生で体感!豊橋市発祥の「手筒花火」をららぽーと豊洲で放揚
東京ウォーカー(全国版)
アーバンドック ららぽーと豊洲は、7月15日(土)19時より、豊橋市発祥の「三河伝統手筒花火」を放揚するイベントを開催する。手筒花火を都内で見ることができる唯一の特別イベントだ。

三河伝統手筒花火は、450年以上の歴史を持つ、伝統の手筒花火。竹筒に火薬を詰めた花火を人が抱えて揚げ、10m以上の炎を吹き上げる。この手筒花火の発祥は豊橋市の吉田神社であると言われている。本来、祭礼時に神前で奉納されるもので、豊橋市内では多くの地域で放揚されおり、年間4000人以上が手筒花火を揚げている。

手筒花火は「自分の手筒は自分で作る」という昔からの風習に習い、揚げ手が約1か月を費やして自らの手筒を作っている。竹林へ手筒花火に適した竹を取りに行くところから、竹の節を取り除く「節抜き」、噴出口を作る「鏡入れ」、筒に荒縄を巻く「繩巻」、そして火薬を詰める「手筒込み」まで、すべての工程を自分の手で仕上げていく。

火が付いた手筒を揚げ手が抱えると、筒から吹き上がる火柱が夜空をめがけて舞い上がる。その高さは10メートル以上にも及び、豪快な火柱が一瞬で夜空を彩る。手筒から吹き上がった火柱は、火の粉となって滝のように流れ落ち、無数の火の粉が揚げ手に降り注く様には、他の花火にはない迫力と美しさがある。

手筒花火の火薬が強さを増しながら燃焼していき、 筒の中の圧力が最大となったとき、「はね粉」と呼ばれる火薬に火が付き、豪快な音を轟かせながら、筒の底が抜けて揚げ手の足元で爆発する。その時の轟音と揚げ手の足元に広がる炎が、手筒花火の最大の特徴だ。

豊橋市では、9月9日(土)に手筒花火のイベント「炎の祭典」が開催される。最大23本の手筒花火の一斉放揚やプロ和太鼓集団「志多ら」による迫力ある演奏のほか、打ち上げ花火や仕掛け花火など、花火を存分に楽しむことができる。
7月15日(土)にららぽーと豊洲で開かれるイベントは、都内で、唯一手筒花火を生で楽しむことができるイベントだ。この機会に、 勇壮な手筒花火の迫力を体感し、夏休みには、豊橋市の花火イベントにも足を運んでみてはいかが。きっと夏休みの思い出になること間違いなし!【ウォーカープラス/藤井もか】
藤井もか
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