アスペルガーとは知らぬまま…「変な奴」から「おもしろい人」へと鬼畜コーチの評価が急上昇【漫画の作者に聞く】
アスペルガー症候群(自閉スペクトラム症)と診断されたご主人とのちょっとユニークな日常生活をInstagramで発信している、ちくわさん(
@chikuwa_bloger
)。ご主人からの衝撃的なカミングアウトからそれを受け入れて結婚に至るまでを描いた著書 「好きになった人はアスペルガーでした」から一部抜粋・編集し、近年関心が高まる「大人の発達障害」のリアルや向き合い方、対策などを紹介していく。
今回のテーマは「この人…おもしろいかも!?」。昇進を機に、体力づくりのためテニススクールに通い始めたちくわさん。だが、担当テニスコーチ(のちのご主人)は容赦ないスパルタ指導で失礼な言動も多く、第一印象は最悪。それはアスペルガー症候群の特性によるものなのだが、ちくわさんは知るよしもない。そんな中、ふとしたきっかけでちくわさんはコーチに好印象を持つようになる。
「この人…おもしろいかも!?」
生来の負けず嫌いで、コーチのしごきも見事克服したちくわさん。そんなある日、コーチから「人手が足りない」と別のレッスンに誘われる。待ち合わせ場所に行ったちくわさんはコーチに驚愕。エンジン音を吹き鳴らしながら、ボロボロでド派手な改造バイクで現れたからだ。ちくわさんは「やっぱり変な人」と思いつつも、食事に誘われることに。











朝マックをごちそうになったちくわさん。だが、コーチは何も語らず、ただ無言でハンバーガーをむさぼるだけ。その豪快過ぎる食べっぷりを見て「この人は、人前で着飾るのが嫌いな人なのかも」と興味を抱く。
ある日、スクール生との雑談の中で、コーチが持つ何色ものサングラスの話題が出た。ちくわさんが「(その中でも)黄色が好き」と言ったことを小耳にはさんだコーチがとった行動とは…。