム酒とバニラの風味がクセになる。気軽に手を伸ばしたくなるカヌレだ。

「田辺農園バナナとクーベルチュール(カカオ分58%)チョコマフィン」

また「田辺農園バナナとクーベルチュール(カカオ分58%)チョコマフィン」(323円)は、自社輸入したフランスの老舗チョコレートメーカー「セモア社」のクーベルチュールと、成城石井の店舗でも人気の田辺農園のバナナを組み合わせた逸品。見た目のインパクトも大きいが味も抜群。バナナの甘さにカカオ分58%のクーベルチュールのほろ苦さがマッチしていて、しっとりした生地とのバランスがいい。食べ応えもあるので、おやつや軽食におすすめだ。

「成城石井 BAKERY」のこだわりが詰まったパン

成城石井が新しくスタートさせた「成城石井 BAKERY」。全国でもトップクラスのパン消費量を誇る大阪に1号店をオープンさせたが、状況を見ながらほかのエリアでの展開も検討するそう。成城石井の店舗では味わえないこだわりのパンが身近で楽しめるようになって欲しい。

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