【トマト好き必見】前菜からデザートまで!何から何までトマトづくしのランチブッフェを食べてみた
東京ウォーカー(全国版)

東京・品川にある「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」は、アクセスのよさとラグジュアリーな雰囲気が人気のホテル。そんなホテルの26階にあるレストランでトマトをテーマにしたランチブッフェがあると聞き、トマト好きには見逃せないと、さっそく食べに行ってきた。
国産にこだわり、日本の生産者を応援する取り組み

「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」のレストラン「イタリアングリル メロディア」では、7種類の中からメインディッシュを選び、前菜とデザートをブッフェスタイルで楽しめる「ヴィヴァーチェ」を提供している。今回食べられるのは「ランチブッフェ トマト・ヴィヴァーチェ」。トマトを使ったメニューの数々を楽しめるランチだ。

天井が吹き抜けになった開放的な空間は、それだけでテンションが上がる。テーブルにはメニューが置かれていて、まずメインディッシュを選ぶ。このメインディッシュが問題で、基本トマトを使ったメニューではあるが、あまりにもそれぞれが違い過ぎて選ぶのに迷いまくる。上から下まで何度も見て悩んだ挙句、今回は「焼きチーズ スカモルツァ グリーントマト&ズッキーニのソテー トマトコンフィソース」をチョイス。

メインディッシュをオーダーしたら、いよいよブッフェタイム。まずは前菜・アンティパスティをチェック。料理の一部に、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」が直接仕入れている千葉県旭市のトマト農園「石井ファーム」のトマトが使われている。

「石井ファーム」では1年を通して温度管理されたハウスでトマトを栽培。トマトの成長状況をデータ管理し、その時々の状態に合わせて手をかけ、ハウスの状態を管理したり、不要な葉をカットしたり、細やかで丁寧な栽培を行っているそう。
そんな大切に大切に育てられたトマトでも、ヘタが取れるだけで規格外になってしまい、一般に流通されなくなってしまうという。今回はそうした規格外トマトをホテルで購入し、メニューに活かしている。ランチブッフェを食べることで、おいしいものを無駄にしない取り組みの一端に関われているようでちょっとうれしく感じる。
前菜にもデザートにも変身!見た目もカラフルな万能野菜

最近ではスーパーやデパートなどでもトマト売場は結構広く、さまざまな色や形、大きさ、糖度の異なるトマトが並ぶようになった。価格の幅も広く高価なものもあるが、1年中手に入り比較的身近な食材という印象。だが、実際に食べるとなると家庭ではサラダやパスタといった定番な食べ方が主流ではないだろうか。それが、やはりホテルのブッフェともなれば、さまざまな楽しみ方を提供してくれる。

ということで、気になったアンティパスティを盛り合わせた。石井ファームのトマトをはじめ、「シトラス風味サーモンマリネ トマトセビーチェソース」、「ジュノベーゼ風味のトマトと魚介のマリネ」、「ポークハム トマト&ケッパー&オリーブ&エシャロット マンゴー&ラベンダーソース」など。肉や魚介、ほかの野菜と合わせたメニューばかりでトマトが主張しているものもあれば、味のアクセントになっているものもある。

何でもかんでもトマトの味になっているわけではなく、料理ごとに“トマト感”が違ってメリハリがあるので、いろいろ食べたくなる。フレッシュなそのままのトマトも色によって味わいが変わり、食べ比べられるのは楽しい。

ということで、さまざまなアンティパスティとデザートを取ってみた。どれもおいしそうで、見た目も華やか。見るからにトマトを感じるものと、彩りのアクセントになっているもの、一見しただけではわかりにくいものといろいろ。

なかでも個人的に気に入ったのは「夏トマトのガスパッチョ」、「シトラス風味サーモンマリネ トマトセビーチェソース」。ガスパッチョは冷たいスープとしてはメジャーなほうだが、なかなか飲む機会がない。トマトの風味が暑い日にさっぱりさせてくれる。サーモンマリネは前菜でも王道。トマトやキュウリなど小さくカットした野菜の食感が、今の時期にも食べやすくしてくれる。

一見トマトの存在に気づきにくいが、「ドライトマトとパイナップルのキッシュ」もかなりおすすめ。トマトのフルーティーな一面が楽しめる。

ここでメインディッシュが登場。こちらは見るからにトマトのオンパレードなプレート。ソテーしたトマトやトマトコンフィソースなど、トマトの魅力が詰まっている。スカモルツァと一緒に食べるとチーズの旨味が加わって、さらにおいしく感じられる。トマトは生でもおいしいが、加熱することで水分が適度に飛ぶからか旨味が凝縮され、酸味がまろやかになって甘味が際立つ。

トマトが中心だと思っていたが、これだけいろいろ食べていくとおなかも満たされる。満腹になる前にデザートに突入。デザートの中でイチオシはグラスに入った「トマトのパンナコッタ レモングラスのジュレ」。トマトとパンナコッタの相性がいいという発見。これは別腹でおかわりしたくなる。

ブッフェスタイルということもあり、アンティパスティからメイン、デザートまで、心ゆくまでしっかりトマトを味わいつくすことができた。とにかくトマトの持つポテンシャルの高さを再認識し、満足しかない「ランチブッフェ トマト・ヴィヴァーチェ」。ぜひトマトの魅力を体験してみよう。
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